最終更新日:2025/11/28
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元となった辞書の項目

memory

名詞

〈C〉〈U〉記憶[力] / 〈C〉思い出,思い出の人(物,事) / 〈U〉《the~》記憶している期間 / 〈C〉死後の名声

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私は記憶力がいいです。

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解説

1. 基本情報と概要

英語表記: memory

品詞: 名詞 (noun)

CEFRレベルの目安: B1(中級)


  • B1(中級):日常的な話題について、ある程度の複雑さを持って理解・説明できるレベル

意味(英語): the faculty or power of retaining and recalling past experiences; also, something remembered.

意味(日本語): 過去の出来事や情報を思い出す力、あるいは思い出された内容そのもの。

「memory」は「記憶」「思い出」という意味で、日常会話でもよく使います。たとえば、「私にははっきりとした記憶がある」「楽しい思い出がある」などの文脈で用いられます。

活用形


  • 単数形: memory

  • 複数形: memories

派生形の例


  • 動詞: memorize(記憶する、暗記する)

  • 形容詞: memorable(印象的な、忘れられない)

  • 名詞: memorial(記念碑、追悼の意を表すもの)


2. 語構成と詳細な意味

語源要素:


  • 「mem」または「memor」:ラテン語の「memor(記憶している)」に由来。

  • 「-y」:名詞を作る語尾。

関連語や派生語


  • remembrance(記憶、思い出)

  • commemorate(記念する)

  • memoir(回想録、メモワール)

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ


  1. short-term memory(短期記憶)

  2. long-term memory(長期記憶)

  3. vivid memory(鮮明な記憶)

  4. pleasant memory(楽しい思い出)

  5. painful memory(つらい思い出)

  6. memory loss(記憶喪失)

  7. treasure a memory(思い出を大切にする)

  8. childhood memory(子どもの頃の思い出)

  9. fond memory(大切な/好ましい思い出)

  10. have a good memory(記憶力がいい)


3. 語源とニュアンス

語源:


  • ラテン語の memoria(記憶)に由来し、「覚えていること」や「思い出すこと」を意味します。

歴史的使用:


  • 古くは「過去の出来事をしっかり脳に留める力」として宗教的、文学的にもしばしば言及されてきました。

ニュアンス・使用時の注意点:


  • 「memory」という言葉自体にポジティブ・ネガティブ両方の可能性が含まれます。楽しい思い出にも、つらい思い出にも使えます。

  • 口語・文章ともに幅広く使われる、比較的カジュアルからフォーマルまで対応できる単語です。


4. 文法的な特徴と構文


  • 可算名詞/不可算名詞:


    • 「I have a good memory.」(可算名詞として「記憶力」)

    • 「Memory is fragile.」(不可算的に「記憶」という概念として扱う)


  • 一般的に「(単数形の)a memory」は「ひとつの具体的な思い出」、「(複数形の)memories」は「複数の記憶・思い出」などを指すときに用いられます。

イディオム例


  • jog someone’s memory:誰かの記憶を呼び起こす(手がかりを与えて思い出させる)

  • in living memory:人々の記憶に新しい(今でも覚えている範囲なんだ、というニュアンス)

  • commit something to memory:何かを(暗記すべきものとして)記憶に留める

フォーマル・カジュアルを問わずさまざまな場面で使えますが、ビジネス文書や論文では「retention(保持)」など別の表現を合わせて用いることもあります。


5. 実例と例文

A. 日常会話での例文


  1. “I have a great memory of our trip to the beach last summer.”

    (去年の夏のビーチ旅行はすごくいい思い出だよ。)

  2. “It’s on the tip of my tongue, but my memory just won’t cooperate!”

    (舌先まで出かかっているんだけど、思い出せない!)

  3. “Childhood memories always make me smile.”

    (子どもの頃の思い出を思い返すといつも笑顔になる。)

B. ビジネスシーンでの例文


  1. “Could you refresh my memory about last quarter’s numbers?”

    (前四半期の数値について、もう一度思い出させてくれませんか?)

  2. “My memory of the meeting details is a bit fuzzy. I should have taken notes.”

    (会議の詳細については記憶があいまいです。メモを取るべきでした。)

  3. “He has an excellent memory for clients’ preferences.”

    (彼は顧客の好みを覚えるのが得意です。)

C. 学術的/専門的な場面での例文


  1. “Recent research explores how short-term memory operates in the brain.”

    (最近の研究は、短期記憶が脳内でどのように機能するかを探っています。)

  2. “The study offers new insights into memory consolidation processes.”

    (その研究は、記憶の定着プロセスに新たな見解をもたらしています。)

  3. “Memory formation is influenced by both biological and environmental factors.”

    (記憶の形成は、生物学的要因と環境的要因の両方から影響を受けます。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. recollection(リコレクション)


    • ニュアンス: 本来「思い出す行為」や「記憶の内容」を指す。ややフォーマル。

    • 例: “I have no recollection of what happened yesterday.”(昨日何があったかまったく思い出せない。)


  2. remembrance(リメンブランス)


    • ニュアンス: 「追悼」「記念」の意味を含み、やや文学的。

    • 例: “A day of remembrance.”(追悼の日。)


反意語


  • forgetfulness(物忘れ、記憶力の低下)


    • “He suffers from constant forgetfulness.”(彼は常に物忘れに悩まされている。)


「memory」はよりカジュアルで広い範囲をカバーできるのに対し、「recollection」はフォーマル度合いが高めなど、文脈に応じて使い分けます。


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA: /ˈmɛm.ə.ri/ (アメリカ英語・イギリス英語ともに類似)

  • アクセントの位置: 第1音節「mem」に強勢がくる

  • アメリカ英語: [メm-uh-ree]

  • イギリス英語: [メm-uh-ree] ほぼ同じだが若干母音の長さなどに差がある場合も

  • よくある間違い: “memo*r*y” のスペル中の “o” と “r” を落としてしまったり、/r/ の発音を強調しすぎたりすること


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “memmory” “memeory”など。

  • 同音/類似表記: “memoir” は「回想録」の意味で発音も綴りも異なるため混同に注意。

  • 試験対策: TOEICや英検などで「memory capacity(記憶容量)」「in memory of(〜を追悼して)」などの表現を問われることあり。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “mem” は「remember」の“mem”とも共通している、と覚えると良いです。

  • 心の中に貯蔵庫(storage)をイメージして、そこに「メモ(y)(メモリー)」を蓄えると考えると記憶しやすいかもしれません。

  • 「メモリ」はコンピューターでも頻繁に使う用語(RAMなど)なので、そこから連想してイメージを固めるのもおすすめです。


以上が「memory」の詳細な解説です。日常からビジネス・学術的文脈まで、幅広く使われる便利な名詞です。ぜひ積極的に使ってみてください。

意味のイメージ
memory
意味(1)

〈C〉〈U〉記憶[]

意味(2)

〈C〉思い出,思い出の人(物,事)

意味(3)

〈U〉《the~》記憶している期間

意味(4)

〈C〉死後の名声

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