最終更新日:2025/11/03

明確な目標を設定することは成功を達成するために重要です。

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元となった辞書の項目

objective

名詞

〈C〉目標,目的 / 目的格

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明確な目標を設定することは成功を達成するために重要です。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: objective

品詞: 名詞(※形容詞としても使われることがありますが、ここでは名詞に焦点を当てます)

CEFRレベルの目安: B2(中上級)


  • B2(中上級): ある程度複雑な話題を理解し、専門的・抽象的な議論にも取り組めるレベル。

意味


  • 英語: 「objective」は「目標」「目的」という意味です。

  • 日本語: 「目標」「目的」という意味です。


    • たとえば、「特定の行動を達成するために設定されるゴール」を指します。「仕事やプロジェクト、学習などで『何を達成したいか』を明確にしたもの」というニュアンスです。


活用形


  • 名詞の場合、可算名詞としてobjectives(複数形)となります。


    • 例: We have several key objectives this quarter. (今期は重要な目標がいくつかある。)


他の品詞形


  • 形容詞: objective(客観的な、事実に基づいた)


    • 例: an objective viewpoint (客観的な視点)


  • 副詞形(派生語): objectively (客観的に)

  • 派生名詞: objectivity (客観性)


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 接頭語: なし(“ob-”が付いているように見えますが、語源的には「object」の派生形です)

  • 語幹: “object” (目的・対象を示す)

  • 接尾語: “-ive” (形容詞を作る接尾語ですが、名詞としての用法も定着しています)

関連性・派生語


  • object: 名詞「物・対象」、動詞「反対する」

  • objective (形容詞): 「客観的な」

  • objectivity: 「客観性」

  • objective (名詞): 「目標・目的」

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. set an objective ⇒ 目標を設定する

  2. achieve an objective ⇒ 目標を達成する

  3. clear objective ⇒ 明確な目標

  4. long-term objective ⇒ 長期的な目標

  5. short-term objective ⇒ 短期的な目標

  6. primary objective ⇒ 主要な目標

  7. strategic objective ⇒ 戦略的目標

  8. specific objective ⇒ 具体的な目標

  9. meet the objective ⇒ その目標を満たす

  10. define objectives ⇒ 目標を定義する


3. 語源とニュアンス

語源


  • 「objective」は、ラテン語の “objectum”(前に投げ出されたもの)から派生した “object” に “-ive” が付加された形です。中世ラテン語 “objectivus” の流れから英語に入ったといわれています。本来「対象となるもの」というニュアンスがあり、それが「達成すべき対象=目標」を表すようになりました。

ニュアンスと使用上の注意


  • 「objective (名詞)」は「purpose」や「goal」に比べて、よりフォーマルかつ計画的、戦略的に設定された「目標」を指すニュアンスがあります。

  • ビジネスや軍事、学問など、計画を立てて行動するような文脈で多用されます。

  • 個人的な「夢」よりは、プロジェクトや授業、仕事における明確な「到達点」に近い言葉です。

  • フォーマルな場面や文章でよく使われますが、日常会話でも「具体的な目的がある」と言いたいときに使われます。


4. 文法的な特徴と構文


  • 名詞としての可算・不可算: 「objective (名詞)」は可算名詞です。


    • × We have many objective.

    • ○ We have many objectives.


  • 主にフォーマルな文脈で使用: ビジネスレポート、プレゼンテーション、学術的な論文など。

  • 一般的な構文例


    1. 主語 + have + 形容詞 + objective(s)


      • We have ambitious objectives to expand globally.


    2. 主語 + 動詞 + objective(s) + to-不定詞 / that-節


      • My objective is to improve the workplace environment.

      • His objective is that everyone learns the new process by Friday.




5. 実例と例文

日常会話での例文(3つ)


  1. “I’ve set a new fitness objective to run 5 kilometers without stopping.”


    • (新しくフィットネスの目標を立てて、休まずに5キロ走るつもりなんだ。)


  2. “My main objective this weekend is to finish cleaning the garage.”


    • (今週末のいちばんの目標はガレージの掃除を終わらせることなの。)


  3. “Do you have any objectives for your summer vacation?”


    • (夏休みに向けて何か目標はある?)


ビジネスシーンでの例文(3つ)


  1. “Our primary objective for the quarter is to increase sales by 15%.”


    • (今期の主な目標は売上を15%伸ばすことです。)


  2. “We need to define clear objectives before starting the new project.”


    • (新プロジェクトを始める前に、明確な目標を定義する必要があります。)


  3. “By setting concise objectives, the team can remain focused on what matters.”


    • (簡潔な目標を設定することで、チームは重要なことに集中できます。)


学術的な文脈での例文(3つ)


  1. “The study’s objective was to analyze the impact of social media on consumer behavior.”


    • (この研究の目的は、ソーシャルメディアが消費者行動に与える影響を分析することでした。)


  2. “One of the main objectives in this research is to uncover potential biases in the data.”


    • (本研究の主な目標の一つは、データに潜むバイアスを明らかにすることです。)


  3. “The objectives were clearly stated at the beginning of the dissertation.”


    • (論文の冒頭で目標が明確に提示されました。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語(Synonyms)


  1. goal (ゴール)


    • 一般的な「到達点」「目的地」。objectiveよりカジュアルな印象。


  2. aim (狙い)


    • 行動の方向性を示す。少し抽象的・広範囲。


  3. purpose (目的・意図)


    • 「なぜそれをするのか」という動機づけに近いニュアンス。


  4. target (ターゲット)


    • 具体的に数値を伴うことが多い。ビジネスやマーケティングで使用される。


反意語(Antonyms)


  • subjective (主観的な)


    • 名詞としての反意語は直接的にはありませんが、形容詞で比較する場合には「客観的(objective)↔ 主観的(subjective)」が対比されます。



7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA: /əbˈdʒɛk.tɪv/(アメリカ英語), /əbˈdʒek.tɪv/(イギリス英語)

  • アクセントの位置: “-jec-”の部分に強勢

  • アメリカ英語とイギリス英語の微妙な違い


    • アメリカ英語: /əbˈdʒɛk.tɪv/(ʒɛk のように「ジェック」)

    • イギリス英語: /əbˈdʒek.tɪv/(dʒek の発音の母音がやや短い)


  • よくある間違い: 「objecctive」のように c を重ねてスペルミスするなど。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “objactive” や “objectve” などと誤記する。

  • 形容詞「objective (客観的な)」との混同に注意:


    • 例: We need to remain objective.(形容詞・客観的)

    • 例: Our objective is clear.(名詞・目標)


  • TOEICなどの試験での出題傾向:


    • ビジネスシーンでの「目標設定」「プロジェクト計画」の文脈で頻出。

    • 単語の区別(「goal」「purpose」「target」など)を問う問題が多い。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「object(対象)」に「-ive」が付く → 「狙いを定める対象」のようにイメージすると覚えやすいです。

  • 「目標」という意味と「客観的な(objective)」という意味の両方を持つので、「目標を設定するときは客観的視点も大事」とリンク付けて覚えると便利です。

  • スペリングは「object + i + v + e」で意識して声に出して練習するとミスを減らせます。


以上が、名詞としての “objective” の詳細な解説です。ぜひ学習や仕事での目標設定に活用してみてください。

意味のイメージ
objective
意味(1)

対物レンズ

意味(2)

目標,目的

意味(3)

(文法で)目的格

基礎英単語(NGSL)/ 例文 / 英訳 / 選択問題

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