最終更新日:2025/12/04

花の香りが部屋を満たしていた。

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元となった辞書の項目

sweet

形容詞

(砂糖のように)甘い;砂糖の入った / 心地よい,香りのよい,美しい,おいしい / 新鮮な,腐っていない / (性質などが)人好きのする,気だてのよい,優しい,親切な / (酒が)甘口の /

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解説

1. 基本情報と概要

単語: sweet

品詞: 形容詞 (時に名詞、副詞などの形でも用いられます)

意味(英語)


  • Pleasant in taste, especially sugary or honeyed.

  • Kind or thoughtful in manner or behavior.

  • Pleasing to the senses; delightful.

意味(日本語)


  • 甘い味がする。

  • 優しい・親切な、感じの良い。

  • 快い、心地よい、といったニュアンスを表す単語です。

「sweet」は、食べ物や飲み物が「甘い」時に使う以外にも、人や行動に対して「優しい」「思いやりがある」といった意味で使われる、とても頻繁に登場する形容詞です。「甘い」は味覚だけでなく、「素敵だね」「ありがたいな」といった感覚的にも使えます。

品詞と活用形


  • 形容詞: sweet

  • 比較級: sweeter

  • 最上級: sweetest

  • 副詞形: sweetly

  • 名詞形: sweetness

他の品詞になった時の例


  • 名詞 (可算): 「(英) sweets」…「お菓子」や「甘いもの」の意味で使われます。

  • 副詞 (sweetly): 「甘く」「優しく」「心地よく」という意味になります。

    例) She smiled sweetly. (彼女は優しくほほえんだ)

CEFRレベル:A2(初級)

基本的な形容詞の一つで、日常会話でも頻繁に使うため比較的早い段階で学ぶ単語です。


2. 語構成と詳細な意味


  • 語幹: sweet


    • 古英語の “swēte” に由来し、「甘い」「愛らしい」を指す意味をもっています。


  • 接頭語・接尾語: 形容詞そのものなので特定の接頭語は基本的になく、接尾語に -ly を付けて “sweetly”、-ness を付けて “sweetness” となります。

関連・派生語


  • sweeten (動詞): 「甘くする」「~を和らげる」

  • sweetener (名詞): 「甘味料」

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. sweet taste(甘い味)

  2. sweet smell(甘い香り)

  3. sweet tooth(甘いもの好きの人)

  4. sweet dreams(良い夢を)

  5. sweet home(快適な家)

  6. sweet voice(優しい声)

  7. sweet memory(甘い思い出)

  8. sweet moment(幸せなひととき)

  9. sweet gesture(思いやりのある行為)

  10. sweet revenge(痛快な仕返し)


3. 語源とニュアンス


  • 語源: 古英語 swēte → ゲルマン祖語 swōtijaz → 印欧祖語 (s)wād- “甘い、心地よい”。

  • 歴史的特徴: 食べ物の甘さを指すだけでなく、比喩的に「優しさ」や「愛らしさ」を表す意味合いが広く使われてきました。

  • 使用時の注意点: 「甘ったるい」「感傷的すぎる」と捉えられる場合があるため、文脈に応じて意味を取り違えないように気をつけましょう。

  • 対応する場面や文体:


    • カジュアル: “That’s so sweet of you!”(とても優しいね)

    • フォーマル: 味や香りの描写で “The dessert had a sweet aroma.”



4. 文法的な特徴と構文


  • 形容詞の用法: 通常は名詞を修飾する位置に置きます(例: a sweet fruit)。

  • 補語としての用法: be 動詞などの後ろに続けて「~が甘い」「~が優しい」(例: This tea is sweet.)

  • 可算・不可算の区別: 形容詞のため特に可算・不可算はありませんが、名詞の “sweets” (お菓子) は可算名詞として扱われる場合があります。

  • 口語表現: “That’s sweet of you” は「あなた優しいね」「ありがたいね」というニュアンスで、口語でよく使われます。


5. 実例と例文

日常会話での例文


  1. “This candy is really sweet!”

