最終更新日:2025/09/05

私は頑張りに対して報酬を受け取りました。

編集履歴(0)
元となった辞書の項目

reward

名詞

〈U〉〈C〉《...に対する》報酬, お礼《for ...》 / 〈C〉《...に対する》報奨金《for, of ...》

このボタンはなに?

私は頑張りに対して報酬を受け取りました。

このボタンはなに?
解説

1. 基本情報と概要

単語: reward

品詞: 名詞(可算名詞)、動詞としても用いられる

意味(英語): A benefit or return for doing something, often as a form of recognition or thanks.

意味(日本語): 「報酬」や「ご褒美」を意味し、何か良い行いや成果に対して与えられる対価や褒賞というニュアンスの単語です。

この名詞は、「誰かの努力や功績、行為に対して、お礼や成果として与えられる報酬やお礼の品、または金銭的な謝礼」を表す場面で使われます。日常会話からビジネスまで幅広く使われ、相手をねぎらう・認める意図が感じられる言葉です。

活用形


  • (名詞形) reward / rewards

    例: a reward, two rewards


  • (動詞形) to reward (~に報いる、~に報酬を与える)


    • 現在形: reward / rewards

    • I reward you. / He rewards the employees.

    • 過去形: rewarded

    • She rewarded her team for their hard work.

    • 現在分詞・動名詞: rewarding

    • Rewarding someone for their cooperation is important.

    • 過去分詞: rewarded

    • They have been rewarded for their achievements.


他の品詞への変化


  • 形容詞形: rewarding(報われる、やりがいのある)

    例: Teaching can be a very rewarding career.

CEFRレベルの目安


  • B1(中級): 日常的な話題や、具体的な物事に関する文章で比較的よく見かける単語。


2. 語構成と詳細な意味

「reward」は、歴史的に古フランス語の「reguarder」(見返りに与える、報いる)に由来するとされ、「re-(再び)+ warder(見る)」が組み合わさった形に近いと考えられています。そのため主に「行いに対する返礼・見返り」という意味合いをもっています。

代表的な派生語


  • rewarding (形容詞): 報われる、やりがいのある

  • unrewarded (形容詞): 報いを受けていない

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. financial reward(金銭的な報酬)

  2. monetary reward(お金としての報酬)

  3. a generous reward(気前の良い報酬)

  4. reap the rewards(報酬を得る/成果を得る)

  5. reward system(報酬制度)

  6. a well-deserved reward(十分に値する報酬)

  7. get a reward for something(~に対して報酬を得る)

  8. seek a reward(報酬を求める)

  9. offer a reward(報酬を提供する)

  10. reward loyalty(忠誠心に報いる/報酬を与える)


3. 語源とニュアンス


  • 語源: 中英語(Middle English)の “reward” は、古フランス語 “rewarder” に由来し、“re-” + “guarder” (to guard, watch) の系統とされます。そこから「何かを見返して与える・報いる」という意味が生まれたと考えられています。

  • ニュアンス: 「努力や行動の結果・見返り」としてポジティブなイメージがあり、人のモチベーションを高める手段としてよく使われます。カジュアルな場面でもフォーマルな場面でも使用可能です。

口語でも文章でも場所を選ばずに使われやすい単語で、特にビジネスシーンや学術シーンで「インセンティブ」「成果報酬」のような意味合いで用いられることもあります。


4. 文法的な特徴と構文


  • 名詞として: 可算名詞 (a reward, rewards)

    “I received a reward.”(報酬を受け取った)

    “They offered me two rewards.”(2つの報酬を提供された)


  • 動詞として: 他動詞

    “The company rewarded him for his dedicated service.”(会社は彼の献身的な貢献に報酬を与えた)


一般的な構文やイディオム


  • reward someone for something: “She rewarded her children for good behavior.”

  • reward one’s effort/work: “The teacher rewarded the students’ hard work.”

  • just deserts (rewards): 「当然の報い(報酬/結果)」というイディオム(ややフォーマル・文語的)

使用シーンに応じた特徴:


  • ビジネスの場面ではフォーマル。上司から部下への褒賞に関するEメールなど。

  • カジュアルでも、「I’ll reward you with some candy if you help me.」(ちょっと手伝ったらキャンディあげるね)のような表現が可能。


5. 実例と例文

日常会話での例文(3つ)


  1. “I found a lost wallet, so I got a small reward from the owner.”

