最終更新日:2025/11/29

彼女が動揺しているのは明らかだ。

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元となった辞書の項目

obvious

形容詞

(一見して)明白な,明らかな,すぐ分かれる;見えすいた

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解説

1. 基本情報と概要

単語: obvious

品詞: 形容詞(adjective)

意味(英語): easily perceived or understood; clear, self-evident, or apparent

意味(日本語): 明らかでわかりやすい、疑う余地がないほどはっきりしている

「obvious」は、「見ればすぐにわかる」「説明するまでもなく明らか」といったニュアンスの形容詞です。日常会話からビジネスシーンまで、非常によく使われる単語で、「それが自明である」ことを強調したいときに用いられます。

活用形


  • 原形: obvious

  • 比較級: more obvious

  • 最上級: most obvious

他の品詞形


  • 副詞: obviously(明らかに)

  • 名詞: obviousness(明白さ)

CEFRレベル(目安)


  • B2(中上級): 日常会話やビジネスでも使われる重要度の高い単語です。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 語源: ラテン語の “obvius” (道の上に出てくる、行き合う) から来ています。

  • 接頭語 (prefix): 特に明確な接頭語はありません。

  • 語幹: “obvi-” (ラテン語系の語根。相手に向かって行く、目の前にある)

  • 接尾語 (suffix): “-ous”(形容詞化する語尾)

関連語や派生語


  • obviously (副詞): 明らかに

  • obviousness (名詞): 明白さ

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. obvious choice(明白な選択)

  2. obvious reason(明らかな理由)

  3. obvious fact(明白な事実)

  4. obvious difference(明らかな違い)

  5. obvious conclusion(明白な結論)

  6. perfectly obvious(まったく明らかな)

  7. make it obvious(それを明白にする)

  8. state the obvious(当たり前のことを言う)

  9. obvious example(わかりやすい例)

  10. obvious question(明らかな疑問)


3. 語源とニュアンス

語源

ラテン語の “obvius” は “ob”(~に向かって)+ “via”(道)と考えられ、「道ですれ違うほど目の前にある」という意味から「目に見えて明白な」というニュアンスが生まれました。

ニュアンス・使用時の注意点


  • 「誰が見ても明らか」という意味合いが強く、場合によっては「言うまでもない」というトーンを含むことがあります。

  • 「そんなことわかりきっているよね」という、少し冷たい・ぶっきらぼうな印象を与えることもあるため、注意して使いましょう。

  • 口語・文章どちらでもよく用いられますが、カジュアルな会話からフォーマルな書き言葉まで幅広く使える便利な表現です。


4. 文法的な特徴と構文


  • 形容詞であるため、名詞を修飾したり、補語として使われたりします。

  • 比較級・最上級も問題なく使えます(more obvious、most obvious)。

イディオム・構文例


  • “It’s obvious that 〜.”(〜は明らかだ)


    • Ex) “It’s obvious that she worked very hard.”(彼女がとても努力したのは明白だ)


  • “To state the obvious,”(当たり前のことを言うと)


    • Ex) “To state the obvious, we need money to start a business.”

      (言うまでもないことだけれど、起業には資金が必要だ)


フォーマル・カジュアルどちらにも対応可能ですが、「obvious」はフランクな場面だと少し強い表現になることがあります。文章でもとてもよく使われるため、ビジネス文書などでも問題なく使用できます。


5. 実例と例文

日常会話(カジュアル)での例文


  1. “It’s obvious that you’re hungry—your stomach keeps growling.”

    (お腹が鳴ってるから明らかにお腹すいてるね。)

  2. “Isn’t it obvious? We should leave now.”

    (見てわかるでしょ?もう出発しなくちゃ。)

  3. “It’s pretty obvious he likes you.”

    (彼があなたに気があるのはかなりはっきりしてるよ。)

ビジネスシーンでの例文


  1. “It’s obvious that we need to cut costs to increase our profit margin.”

    (利益率を上げるにはコスト削減が必要なのは明白です。)

  2. “The most obvious solution is to automate the process.”

    (最も分かりやすい解決策は、その工程を自動化することです。)

  3. “It’s obvious that the market conditions have changed significantly.”

    (市場環境が大幅に変化したのは明白です。)

学術的な文脈での例文


  1. “It is obvious from the data that the hypothesis holds true.”

    (データから、その仮説が正しいことは明白だ。)

  2. “An obvious mechanism behind this phenomenon is gene expression.”

    (この現象の背後にある明白なメカニズムは遺伝子発現です。)

  3. “It became obvious through further research that the initial assumption was flawed.”

    (さらなる研究を通じて、当初の仮定に欠陥があることが明白になった。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. clear(はっきりした)


    • 「明瞭で理解しやすい」という点で似ていますが、「obvious」よりも日常的かつ幅広いシチュエーションで使われやすい。


  2. evident(明白な)


    • 論理的・証拠に基づいてはっきりしている印象があります。フォーマルな文章にもよく出てきます。


  3. apparent(見たところ明らかな)


    • 「外見上は明らか」というニュアンスがあり、「裏では違うかもしれない」という含みをもたせることも多い。


反意語


  1. subtle(微妙な)


    • 「とらえにくい、分かりにくい」という意味で、明白の反意として挙げられる。


  2. doubtful(疑わしい)


    • 「obvious」が“確実”であるのに対し、「doubtful」は“不確か”や“疑いがある”状態。



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA)


    • イギリス英語: /ˈɒb.vi.əs/

    • アメリカ英語: /ˈɑːb.vi.əs/ または /ˈɑb.vi.əs/


  • アクセント: 第1音節「ob」に強勢があります。


  • よくある発音の間違い: “b” の発音を抜かして “ovious” のように言ってしまう間違い。


  • イギリス英語は「オッビアス」、アメリカ英語は「アービアス」という感じの発音になります。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “obvious” の “b” を抜かして “ovious” と書いてしまう。

  • 同音異義語: 特に同音異義語はありませんが、“oblivious (気づいていない)” などと混同しやすい場合があります。

  • 試験対策: 英検やTOEICなどでも「文意を理解するうえでのキーワード」として選択問題などに出題されることがあります。「明白」「はっきりしている」の言い換え問題で登場するケースが多いです。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 記憶のコツ:


    • “obvious” は “ob” + “via” と関連があり、「道(via)の上にある」→「目の前にある→明らか」というイメージを持つと覚えやすいです。

    • スペルの “b” を忘れないように「オブ・ビ・アス」と発音を意識して練習する。


  • イメージ: 目の前に大きな看板があって、誰が見てもすぐわかるような状態を思い浮かべると「obvious」の感覚がつかみやすいです。

以上が形容詞「obvious」の詳細な解説です。自分の意思をはっきり伝えたいときや、「誰がどう見ても明らかだ」と言いたいときに、とても便利に使える形容詞です。ぜひ会話や文章で活用してみてください。

意味のイメージ
obvious
意味(1)

(一見して)明白な,明らかな,すぐ分かれる;見えすいた

基礎英単語(NGSL)/ 例文 / 英訳 / 選択問題

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