最終更新日:2025/12/05
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元となった辞書の項目

employment

名詞

〈U〉(人の)雇用 / 〈U〉(物・能力・時間の)使用《+of+名》 / 〈U〉〈C〉職,職業,仕事

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解説

1. 基本情報と概要

単語: employment

品詞: 名詞 (noun)

意味(英語・日本語)


  • 英語: “Employment” generally means the state of having a paid job, or the act of giving someone a job.

  • 日本語: 「雇用」や「仕事としての使用」の状態を指します。企業・団体などが人を雇うこと、または雇われている状態です。

    こういう場面で使われる単語で、「仕事に就いている」「雇用されている」というイメージを表すときに用いられます。ビジネスシーンや経済状況を説明する文脈などでもよく登場します。

活用形

「employment」は名詞のため、動詞のような活用形はありません。

ただし、関連する動詞として「employ (雇う)」があります。

他の品詞になったときの例


  • 動詞: employ (雇う)

  • 形容詞: employed (雇用されている)、employable (雇用可能な)

CEFRレベルの目安


  • B2(中上級)程度

    雇用や働き方など、やや抽象的なトピックで使用される単語なので、B2レベルで理解するのが目安です。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 語幹: employ (雇う)

  • 接尾語: -ment(動詞から名詞を作る接尾語)

関連語や派生語


  • employer(名詞): 雇用主

  • employee(名詞): 従業員

  • unemployment(名詞): 失業 (employment の反対)

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. full-time employment(フルタイムの雇用)

  2. part-time employment(パートタイムの雇用)

  3. gainful employment(有益な雇用・収入が得られる雇用)

  4. secure employment(安定した雇用)

  5. terms of employment(雇用条件)

  6. permanent employment(常雇用)

  7. level of employment(雇用水準)

  8. stable employment(安定雇用)

  9. employment rate(雇用率)

  10. equal employment opportunities(均等な雇用機会)


3. 語源とニュアンス

語源

「employment」は、動詞「employ」+接尾語「-ment」で構成されています。

「employ」は古フランス語の“employer”(使う、雇う)に由来しており、さらにラテン語の“implicāre”(巻き込む、使う)がルーツとされています。

ニュアンス・使用時の注意点


  • 「employment」は法律やビジネス文書、経済レポートなど、比較的フォーマルな文脈でも多用されます。

  • 口語でも「I’m looking for employment」などと使われますが、より一般的には「I’m looking for a job」のほうがカジュアルに聞こえます。

  • 「employment」と言うと、雇用形態や仕事の有無、会社のポジションなど、より客観的な性質を表すニュアンスがあります。


4. 文法的な特徴と構文

文法上のポイント


  • 可算/不可算: 基本的には不可算名詞として扱われることが多いです。「an employment」とはあまり言わず、「employment」として全体を指します。ただし、文脈によっては可算名詞として「employment(s)」と扱われる場合もあります(特に複数の雇用形態・職位を区別して言及する場合など)。

  • 場面: ビジネスやフォーマルな場面で使われることが多いですが、口語でも用いられます。

一般的な構文・イディオムの例


  • be in employment: 雇用されている状態

    例) “More than 90% of college graduates are in employment within six months.”

  • seek employment / look for employment: 仕事を探す

    例) “I decided to move to the city to seek better employment.”


5. 実例と例文

日常会話での例文


  1. “I’m looking for employment in the city right now.”

    (今は都会での仕事を探しているんだ。)

  2. “Finding employment can be tough without any experience.”

    (経験がないと仕事を見つけるのは大変かもしれない。)

  3. “Her employment means she’ll finally have a steady income.”

    (彼女が雇用されたことで、ようやく安定した収入が得られるね。)

ビジネスシーンでの例文


  1. “The company offers secure employment and good benefits.”

    (その会社は安定した雇用と良い福利厚生を提供している。)

  2. “We need to review our employment policies to attract more talented candidates.”

    (より優秀な人材を引き付けるために、当社の雇用方針を見直す必要があります。)

  3. “Employment contracts must clearly state the terms and conditions of work.”

    (雇用契約書には、就業条件を明確に記載しなければなりません。)

学術・公的文脈での例文


  1. “Government initiatives aim to increase employment in rural areas.”

    (政府の取り組みは、地方地域での雇用を増加させることを目的としています。)

  2. “Research indicates a correlation between education levels and employment rates.”

    (研究によれば、教育水準と雇用率の間に相関関係があるようです。)

  3. “Employment statistics show a steady growth in the technology sector.”

    (雇用統計によると、テクノロジー部門での雇用が着実に増加していることがわかります。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語(Synonyms)


  1. job(仕事)


    • より具体的でカジュアル。個々の職を指す場合に使いやすい。


  2. work(仕事 / 労働)


    • より広範な概念。具体的な雇用形態以外にも「働く行為」を指す。


  3. occupation(職業)


    • 社会的・一般的に人の従事する「職種」に注目するときに使う。


  4. position(ポジション)


    • より個別の役職や役割にフォーカスする。


反意語(Antonyms)


  • unemployment(失業)

    「employment」の対義語として「仕事がない状態」を指す。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA): /ɪmˈplɔɪ.mənt/ または /əmˈplɔɪ.mənt/

  • アクセント(強勢): 「em*ploy*ment」の「ploy」の部分に強勢がきます。

  • アメリカ英語とイギリス英語の違い: 大きな差はありませんが、アメリカ英語は [ɪmˈplɔɪ.mənt] のように “em” の発音がはっきりする傾向があり、イギリス英語は語頭が少し曖昧母音 /ə/ に近い発音 ([əmˈplɔɪ.mənt]) になる場合があります。

  • よくある間違い: “-ment” を “-mant” のように発音してしまうミスに気をつけましょう。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス: “employment” の “-ment” を “-mant” と書き違えるケースに注意。

  2. 同音異義語との混同: 特に “employ” と “employee” を混同しやすい場合があります。

  3. TOEICや英検などの試験対策: ビジネス系や経済トピックでよく出題される単語です。雇用・失業率などの話題で高頻度に登場します。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “employ” + “-ment” = “employment” という形は、動詞に “-ment” をつけて名詞化する定番パターンと覚えましょう。

  • 雇う → employ、雇われている状態(結果)→ employment」とセットでイメージすると覚えやすいです。

  • スペリングは em-pl-oy-ment と区切って書くとミスが減ります。

  • 経済ニュースやビジネス記事で頻繁に目にする語なので、そういった情報ソースで耳にしたり読んだりする際に意識すると定着しやすいです。


以上が名詞 “employment” の解説です。就職活動や経済記事などでよく登場する重要単語なので、正確に理解しておきましょう。

意味のイメージ
employment
意味(1)

〈U〉(人の)雇用

意味(2)

〈U〉〈C〉,職業,仕事

意味(3)

〈U〉(物・能力・時間の)使用《+of+

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