最終更新日:2025/12/03

彼は定期的にトレーニングをしているので、筋肉が強いです。

編集履歴(0)
元となった辞書の項目

muscle

名詞

〈U〉(動物体の組織としての)筋肉,筋(きん);〈C〉(体の各部を動かす)筋肉 / 〈U〉力,(特に)筋力,腕力

このボタンはなに?

彼は定期的にトレーニングをしているので、筋肉が強いです。

このボタンはなに?
解説

1. 基本情報と概要

単語: muscle

品詞: 名詞 (countable/可算)

意味 (英語): The tissue in the human or animal body that has the ability to contract and produce movement or maintain the position of parts of the body.

意味 (日本語): 筋肉。体の部位を動かしたり、姿勢を保ったりするために収縮できる組織です。

「筋トレをするときの筋肉、動物の身体を動かす役割を持つ組織」のような場面で使われる、比較的一般的な単語です。医療やスポーツに関わらず、日常会話でもよく登場します。


  • 活用形:


    • 単数形: muscle

    • 複数形: muscles


  • 他の品詞形:


    • 形容詞: muscular (筋肉質の、筋肉の)

    • 動詞: to muscle (口語的に「押し入る」「強引に割り込む」などの意味)

    • 例:“He muscled his way into the conversation.”(彼は会話に強引に割り込んだ)


  • CEFRレベルの目安: B1(中級)


    • スポーツや体の状態を表す会話でよく登場し、一般的にも幅広く使われるため、中級程度で身につけておきたい単語です。



2. 語構成と詳細な意味


  • 語構成:


    • muscle は、ラテン語の “musculus”(小さなネズミ)に由来しますが、接頭語や接尾語による複合ではありません。


  • 派生語や類縁語:


    • muscular (形容詞): 筋肉の、筋肉質の

    • musculature (名詞): 筋組織全体、筋肉構造

    • to muscle in/out (動詞句): 強引に入り込む/締め出す


  • よく使われるコロケーション(関連フレーズ)10選


    1. build muscle(筋肉を付ける)

    2. muscle soreness(筋肉痛)

    3. muscle spasm(筋肉の痙攣)

    4. smooth muscle(平滑筋)

    5. cardiac muscle(心筋)

    6. voluntary muscle(随意筋)

    7. muscle fiber(筋繊維)

    8. muscle strength(筋力)

    9. muscle memory(筋肉の記憶/身体が覚える感覚)

    10. pull a muscle(筋肉を痛める)



3. 語源とニュアンス


  • 語源:


    • ラテン語の “musculus” から来ており、語源的には「小さなネズミ」を意味します。筋肉を動かすと、ネズミが動いているように見えたためといわれています。


  • ニュアンス:


    • 身体の筋肉に直接言及するときが最も一般的ですが、比喩的に「強制力」や「腕力」を指す場合にも用いられます。

    • 例: “financial muscle”(経済力), “political muscle”(政治力)


  • 使用時の注意点:


    • 口語・カジュアルな会話やフォーマルな場面、いずれでもよく使われますが、文脈によっては「力を誇示する/強要する」ニュアンスを持つ “to muscle” (動詞) に変化するので気をつけましょう。



4. 文法的な特徴と構文


  • 名詞としての使用:


    • 通常は可算名詞 (a muscle, two muscles)。

    • ただし、「筋肉」全般を指して抽象的に話す場合、冠詞を省略して用いることもあります。

    • 例: “He has a lot of muscle.”(彼は筋肉が多い)


  • 一般的な構文やイディオム:


    • “pull a muscle” → 筋肉を痛める

    • “flex one’s muscles” → (比喩的に) 力を誇示する

    • “to muscle in/on” → (略奪的に) 割り込む / 侵入する


  • フォーマル/カジュアルの使用シーン:


    • スポーツや体調の話題: 日常会話(カジュアル)

    • 医学的説明: 学術的(フォーマル)

    • 比喩・抽象的に力を示す: ビジネスや政治などのフォーマルな場面でもOK



5. 実例と例文

5.1. 日常会話での例文


  1. “I pulled a muscle in my back while lifting heavy boxes.”