    (このキャンディー、すごく甘い!)

  2. “Your gesture was so sweet. Thank you.”

    (あなたの行為は本当に優しかった。ありがとう。)

  3. “I love the sweet smell of freshly baked bread.”

    (焼きたてパンの甘い香りが大好きです。)

ビジネスシーンでの例文


  1. “We received a sweet deal on that contract.”

    (あの契約はとても有利な取引になりました。)

  2. “It was sweet of our client to send us a thank-you note.”

    (お客様からお礼のメモをいただけるなんて、ありがたいですね。)

  3. “The outcome of the negotiation was sweet success for our team.”

    (交渉の結果は、私たちのチームにとって最高の成功でした。)

学術的・フォーマルな文脈


  1. “The fruit is characterized by its sweet flavor and high sugar content.”

    (この果物の特徴は甘い風味と高い糖度です。)

  2. “Such sweet behavior in primates suggests strong social bonding.”

    (霊長類のこのような優しい行動は、強い社会的絆を示唆しています。)

  3. “The sweet aroma identified in the experiment proved crucial for consumer preference.”

    (実験で確認された甘い香りは、消費者の好みにとって重要であることが証明されました。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. lovely(愛らしい)

  2. pleasant(心地よい)

  3. charming(魅力的な)

  4. delightful(とても楽しい/うれしい)

  5. kind(優しい)


  • “lovely” は「見た目や雰囲気がかわいらしい」「心地よい」など幅広く使われます。

  • “pleasant” はもう少しフォーマルで、心地よさや快適さを表します。

  • “charming” は「魅力的」な雰囲気が強調されます。

  • “delightful” は「非常に喜ばしい」「とても楽しい」など、強めのポジティブ感があります。

  • “kind” は「優しい」「思いやりがある」というときに直接的に使われます。

反意語 (Antonyms)


  1. bitter(苦い)

  2. sour(酸っぱい)

  3. unkind(不親切な)

  4. unpleasant(不快な)


  • 味に関しては “bitter” や “sour” が反対の味を示します。

  • 態度・感情面では “unkind” や “unpleasant” が対比されます。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /swiːt/

  • アクセント: 語頭の “sw” に焦点がありますが、特に大きくずれることはありません。

  • アメリカ英語 / イギリス英語: いずれも基本的に /swiːt/ と同じ発音で、大きな差はありません。

  • よくある間違い: 語末の “t” が無声音であり、日本語で「スウィート」とのばしすぎると不自然になるので気をつけましょう。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “sweat” (汗) と “sweet” を混同しやすいので注意。

  • 同音異義語の混同: “suite” (/swiːt/) は「ひと続きの部屋」や「組曲」の意味で、スペルが異なりますが発音が同じです。

  • 試験対策: TOEICや英検などでも、「基本的な形容詞を問う問題」や「同音異義語の区別問題」でよく出題される可能性があります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “SWEET” を分解してイメージ: “S” + “WEET” → “S”mileすると思いきや “WE EAT” で「甘いものを食べる」イメージなど、語呂合わせで楽しんで覚える。

  • 音の連想: “sweet” は「スイーツ」と日本語でも使われ、甘いイメージが強いので関連づけて覚えやすいです。

  • ストーリーで覚える: 「とても優しい人がお菓子をくれた、なんて “sweet” な人なんだ」というシーンを想定すると、「甘い」と「優しい」の両方の意味をセットでイメージできます。


以上が、形容詞 “sweet” の詳細な解説です。日常会話でも非常によく登場する単語なので、味や感情面、両方の文脈で使いこなしてみてください。

意味のイメージ
sweet
意味(1)

(砂糖のように)甘い;砂糖の入った

意味(2)

心地よい,香りのよい,美しい,おいしい

意味(3)

新鮮な,腐っていない

意味(4)

(性質などが)人好きのする,気だてのよい,優しい,親切な

意味(5)

(酒が)甘口の

基礎英単語(NGSL)/ 例文 / 英訳 / 選択問題

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