    (落とし物の財布を見つけたら、持ち主からちょっとしたお礼をもらったよ。)


  2. “If you finish cleaning your room, I’ll give you a reward.”

    (部屋の掃除を終わらせたら、ご褒美あげるよ。)


  3. “She always rewards her dog with treats after a trick.”

    (彼女はいつも芸をした後、犬におやつをあげて報酬としているよ。)


ビジネスシーンでの例文(3つ)


  1. “Our company’s reward system encourages employees to exceed their targets.”

    (当社の報酬制度は、従業員が目標を超えるよう促す仕組みです。)


  2. “We decided to reward the whole team for achieving record sales this quarter.”

    (今期の最高売上を達成したので、チーム全体に報酬を与えることを決めました。)


  3. “A financial reward can be an effective motivation tool in performance reviews.”

    (パフォーマンス評価の際、金銭的な報酬は効果的なモチベーション手段になり得ます。)


学術的・専門的な文脈での例文(3つ)


  1. “Many psychological studies suggest that instant rewards can reinforce certain behaviors.”

    (多くの心理学研究は、即時的な報酬が特定の行動を強化する可能性があると示唆している。)


  2. “The study examined how dopamine levels respond to different reward stimuli.”

    (その研究は、さまざまな報酬刺激に対してドーパミンレベルがどのように反応するかを調査した。)


  3. “Reward mechanisms are central to understanding motivation in behavioral economics.”

    (行動経済学においては、報酬の仕組みがモチベーションを理解する上で重要な位置を占める。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. prize(賞、賞品)


    • 「賞」として与えられるもの。イベントやコンテストで勝った時にもらうイメージ。

    • 例: “He won a prize for his painting.”


  2. award(授与する、賞を与える)


    • 公式に審査・選考の上で与えられる「賞」。

    • 例: “She was awarded a scholarship.”


  3. compensation(補償、報酬)


    • 仕事の対価として支払われる給与や、損害に対する埋め合わせなど。

    • 例: “He received compensation for his injuries.”


  4. benefit(利益、恩恵)


    • 金銭だけでなく、健康・名誉など広い意味での恩恵。

    • 例: “One benefit of exercise is better mental health.”


  5. incentive(誘因、報奨金)


    • 人に行動を起こさせる動機付けのための報酬。

    • 例: “The bonus is offered as an incentive to meet sales goals.”


反意語


  • punishment(罰)


    • 「報酬」とは逆に、望ましくない行為に対して与えられる「罰」。



7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA:


    • 米英: /rɪˈwɔrd/

    • 英英: /rɪˈwɔːd/


  • 強勢(アクセント): “re-WARD” のように第2音節に強勢があります。


  • アメリカ英語とイギリス英語の違い: イギリス英語では “-ward” の部分がやや長めの “ɔː” 音。アメリカ英語では “wɔr” がやや丸い発音になります。


  • よくある間違い: “re-word”(言い直す)と混同しないように注意。“re-WARD” と “re-WORD” では意味が大きく異なります。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “reward” は “rewards” と複数形で使われることも多いが、語尾は “-ward” を忘れないように。

  • 同音異義語との混同: “award” と混同しがち。 “award” は公的・正式な授与の色合いが強く、“reward” は広く報酬一般を含むイメージ。

  • 試験対策: TOEICや英検などでは、ビジネス文書や記事におけるモチベーションやインセンティブの話題で頻出する。 “reward system,” “financial reward” などの表現が問われやすい。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「re + ward」で「再び見守った結果、与えるもの」と覚えるとイメージしやすいかもしれません。

  • “reward”は“rewind(巻き戻す)”の“re-”と同様、“戻ってくる・返す” のニュアンスを持ち、行動の「見返り」と考えると覚えやすいです。

  • スペリングで “re-ward” と分割して考えると “re” と “ward” を一緒にしやすいため、スペルミス防止にもなります。

覚えるときに、「努力を“再び”みて、それに対して“報いる”」というストーリーを心に留めておくと印象に残るでしょう。

意味のイメージ
reward
意味(1)

〈U〉〈C〉(…に対する)報酬,お礼,ほうび《+for+(do*ing*)》

意味(2)

〈C〉(…に対する)報奨金,礼金《+for(of)+

意味(3)

《複数形で》(…の)価値《+of+(do*ing*)》

基礎英単語(NGSL)/ 例文 / 英訳 / 選択問題

編集履歴(0)

ログイン / 新規登録

 

アプリをダウンロード!
DiQt

DiQt(ディクト)

無料

★★★★★★★★★★