最終更新日:2025/08/31
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元となった辞書の項目

architecture

名詞

〈U〉建築術, 建築学 / 〈U〉〈C〉(ある時代・国などの)建築様式 / (一般に)構成

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解説

1. 基本情報と概要

単語: architecture

品詞: 名詞 (一般的に不可算名詞として扱われることが多い)

英語での意味: the art and science of designing and constructing buildings, structures, and other large-scale works of design

日本語での意味: 建築学、建築様式、建築物のデザインや構造


「建築の芸術や技術のことです。ビル、家、橋などを設計したり、その設計思想や様式を指し示すときに使われます。特に、一つの建物だけでなく、その建物が持つデザイン・構造上の特徴や全体的なスタイルをイメージして使われる単語です。」


活用形:


  • 名詞のため動詞のような活用はありません。

  • 派生形として、形容詞に architectural (建築の、建築に関する) などがあります。

CEFRレベル目安: B2 (中上級)


建築学に関する話題はある程度専門的な語彙を必要とするため、やや難易度が高い単語です。



2. 語構成と詳細な意味


  • 語幹: 「architect」(建築家、建築の)

  • 接尾語: 「-ure」(状態や活動、総体を示す英語の名詞化接尾語)

その他の関連語・派生語


  • architect (名詞:建築家)

  • architectural (形容詞:建築の、建築に関する)

  • architecturally (副詞:建築的に)

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(全10個)


  1. modern architecture (モダンな建築)

  2. traditional architecture (伝統的な建築)

  3. architecture firm (建築事務所)

  4. landscape architecture (造園建築、景観建築)

  5. Gothic architecture (ゴシック様式の建築)

  6. Romanesque architecture (ロマネスク建築)

  7. sustainable architecture (持続可能な建築)

  8. software architecture (ソフトウェアのアーキテクチャ)

  9. network architecture (ネットワークアーキテクチャ)

  10. architectural design (建築デザイン)


3. 語源とニュアンス


  • 語源:


    • ラテン語の architectura → 古代ギリシャ語の arkhitekton (主要な建築家や大工を意味)

    • 「arkhi-」は「chief (主要な)」、「tekton」は「builder (建築家、大工)」


  • 歴史的な使用:


    • もともとは文字通り「建物を建てる人・技術」を表す言葉として使われていましたが、現代では「デザインの構造全般」を示す際にも用いられます (例: ソフトウェアのアーキテクチャなど)。


  • ニュアンス:


    • 建築分野ではややフォーマルもしくは専門的な響きを持ちますが、IT分野や組織論などでも「全体の構造」を指す意味で広く使われています。

    • 文章・口頭ともに用いられますが、専門性の高い場面だとフォーマルな印象を強く与えます。



4. 文法的な特徴と構文


  • 可算・不可算:


    • ふつうは不可算名詞として扱われる (例: “I studied architecture in college.”)。

    • ただし、文脈によっては特定の建築様式やシステムを指す際に可算的に扱われることもある (例: “Several architectures exist in software design.”)。


  • 使用シーン:


    • 主にフォーマルな文脈(学術的、ビジネス、デザイン関連)で使われるが、日常会話でも建築やデザインが話題となる場合は登場します。


  • よく使われる構文:


    1. “the architecture of + [場所/建物]” (〜の建築)


      • “the architecture of the medieval cathedral” (中世の大聖堂の建築)


    2. “architectural features of + [建物]” (〜の建築的特徴)

    3. “study architecture (at + 場所)” (〜で建築を学ぶ)



5. 実例と例文

日常会話


  1. “I love the architecture in this neighborhood. It’s so charming!”

    「この近所の建築が大好き。とても趣があるよね!」


  2. “My aunt studied architecture, so she often talks about building designs.”

    「私のおばは建築を学んでいたので、しょっちゅう建物のデザインの話をするの。」


  3. “I’m fascinated by modern architecture with all the glass and steel.”

    「ガラスと鋼鉄を多用したモダンな建築には魅了されるよ。」


ビジネス


  1. “We need to consider the software architecture before adding new features.”

    「新機能を追加する前にソフトウェアのアーキテクチャを検討する必要があります。」


  2. “Our firm specializes in sustainable architecture projects.”

    「当社は持続可能な建築プロジェクトを専門としています。」


  3. “The network architecture must be robust enough to handle increasing data traffic.”

    「ネットワークアーキテクチャは増大するデータトラフィックに耐えられるだけの堅牢性が必要です。」


学術的/専門的


  1. “His dissertation focuses on Renaissance architecture in Florence.”

    「彼の論文はフィレンツェのルネサンス建築に焦点を当てている。」


  2. “Architectural theory examines the cultural context of building designs.”

    「建築理論は、建物のデザインが持つ文化的背景を考察する学問です。」


  3. “We analyzed the information architecture of several websites to improve usability.”

    「ユーザビリティ向上のため、複数のウェブサイトの情報アーキテクチャを分析しました。」



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. building design (建物のデザイン)


    • 「建物」に焦点を当てている点で「architecture」とほぼ重なるが、ややカジュアル。


  2. structure (構造)


    • 「構造」を一般的に指す。建築以外に組織構造などにも使いやすいが、幅広い意味を持つ。


  3. framework (枠組み)


    • 物理的な意味だけでなく概念的な「枠組み」も指すため、必ずしも建築限定ではない。


反意語 (Antonyms)


  • demolition (解体、破壊)


    • 建築する行為に対して「壊す」という行為。建築があるからこそ真逆の行為として使われる。



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA):


    • アメリカ英語: /ˈɑːrkɪtɛktʃər/

    • イギリス英語: /ˈɑːkɪtɛktʃə/


  • アクセント: 最初の「ar」にアクセントが置かれます。


  • よくある発音の間違い:


    • “ar-chite-cture” のように、真ん中の “chite” が「チャイト」ではなく「キテ」に近い音になること。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペリングミス: “architechture” や “archetecture” といったつづり間違いが多いので注意。

  • 同音異義語との混同: “architect” (建築家) としばしば混同されるが、意味と品詞が異なる。

  • 試験対策: TOEICや英検などの特定ビジネスシーンや学術的文脈で「建築」だけでなく「システム構造(IT用語)」として出題されることがある。文章の前後をよく読み取り、どちらの意味を指すか判断する必要がある。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 分解して覚える: “archi + tect + ure” → “アーキ+テクト+ュア” と音節を意識すると、つづりと発音の関係が理解しやすい。

  • 建築様式をイメージ: 有名な建物(例えば、大聖堂、モスクワの聖ワシリー寺院、現代の高層ビルなど)をイメージすると「architecture」という言葉の範囲が具体的に思い浮かびやすい。

  • IT用語との関連: 「ソフトウェアアーキテクチャ」を連想することで「構造」の意味も一緒に覚えやすい。

以上が、名詞「architecture」の詳細な解説です。建物だけでなく、全体的・構造的なデザインや仕組みを考える際にとても便利な単語です。

意味のイメージ
architecture
意味(1)

〈U〉建築術,建築学

意味(2)

〈U〉〈C〉(ある時代・国などの)建築様式;(一般に)構成

基礎英単語(NGSL)/ 例文 / 英訳 / 選択問題

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