最終更新日:2025/09/30

その薬は彼女の健康に良い結果をもたらしました。

編集履歴(0)
元となった辞書の項目

effect

名詞

〈C〉〈U〉結果 / 〈C〉〈U〉(…への)効果,効きめ,影響《+on(upon)+名》 / 〈C〉(色・音・形などの)印象,感銘 / 《複数形で》品物;身の回り品;動産,財産

このボタンはなに?

その薬は彼女の健康に良い結果をもたらしました。

このボタンはなに?
解説

1. 基本情報と概要

英単語: effect

品詞: 名詞 (countable: effect/effects)

英語の意味: a change or result that is caused by something else

日本語の意味: 「影響」「効果」「結果」など

「何かの行動や出来事によってもたらされる変化や結果」を指す言葉です。例えば、薬を飲んだらどんな効果(result)があるか、何かの出来事がどのような影響(influence)を与えたか、という場面でよく使います。

主な活用形:


  • 単数形: effect

  • 複数形: effects

※ 名詞以外の品詞例:


  • 動詞 (to effect): 「~をもたらす」「~を実現する」という意味を持つ少しフォーマルな表現。例: to effect a change (変化をもたらす)

  • 形容詞: effective (効果的な)

  • 副詞: effectively (効果的に)

CEFRレベル: B2 (中上級)

「effect」は基本的には日常会話やビジネス、学術どれでも使いますが、同じ「結果」という意味でももう少し平易な表現として「result」などを使う場合もあります。ある程度ボキャブラリーが増えてくる中上級の学習者がよく使う単語です。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 接頭語: なし (もとの形はラテン語由来で ex(外へ) + facere(行う) から派生しています)

  • 語幹: fect (facere が「する・作る」の意味)

関連語・派生語


  • effective (形容詞): 効果的な

  • effectiveness (名詞): 効果性

  • to effect (動詞): 実現する、もたらす

  • affection (名詞): 愛情 (同じ facere の派生からではあるが、意味は大きく異なる)

  • affect (動詞): 影響を及ぼす (しばしばスペルが混同されやすい)

よく使われるコロケーション・関連フレーズ (10個)


  1. have an effect on ~

    (~に影響を及ぼす)

  2. take effect

    (効果が現れる、施行される)

  3. adverse effect

    (悪影響)

  4. side effect

    (副作用)

  5. sound effect

    (音響効果)

  6. visual effect

    (視覚効果)

  7. cause and effect

    (原因と結果)

  8. the effect of ~

    (~の効果・影響)

  9. put something into effect

    (~を実施する、実行に移す)

  10. for effect

    (注目を引くために、わざと)


3. 語源とニュアンス

語源

「effect」はラテン語の “ex” (外へ) + “facere” (する) から派生した “effectus” に由来し、「成し遂げる」「結果を出す」といったニュアンスを持っていました。そこから派生して「何かの行為・原因から生まれる結果」という意味が定着しました。

ニュアンスや使用時の注意


  • 「effect」はややフォーマルにも使えるし、日常会話でも使われます。

  • 単に「結果(result)」よりも、「~によって引き起こされる影響」というニュアンスが強いときに用います。

  • 口語でも文語でも広く使用されますが、ビジネスや学術的な文脈で特に好まれる傾向があります。


4. 文法的な特徴と構文


  • 可算名詞 (countable noun): 「1つの効果」→ an effect, 「複数の影響」→ effects

  • 一般的な構文例


    • “have an effect on + 名詞/代名詞” → 「~に影響を及ぼす」

    • “cause and effect” → 「原因と結果」

    • “to take effect” → 「効力が発生する・効果が現れる」


  • イディオム


    • “in effect” → 「事実上、実質的に」

    • “for effect” → 「注目を引くためにわざと」


フォーマル/カジュアルの使い分け


  • 日常会話でも気軽に使えますが、「impact」のほうが口語的にはやや強いニュアンスになることが多いです。

  • ビジネス文書や学術書では「effect」が論理的にきちんと「影響」という意味を示す場合に多用されます。


5. 実例と例文

(1) 日常会話での例文


  1. “The new medication has a strong effect on my headache.”

    「新しい薬は、私の頭痛に強い効果があるんだ。」


  2. “I noticed the effect of staying up late was feeling tired all day.”

