最終更新日:2025/10/20

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元となった辞書の項目

respond

動詞

返事する / 反応する / ...であると答える

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解説

以下では、動詞「respond」について、できるだけ詳細に解説します。


1. 基本情報と概要

英単語: respond

品詞: 動詞 (Verb)

活用形:


  • 現在形: respond

  • 過去形: responded

  • 過去分詞形: responded

  • 現在分詞形: responding

意味(英語):

To say or do something as a reaction to something that has been said or done.

意味(日本語):

「返事をする」「応じる」「対応する」などの意味を持ちます。誰かに何かを言われたり何かが起こったりしたときに、それに対して言葉や行動で反応することを指します。日常のちょっとした会話からビジネス上のやりとり、メールの返信など幅広い場面で用いられます。

他の品詞になったときの例:


  • response (名詞): 「返答」「応答」

  • respondent (名詞): 「回答者」、法律用語では「被告人」の意味もある

  • responsive (形容詞): 「即応性のある」「よく反応する」

CEFRレベル目安: B1(中級)

会話や文章で頻繁に登場し、ある程度英語に慣れた人なら使いこなしやすい単語です。


2. 語構成と詳細な意味


  • 接頭語 (re-): 「再び」「返して」などのニュアンス。

  • 語幹 (spond): ラテン語の “spondere” に由来し、「約束する」「答える」という意味を持ちます。

「respond」は「再び答える・応じる」という感覚から、何かに対して反応するという意味を表します。

関連単語・派生語


  • response (名詞)

  • respondent (名詞)

  • responsive (形容詞)

  • responsibility (名詞; “respond” + “-ibility” → 「応答する義務」→「責任」)

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)


  1. respond quickly → 速やかに対応する

  2. respond immediately → 即座に返信・対応する

  3. respond to a question → 質問に答える

  4. respond positively → 前向きに反応する

  5. respond with laughter → 笑って応じる

  6. respond in kind → 同じやり方で対応する

  7. fail to respond → 返信しない、応じない

  8. respond to criticism → 批判に対応する

  9. respond effectively → 効果的に対応する

  10. respond to treatment → 治療に反応する(医学的文脈)


3. 語源とニュアンス

語源:

「respond」はラテン語の “respondēre” (re + spondēre) に由来し、「返事をする」という意味です。


  • re: 「再び」「返す」

  • spondēre: 「約束する」「答える」

ニュアンスや使用時の注意


  • 「respond」は比較的フォーマルからカジュアルまで幅広く使えます。

  • 日常会話だけでなく、ビジネスシーンや学術論文、論説などでも常に使われる汎用性の高い単語です。

  • ただし「reply」という単語よりも少しフォーマルな響きがある場合があります。メールや手紙では「respond」は自然ですが、口頭で友達同士の場合は「answer」「reply」もよく使われます。


4. 文法的な特徴と構文


  • 自動詞・他動詞の使い分け

    「respond」は主に自動詞として使われ、目的語がある場合は “respond to + 目的語” の形をとります。

    例: I responded to his email. (× I responded his email.)


  • よく使うパターン


    1. respond to + 名詞


      • 例: Please respond to my question.


    2. respond with + 名詞(具体的な反応内容を示す場合)


      • 例: She responded with a smile.


    3. respond by + 動名詞(どのように反応したか)


      • 例: They responded by issuing a formal apology.


    4. respond that + 文


      • 例: He responded that he would look into the matter.



  • フォーマル・カジュアルの度合い


    • ビジネスやオフィシャルな場面でよく使われます。

    • 友人同士でも使われますが、よりカジュアルな場では “answer” や “reply” も使われます。



5. 実例と例文

(1) 日常会話での例文


  1. “I sent her a message, but she hasn’t responded yet.”

    (メッセージを送ったけれど、まだ返信がない。)


  2. “How should I respond if he asks about my plans?”

    (彼が私の予定について聞いてきたら、どう答えたらいいかな?)


  3. “He responded really quickly when I asked for help.”

    (助けを求めたら、すごく早く返事してくれたよ。)


(2) ビジネスシーンでの例文


  1. “Could you please respond to the client’s email by the end of the day?”

    (今日中にクライアントのメールに返信していただけますか?)


  2. “We need to respond promptly to customer complaints.”

    (顧客からのクレームには迅速に対応する必要があります。)


  3. “They responded with a counteroffer during the negotiation.”

    (交渉の途中で、先方は対案を提示してきました。)


(3) 学術的な文脈での例文


  1. “Participants were asked to respond to a series of survey questions.”

    (被験者には一連のアンケート質問に回答してもらいました。)


  2. “The measured data indicate how cells respond to external stimuli.”

    (測定されたデータは、細胞が外部刺激にどのように反応するかを示しています。)


  3. “Researchers responded by conducting further experiments to validate the findings.”

    (研究者たちは、その発見を検証するためにさらに実験を行うことで対応しました。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. answer (答える)


    • 「respond」よりも口語的。質問に対して直接答える場合に多用。


  2. reply (返事をする)


    • 「respond」と近い意味だが、メールやメッセージなどに対して「返事をする」とややカジュアルに使う場面が多い。


  3. react (反応する)


    • 物理的・感情的な反応を強調。具体的にどういう行動を取ったかというより、感情的な動きを示す場合に用いる。


反意語 (Antonyms)


  1. ignore (無視する)

  2. remain silent (沈黙を守る)

「respond」は何らかのアクションや返答をする意味なので、その逆は「無視する」「反応しない」「黙ったままでいる」となります。


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA:


    • イギリス英語: /rɪˈspɒnd/ (リスポンド)

    • アメリカ英語: /rɪˈspɑːnd/ (リスパーンド)


  • アクセントは第二音節「-spond」のところに置かれます。

  • よくある間違いは、語尾の「d」を発音しないで “respon” のように言ってしまうこと。また、日本語で「レスポンス」などとカタカナ発音する影響で、アクセントの位置がずれることがあります。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. 前置詞の使い分け

    “respond” は通常 “to” がつくことに注意 (“respond the email” は誤り)。

  2. スペルミス

    “respond” の “res-” を “resp-” と書き始める際に、一部の学習者が “responde” や “responed” のように打ち間違える場合があります。

  3. 同音異義語との混同

    “response” (名詞) との混乱。動詞と名詞ではスペリングとアクセントがやや異なるので注意。

  4. 試験対策

    TOEIC やビジネス英会話の問題で「to をつけるかどうか」などがよく問われます。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「re + spond」→「再び答える」のイメージを思い出す。

  • メールの “Reply” ボタンを思い浮かべると、一緒に “respond” の用法もセットで覚えやすい。

  • 「応答する」→「response (返事)」も合わせて思い出せば、スペルと意味の関係もわかりやすくなる。


以上が、動詞「respond」の詳細な解説です。質問やシーンに応じて、うまく「respond」を使ってみてください。

意味のイメージ
respond
意味(1)

(…に)返事をする,応答する《+to+

意味(2)

(…に)反応する,応じる(react),好反応を示す《+to+(do*ing*)》

意味(3)

(牧師の言葉に対して)応唱する

意味(4)

《respond+that節》〈…である〉‘と'答える,応答する

基礎英単語(NGSL)/ 例文 / 英訳 / 選択問題

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