    (重い箱を持ち上げているときに背中の筋肉を痛めちゃった。)


  2. “He works out every day to build muscle.”

    (彼は毎日筋肉をつけるためにトレーニングしているよ。)


  3. “My legs are sore; I must have strained a muscle during my run.”

    (脚が痛い。走っているときに筋肉を痛めたのかも。)


5.2. ビジネスでの例文


  1. “Our company needs more financial muscle to expand into new markets.”

    (新しい市場へ進出するには、私たちの会社にはもっと財政的な力が必要だ。)


  2. “He used his legal muscle to negotiate a better contract.”

    (彼は法的な力を駆使して、より良い契約を交渉した。)


  3. “We added some marketing muscle by teaming up with a well-known brand.”

    (よく知られたブランドと組んで、マーケティングの強みをさらに加えた。)


5.3. 学術的な文脈での例文


  1. “Skeletal muscle contraction is governed by the sliding filament theory.”

    (骨格筋の収縮はフィラメントの滑走説によって説明される。)


  2. “Research on muscle fiber composition has advanced our understanding of athletic performance.”

    (筋繊維の組成に関する研究が、運動能力に対する理解を深めている。)


  3. “The study focused on the effects of protein intake on muscle growth in older adults.”

    (この研究は、高齢者におけるタンパク質摂取が筋肉の成長に与える影響に注目した。)



6. 類義語・反意語と比較


  • 類義語:


    • strength(強さ)

    • “strength” はやや抽象的な「強さ」を表し、物理的な筋力だけでなく精神的な強さも含む。

    • brawn(筋力、体力)

    • より口語的で「筋肉質」「体力」のイメージが強い言葉。

    • sinew(腱、または古風に「力の源」)

    • 文学的または解剖学的表現で、やや古め。


  • 反意語 (厳密な対義語はあまりありませんが、対照的な概念として):


    • weakness(弱さ、虚弱)

    • 肉体的・精神的な「弱さ」を表す一般的な語。



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA):


    • アメリカ英語: /ˈmʌs.əl/

    • イギリス英語: /ˈmʌs.l̩/ あるいは /ˈmʌs.əl/ とも表記


  • 強勢 (アクセント):


    • 最初の音節 “mus-” にアクセントがあります。


  • よくある間違い:


    • “muscle” の “c” は発音しません。「マッスル」のように発音します。

    • “mussel” (ムール貝) と同音ですが、スペルと意味が全く違うので混同しないように注意しましょう。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス:


    • “muscule” や “muscel” と綴ってしまう誤りがあるので気をつけましょう。


  • 同音異義語との混同:


    • “mussel” (ムール貝) との混同。


  • 試験対策:


    • TOEICや英検などでは、「build muscle」「pull a muscle」のような慣用表現や、比喩的に「力」を示すフレーズが問われることがあります。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 語源の「小さなネズミ」をイメージし、「筋肉を動かすとまるで小さなネズミが皮膚の下を動いているイメージ」と捉えると覚えやすいです。

  • “mussel” (二枚貝) と音は同じですが、見た目も意味も全然違うので「貝と筋肉を間違えない」とイメージすると記憶しやすいでしょう。

  • スペルの中の “c” は無音なので「マッスル」と発音する、と声に出して覚えると効果的です。


以上が muscle (名詞) の詳細な解説です。筋肉の話題から、比喩的に「力」を表す幅広い場面で使われますので、上手に使いこなせると表現力がアップします。

意味のイメージ
muscle
意味(1)

〈U〉(動物体の組織としての)筋肉,筋(きん);〈C〉(体の各部を動かす)筋肉

意味(2)

〈U〉力,(特に)筋力,腕力

基礎英単語(NGSL)/ 例文 / 英訳 / 選択問題

編集履歴(0)

ログイン / 新規登録

 

アプリをダウンロード!
DiQt

DiQt(ディクト)

無料

★★★★★★★★★★