最終更新日:2025/10/21

政府は市民の権利を保護するために取り組んでいます。

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元となった辞書の項目

civilian

【名/C】(軍人・警官などに対して) 一般市民,民間人,文民 / 【形】民間の, 一般市民の / (武官に対して)文官の

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解説

1. 基本情報と概要

英単語: civilian

品詞: 名詞・形容詞

意味(英語)


  • (名詞) A person who is not a member of the military, police, or firefighting forces.

  • (形容詞) Relating to or characteristic of non-military life.

意味(日本語)


  • (名詞) 軍隊や警察などに所属しない一般市民、民間人のこと。

  • (形容詞) 軍隊や官公庁ではなく、民間生活や民間部門に関する、「民間の」という意味。

「軍人ではなく民間人を指すときに使われる単語です。あるいは民間の立場や状況を表したいときにも使われます。」

活用形


  • 名詞: civilian (単数), civilians (複数)

  • 形容詞: civilian (変化なし)

他の品詞例


  • もともと“civilian”は名詞・形容詞の両方で使えますが、同じ語根を持つ関連語として、たとえば “civil” (形容詞: 市民の、民事の) などがあります。

CEFRレベルの目安: B2(中上級)


  • よくニュースや専門記事などで目にするため、中上級レベルの単語です。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • civil: 「市民の、民間の」を意味するラテン語由来の要素

  • -ian: 「〜の人」「〜に関わる人、こと」を意味する接尾辞

派生語や類縁語


  • civil (形容詞): 市民の、文民の

  • civic (形容詞): 市政の、市民としての

  • civilization (名詞): 文明

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. civilian population(民間人の人口)

  2. civilian life(民間での生活)

  3. civilian casualties(民間人の死傷者)

  4. civilian sector(民間部門)

  5. civilian government(文民政府)

  6. civilian clothes(私服)

  7. civilian workforce(民間人の労働力)

  8. civilian status(民間人としての身分)

  9. safe for civilians(民間人にとって安全)

  10. strictly for civilian use(あくまで民間利用のための)


3. 語源とニュアンス


  • 語源: ラテン語の “civilis”(市民の)に由来します。そこから「軍属ではなく、市民(民間)に関わるもの」を表す言葉になりました。

  • 歴史的使用: 兵士と区別するために「民間人」を意味する言葉として使われ、軍事や政治の文脈でしばしば登場します。

  • ニュアンスや感情的な響き: 基本的にはニュートラルですが、戦時下や軍事活動の文脈で使われると、非武装の人々や一般市民という立場を強調するニュアンスがあります。

  • 使用シーン:


    • 文章またはニュース記事: 軍事や警察と対比して「民間」の意味を明確にする場合

    • 口語: あまり日常会話では多用しませんが、フォーマルな場面やニュースなどで耳にすることがあります。



4. 文法的な特徴と構文


  • 名詞としての用法:


    • “He is a civilian.”(彼は民間人だ。)

    • 可算名詞なので、単数形・複数形を使い分けます。(civilian / civilians)


  • 形容詞としての用法:


    • “He switched to a civilian job.”(彼は民間の仕事に変わった。)

    • 他の名詞を修飾して「民間の」「文民の」という意味を付加します。


  • イディオムや構文: とくに「civilian」を使った決まったイディオムは多くありませんが、“in civilian clothes”「私服で(=軍服ではなく)」のような表現がよく使われます。


  • フォーマル/カジュアル: “civilian”はややフォーマルな響きがあり、報道・公的アナウンス等で使われることが多いです。



5. 実例と例文

日常会話での例文


  1. “My brother used to be in the military, but now he’s living as a civilian.”

    (兄は以前は軍隊にいましたが、今は民間人として暮らしています。)

  2. “It’s interesting to see him in civilian clothes, as I always saw him in uniform.”

    (いつも制服姿を見ていたので、私服(民間の服)姿は新鮮です。)

  3. “Do you think it’s easier to find a job as a civilian?”

    (民間人として職を探すほうが簡単だと思いますか?)

ビジネスシーンでの例文


  1. “Our company offers services primarily for civilian use, not military applications.”

    (当社のサービスは主に軍事用途ではなく、民間利用向けです。)

  2. “We have both government and civilian contracts this year.”

    (今年は政府との契約と民間との契約の両方があります。)

  3. “Civilian employees are subject to different regulations than military personnel.”

    (民間の従業員は、軍の人員とは異なる規定に従います。)

学術的・専門的文脈での例文


  1. “The nation’s defense entails protecting both its military and civilian populations.”

    (その国の防衛には、軍だけでなく民間人の保護も含まれます。)

  2. “International law requires the protection of civilians during armed conflicts.”

    (国際法は、武力衝突の間に民間人を保護することを求めています。)

  3. “Civilian oversight of the police force is considered essential for transparency.”

    (警察組織に対する民間の監視は、透明性の確保に不可欠とされています。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. non-military(軍事的でない)


    • 実際の軍属ではない人や物に使われますが、形容詞的な使い方が多いです。


  2. ordinary citizen(一般市民)


    • 堅い文脈というよりは、口語で「普通の市民」を示す表現に使われます。


反意語 (Antonyms)


  1. soldier(軍人)

  2. military personnel(軍の人員)

  3. armed forces(軍隊・武装勢力)

“military” (形容詞: 軍の、名詞: 軍隊) と対比させるとわかりやすいです。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA):


    • 米: /sɪˈvɪliən/ または /səˈvɪliən/

    • 英: /sɪˈvɪliən/ (大きくは変わりません)


  • アクセント:


    • 第2音節 “-vil-” にアクセントが置かれます: ci-VIL-ian


  • よくある発音の間違い: /ʃɪˈvɪliən/ のように /s/ と /ʃ/ を混同したり、 /vɪr/ と発音したりすることがありますが、正しくは “vɪl” です。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “civillian” のように “l” を二重にしてしまう間違いが比較的多いです。

  • 同音異義語との混同: “civilians” と “civilians’” (所有格) など、いわゆる形の似た語尾で誤用する学生がいます。

  • 試験対策: TOEICや英検では、軍事・政治・社会問題の文脈で出題されることが多く、 “civilian casualties” など定型的なフレーズで問われる場合があります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • つづりのポイント: “civi + l + ian”。スペルミスをしやすいので「シヴィ・リ・アン」と区切って覚えるとよいです。

  • イメージ: 軍服を脱いで、家や町で普通の服を着ている人を想像すると“civilian”の意味が分かりやすいかもしれません。

  • 関連ストーリー: 戦争映画や軍隊ドラマなどでは、必ず「軍人」と「民間人」の対比が描かれます。その対比を覚えると単語が印象に残りやすいです。


以上が civilian の詳細な解説です。軍と対比して「民間」を強調したいときに使われるので、報道や記事でしばしば目にします。スペルと発音に注意しながら、ぜひ使いこなしてください。

意味のイメージ
civilian
意味(1)

(軍人・警官・消防署員・聖職者に対して)一般市民,民間人,文民

意味(2)

(比較変化なし)民間の,一般市民の

意味(3)

(武官に対して)文官の

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