championship

以下では、英単語“championship”について、できるだけ詳細に解説します。

1. 基本情報と概要

意味（英語 / 日本語）

• championship
  
  
  
  • 英語: 「the position or title of a winner in a sports competition」
    
  
  
  • 日本語: 「選手権、優勝、またはチャンピオンの地位」
    
  
  

「championship」は、試合や大会などで優勝を決定する戦いだったり、ある分野で最強・優勝者を決めるコンテストを指すときに使われます。スポーツだけでなく、ゲームやその他の競技においても「チャンピオンシップ」と言ったりします。ニュアンスとしては、「（何かの分野で）トップを競い合う」という感じの単語です。

品詞

• 名詞 (noun)

活用形

• 単数形: championship
  


• 複数形: championships
  

※名詞なので、動詞のように時制変化はありません。形容詞形や副詞形などは、直接“championship”から派生しないため、ありません。

他の品詞の例

• チャンピオン（champion）という単語は名詞で「優勝者」を指しますが、形容詞的に「チャンピオンの座を持つ～」といった表現をする場合は “champion” を別の修飾語として使うことができます。
  
  （例）“He is a champion boxer.”（彼はチャンピオンのボクサーです。）

CEFRレベルの目安

• B1（中級）
  
  大会や競争に関連する語彙として中級レベルに位置付けられます。英語学習者がニュースやスポーツの話題でよく目にする単語です。

2. 語構成と詳細な意味

接頭語・接尾語・語幹

• champion（語幹）+ -ship（接尾語）
  
  
  
  • champion: 「優勝者」
    
  
  
  • -ship: 「状態」「地位」「関係」を表す接尾語
  
  

“championship”は、「優勝者という地位・状態」という意味合いが接尾語によって付加された単語です。

関連語・派生語

• champion: 「優勝者、擁護者」
  


• champs（口語）: 「チャンピオンたち」を指すときの略語

よく使われるコロケーション（共起表現）10個

1. win a championship – 選手権で優勝する
   


2. defend a championship – 選手権のタイトルを守る
   


3. claim a championship – 選手権を獲得する
   


4. championship match – 選手権試合
   


5. national championship – 国内選手権
   


6. world championship – 世界選手権
   


7. championship title – チャンピオンの称号
   


8. championship season – チャンピオンシップの期間（タイトルを争うシーズン）
   


9. championship round – 決勝ラウンド・選手権ラウンド
   


10. host a championship – 選手権を開催する
    

3. 語源とニュアンス

語源

• champion は中世英語を経て、古フランス語 champion に由来し、さらにラテン語 campio（試合者、戦士）に遡ります。この“champion”に「地位」「状態」などを示す接尾語 “-ship” が付いて、championship となりました。

使用時のニュアンスや注意点

• 「優勝者の地位」や「優勝を決める大会全体」を示すため、スポーツの記事やニュース、エンターテインメントなどでよく目にします。
  


• フォーマル・カジュアルどちらでも使用されますが、主にスポーツやコンペの文脈で使われます。

4. 文法的な特徴と構文

1. 可算名詞 (countable noun)

   
   
   • 「いくつかのチャンピオンシップ」がある場合はchampionshipsと複数形にして表現します。
     
     例）“There are many championships held around the world.”（世界中で多くの選手権が開催されています。）
   
   



2. 集合名としての使い方

   
   
   • ある特定の大会を指す場合にも使われ、文脈によっては「総称」として受け取られることがあります。
   
   



3. 構文例

   
   
   • “[人/チーム] + win/lose + the championship”
     
     （人・チームが選手権に勝つ・負ける）
     
   
   
   • “We are competing in the [形容詞] championship.”
     
     （～な選手権に出場します）
   
   

5. 実例と例文

日常会話での例文

1. “Did you watch the basketball championship last night?”
   
   （昨夜のバスケットボールの選手権見た？）
   


2. “I heard our local team won the championship!”
   
