最終更新日:2025/10/11

この章では、本の主要なテーマについて議論します。

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元となった辞書の項目

chapter

名詞

章 / 支部

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この章では、本の主要なテーマについて議論します。

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解説

1. 基本情報と概要

英語: chapter

日本語: 章(しょう)、区切り

品詞: 名詞 (noun)

意味(短い英語定義):

“Chapter” is a main division of a book or other piece of writing, usually with a number or a title.

意味(やさしい日本語で):

「本などを分けるための大きな区切りを表す言葉です。ふつうは数字やタイトルが付けられていて、一つのまとまりになっています。たとえば、“Chapter 1”のようにして使われます。また、本の内容以外にも「人生の新しい段階」など、物事を区切りよく捉えるときにも使われます。」

活用形:


  • 単数形: chapter

  • 複数形: chapters

「chapter」は基本的に名詞として使われることがほとんどで、動詞形や形容詞形は一般的には存在しません。

他の品詞になったときの例:


  • (直接はありませんが、”chapter book”という形で名詞+名詞の連結や、派生表現が使われることはあります)

CEFRレベルの目安: B1(中級)

比較的よく出てくる単語なので、中級レベルの学習者さんにとっては重要なボキャブラリーです。


2. 語構成と詳細な意味

語構成:


  • 現代英語では、目立った接頭語・接尾語はついていません。

  • 語幹は「chapter」、元はラテン語の“capitulum” (=「小さな頭」) から来ています。

派生語・関連語の例:


  • “capitulum” (ラテン語起源)

  • “capital” (頭を意味する “caput” がもと)

  • “capitol” (同じ語源から派生)

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個):


  1. first chapter(最初の章)

  2. final chapter(最後の章)

  3. chapter heading(章の見出し)

  4. a new chapter in life(人生の新しい章・節目)

  5. closing chapter(終わりの章)

  6. chapter title(章のタイトル)

  7. read the whole chapter(章全体を読む)

  8. divide into chapters(章に分割する)

  9. summarize the chapter(章を要約する)

  10. lengthy chapter(長い章)


3. 語源とニュアンス

語源:


  • ラテン語の “capitulum” (「小さな頭」)から来た言葉です。「頭」= “caput” をもとに、「本の頭(区切り)を示す小見出し」のような意味で使われるようになりました。

ニュアンス:


  • 文字通り「書籍の章」で使われることが多いですが、比喩的に「人生の新しい区切り」「歴史の新たな節目」を表す際にも用いられます。

  • 「日常会話」でも「とある一段落」や「一区切り」を強調したいときに、フォーマル寄り・やや文章的な感じで使われることがあります。

使用シーン:


  • 口語でも使われますが、書き言葉やフォーマルな文章でより頻繁に登場します。

  • 「人生の新章(a new chapter)」はカジュアルからフォーマルまで幅広く使われる表現です。


4. 文法的な特徴と構文


  1. 可算名詞 (countable noun)


    • 「1つの章、2つの章…」と数えられます。

    • 冠詞 (a/the) や複数形 (chapters) とともによく使われます。


  2. よくある構文例:


    • “This is the first chapter of the book.”

    • “In the next chapter, we will discuss 〜.”

    • “The author dedicated an entire chapter to 〜.”


  3. イディオム表現:


    • “Close the chapter on something.”(何かを完全に終わりにする)

    • “Start a new chapter.”(新しい段階を始める)


  4. フォーマル/カジュアル:


    • 書物に関してはフォーマル・カジュアルを問わず使われますが、比喩的に人生や歴史の区切りを言う場合はややフォーマルまたは文章的な印象が出ることもあります。



5. 実例と例文

(A) 日常会話での例文(3つ)


  1. “I just finished the first chapter of that novel. It’s really interesting so far.”

    (あの小説の第一章を読み終わったところだけど、今のところすごく面白いよ。)


  2. “Let’s close this chapter and move on to something new.”

    (この一件はここで区切りをつけて、新しいことに進もう。)


  3. “Every birthday feels like starting a new chapter in my life.”

    (誕生日が来ると、いつも人生の新しい章を始める気がするよ。)


(B) ビジネスシーンでの例文(3つ)


  1. “Could you please read the chapter on financial regulations before tomorrow’s meeting?”

    (明日のミーティングの前に、財務規制に関する章を読んでおいてもらえますか?)


  2. “This report is divided into several chapters for clarity.”

    (このレポートは、明確にするためにいくつかの章に分かれています。)


  3. “Our company’s merger marks a new chapter in its history.”

    (わが社の合併は、会社の歴史における新たな章の幕開けです。)


(C) 学術的な文脈での例文(3つ)


  1. “In Chapter 2, the author presents a detailed review of the existing research.”

    (第2章では、著者は既存の研究について詳しいレビューを行っています。)


  2. “Please refer to the chapter on methodology if you have any questions about the research design.”

    (研究デザインについて質問がある場合は、方法論に関する章を参照してください。)


  3. “The final chapter discusses the implications of these findings for future studies.”

    (最終章では、これらの発見が今後の研究にどのような影響を与えるかが議論されています。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms):


  1. section(セクション)


    • あるまとまった区切りを示す。必ずしも書籍だけを指すわけではなく、「会場のセクション」「記事のセクション」など幅広い。


  2. part(パート)


    • テキストや物語を複数の区分に分ける大きな単位。


  3. division(ディヴィジョン)


    • 大きな区分というニュアンスで、組織やテキストを分割している部分。


  4. segment(セグメント)


    • 分割した一部分を意味するが、より小さな断片を指すことが多い。


反意語 (Antonyms):


  • 特定の明確な反意語はありません。章(区切り)を設けない形態として “continuous text” (連続した文章) などが間接的な対比になる場合はありますが、直接的な対義語は存在しません。


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA (アメリカ英語): /ˈtʃæp.tɚ/

  • IPA (イギリス英語): /ˈtʃæp.tə/

  • アクセント: 最初の音節 “chap” に強勢があります。

  • よくある間違い: /tʃap/ と /chap/ の区別をはっきりしないまま発音すると、「チャップ」や「チャプター」が曖昧になることがあります。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルの混同: “chaptor” と書き間違えるケースなどがあります。正しくは “chapter”。

  2. 同音異義語の混乱: “chap” (イギリス英語で「男、やつ」など) と混同しないように注意が必要ですが、発音・つづりともに異なります。

  3. 試験対策: TOEICや英検で直接“chapter”が頻出するわけではありませんが、文章構造を説明する選択肢などで登場する場合があります。文脈を見て書籍やレポートの区分を指すと理解しましょう。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 語源イメージ: 「頭 (caput) がもとになった “capitulum” → 小さな頭 → 本などで区切る“頭”部分」と覚えると、章の区切りというイメージがわきやすいです。

  • スペルのポイント: “chap” + “ter” で「チャプター」。

  • ストーリーで覚える: 「物語は章ごとに分かれている」という単純なイメージと、「人生にも新しい章がある」という比喩的な使い方の2パターンをイメージしやすいと定着しやすいです。

以上が「chapter」の詳細な解説です。本の章や人生の節目を示すときに、ぜひ活用してみてください。

意味のイメージ
chapter
意味(1)

(各種の文章の)(《略》chao.,Chap.,ch.,Ch.,c.)

意味(2)

〈C〉(人生・歴史・事がらの)重要な一時期

意味(3)

(協会・組合・クラブなどの)地方支部,分会

意味(4)

《集合的に》聖堂参事会,修道院義士会

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