    「夜更かしの影響で、一日中疲れていると感じたよ。」


  3. “The movie’s sound effects were amazing!”

    「その映画の音響効果がすごく良かったよ!」


(2) ビジネスシーンでの例文


  1. “The policy will take effect starting next month.”

    「その方針は来月から施行される予定です。」


  2. “We need to analyze the effect of this marketing strategy on sales.”

    「私たちは、このマーケティング戦略が売上に及ぼす影響を分析する必要があります。」


  3. “To put the new regulations into effect, we must update all employee guidelines.”

    「新規則を実施するために、全従業員向けガイドラインを更新しなければなりません。」


(3) 学術的/アカデミックな文脈での例文


  1. “Researchers studied the effect of climate change on local biodiversity.”

    「研究者たちは、気候変動が地域の生物多様性に及ぼす影響を調査した。」


  2. “The paper discusses the effect of socioeconomic factors on education outcomes.”

    「この論文は、社会経済的要因が教育成果に及ぼす影響について論じている。」


  3. “It is crucial to understand the cause and effect relationship in this experiment.”

    「この実験では、原因と結果の関係を理解することが非常に重要です。」



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. result → 「結果」


    • “result”は行為や出来事の「直接の結果」をシンプルに表す。


  2. outcome → 「結末」「成果」


    • かなりフォーマルで、特定の手順やプロセスから生じる「成果・結果」を指す。


  3. consequence → 「(多くの場合、好ましくない)結果」


    • ネガティブなニュアンスを含む場合が多い。


  4. impact → 「衝撃・影響」


    • 力強い響き:“大きな影響”“インパクト”を強調するときに使う。


反意語 (Antonym)


  • cause → 「原因」


    • “cause”は「何かを引き起こすもの」、 “effect”は「引き起こされるもの」。


使い分けのポイント


  • 「effect」は「原因からの結果・影響」に焦点が当たる。

  • 「result」や「outcome」は「プロセスの終着点」という文脈が強い。

  • 「impact」は「特に強い影響」を示す場合に使う。

  • 「cause」は「何かを生み出す根本的トリガー」を表す。


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA: /ɪˈfɛkt/ または /əˈfɛkt/

  • 発音のポイント:


    • アクセント(強勢)は「-fect」の部分に置かれる → “ih-FEKT” のように発音することが多い

    • イギリス英語でもアメリカ英語でも大きな違いはありませんが、イギリス英語では若干 /ɪ/ と /ə/ の発音がはっきりする傾向があります。


  • よくある間違い:


    • affect (/əˈfɛkt/) と発音を混同しがちですが、「affect」は動詞、「effect」は名詞と覚えると区別がしやすいでしょう。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • “affect”と“effect”の混同


    • affect (動詞): 「影響を与える」

    • effect (名詞): 「影響・効果・結果」


  • スペリングも似ていますが、最初の文字が “a” か “e” かで意味が大きく変わります。

  • 試験での出題傾向


    • TOEICや英検などで「空所補充」や「誤文訂正問題」で affect/effect の使い分けがよく問われます。

    • また、論文やビジネス文章などで「cause and effect」「take effect」「adverse effect」などの表現が頻出します。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • AとEで区別しよう:


    • Affect は Action。つまり「行為・影響を与える方」

    • Effect は End。つまり「結果として現れるもの」

    • こう覚えると混乱しにくいです。


  • “結果”というイメージ:


    • “effect”は何かをしたら最後に“出てくる”イメージ。


  • 単語カードや付箋に例文を書いて、原因・結果 (cause and effect) の関係をイメージしながら覚えるのもおすすめです。


以上が名詞 “effect” の詳細です。ビジネスや日常会話、学術の文脈で幅広く使われる単語ですので、ぜひ覚えて活用してみてください。

意味のイメージ
effect
意味(1)

〈C〉〈U〉結果

意味(2)

〈C〉〈U〉(…への)効果,効きめ,影響《+on(upon)+

意味(3)

〈C〉(色・音・形などの)印象,感銘

意味(4)

《複数形で》品物;身の回り品;動産,財産

基礎英単語(NGSL)/ 例文 / 英訳 / 選択問題

編集履歴(0)

ログイン / 新規登録

 

アプリをダウンロード!
DiQt

DiQt(ディクト)

無料

★★★★★★★★★★