   （うちの地元チームが優勝したって聞いたよ！）
   


3. “He’s been training hard to prepare for the regional championship.”
   
   （彼は地域選手権に向けて一生懸命トレーニングしているよ。）

ビジネスでの例文

1. “Our company is sponsoring the upcoming golf championship.”
   
   （弊社は次のゴルフ選手権をスポンサーしています。）
   


2. “We plan to host an internal sales championship next quarter.”
   
   （来期、社内売上コンテストを開催する予定です。）
   


3. “The championship attracted many corporate sponsors.”
   
   （その選手権は多くの企業スポンサーを惹きつけました。）

学術的・フォーマルな文脈での例文

1. “The championship serves as a key indicator of athletic performance at an international level.”
   
   （その選手権は国際的なレベルにおける運動能力を示す重要な指標となっている。）
   


2. “Historical records show the championship dates back to the early 1900s.”
   
   （歴史的資料によると、その選手権は1900年代初頭にさかのぼる。）
   


3. “Studies suggest that hosting a major championship can boost local tourism significantly.”
   
   （主要選手権を開催すると、地元の観光が大幅に活性化するという研究結果があります。）

6. 類義語・反意語と比較

類義語

1. tournament（トーナメント）
   
   
   
   • 「試合の組み合わせで行われる大会」。必ずしも優勝者を称号として認定するとは限りませんが、勝ち抜き方式を指すことが多いです。
     
   
   


2. competition（競技、競争）
   
   
   
   • 一般的な「競争」「競技」という意味で、大小さまざまなレベルで使われます。
     
   
   


3. contest（コンテスト、競技会）
   
   
   
   • 芸術や学問まで幅広く「コンテスト」として使われ、作品や発表などの優劣を争う際によく用います。
   
   

反意語

• 直接の反意語はあまりありませんが、「failure」（失敗）や「loss」（敗北）などが文脈によって「優勝」とは逆のイメージとして用いられます。ただし“championship”そのものの反意語ではありません。

7. 発音とアクセントの特徴

• IPA: /ˈtʃæm.pi.ən.ʃɪp/
  


• アクセントは cham の部分（最初の音節）に置かれます。
  


• アメリカ英語 / イギリス英語 ともに大きな違いはありませんが、
  
  
  
  • 米: /ˈtʃæm.pi.ən.ʃɪp/
    
  
  
  • 英: /ˈtʃæm.pi.ən.ʃɪp/
    
    と基本的に同じように発音されます。
    
  
  


• よくある発音ミスとしては、/ˈtʃæm.pi.ən.ʃɪp/ の /ən/ を省略して「チャンピョンシップ」のようにしてしまう場合がありますが、音節をしっかり意識するとよいです。

8. 学習上の注意点・よくある間違い

• スペルミス: “champion” + “ship”なので「championship」。間に “i” が入るのを忘れずに。
  


• 同音異義語との混同: 「champion」は聞こえが似ている単語はあまりありませんが、たとえば “champagne”（シャンパン）など、スペルが似ていて誤認することがあるので注意。
  


• 試験対策: TOEICや英検でスポーツイベントやビジネススポンサーの文脈が出題される場合、「選手権を主催する・優勝を獲得する」という表現として出ることがあります。

9. 記憶に残るヒントやイメージ

• 「champion（チャンピオン）＋ship（～の状態）」＝「チャンピオンの地位や大会」と覚えるとわかりやすいです。
  


• 映画やスポーツニュースで「ワールドチャンピオンシップ」などの表現をよく耳にするので、そこからイメージすると定着しやすいでしょう。
  


• 音のリズム: 「チャン・ピ・オン・シップ」と4拍でとらえると発音しやすく、スペルがミスしにくくなります。

以上が、“championship”の詳細解説です。スポーツやコンペに関わる話題では頻出の語彙ですので、例文を繰り返し読んで覚えてみてください。