最終更新日:2025/09/20

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元となった辞書の項目

case

名詞

〈C〉《...の》実例, 事例 《of ...》 / 《the ~》実情 / 〈C/U〉場合 / 〈C〉訴訟事件, 判例

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解説

1. 基本情報と概要

単語: case

品詞: 名詞 (noun)

意味(英語)


  1. An instance or example of something happening.

  2. A container or box for storing or transporting items.

  3. A legal matter that requires a decision in a court of law.

  4. A situation or set of conditions affecting someone or something.

意味(日本語)


  1. 何かが起こる具体的な事例、または例示を指します。

  2. 物を入れる箱・容器や保護するためのカバーを指します。

  3. 法廷で扱われる事件、訴訟などを指します。

  4. ある状況や状態を表す言葉として使われます。

「case」は「例」や「事例」として使われたり、「ケース(箱や容器)」として物理的な意味でも使われます。さらに法律分野では「裁判事件」を示したり、「状況」として広く使われたりします。日常会話からビジネス、法廷用語まで幅広く使われる汎用性の高い名詞です。

活用形


  • 単数形: case

  • 複数形: cases

他の品詞形


  • 動詞: “to case” –「下見をする、偵察する」という意味で使われることがあります。

    例: “They cased the house before the burglary.”(泥棒に入る前に家を下見した)

CEFRレベル


  • B1 (中級): 日常でよく登場し、幅広い意味を一通り理解して使えるようになる目安です。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 接頭語・接尾語は特になし

  • 語幹: “case”


    • ラテン語 “casus”(出来事、偶然などを意味する語)と関連があります。


関連語


  • casing (名詞): カバーや外装

  • encase (動詞): 何かをケースなどで包む/囲む

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. case in point → (適切な)具体例

  2. make a case for 〜 → 〜を正当化する論を立てる

  3. in any case → いずれにしても / とにかく

  4. a strong case → 強い論拠、説得力のある論証

  5. a legal case → 法的な訴訟、裁判事件

  6. a criminal case → 刑事事件

  7. an extreme case → 極端な例

  8. worst-case scenario → 最悪のシナリオ

  9. a murder case → 殺人事件

  10. a storage case → 収納ケース


3. 語源とニュアンス

語源


  • ラテン語 “casus”(偶然、出来事)から派生し、フランス語 “cas” を経て英語の “case” になったとされています。

  • 元は「起こったこと」「忘れてはいけない出来事」などのニュアンスがあります。

ニュアンスと使用上の注意


  • 「case」は汎用性が高く、文脈によって意味が大きく変わる単語です。

  • 法律やビジネス文書では「事件」「訴訟」「事例」のようなフォーマルな響きがあります。

  • 日常会話でも「状況」や「容器」としてカジュアルに使われます。

  • 「to case」のように動詞になると「下見する」「観察する」など意味が異なるので混同しないように注意が必要です。


4. 文法的な特徴と構文


  • 名詞として可算扱い (a case / cases)。

  • 「in case」や「in any case」のような慣用表現では前置詞的な役割を持つことがありますが、元来は名詞です。

  • “case” は「名詞+名詞」の形で使われることも多く、たとえば “phone case”(スマートフォンケース)のように、後続の名詞を修飾します。

よく使われる構文・イディオム


  1. in case (of) + 名詞 / S + V


    • 〜の場合に備えて、〜という状況を想定して


  2. just in case


    • 万が一に備えて


  3. as is often the case


    • よくあることだが



5. 実例と例文

(1) 日常会話での例文


  1. “I keep my glasses in a sturdy case to protect them.”

    (眼鏡を守るためにしっかりしたケースに入れているよ。)


  2. “Just in case you need it, here's my phone number.”

    (念のため必要かもしれないから、これが私の電話番号だよ。)


  3. “In case of rain, let's bring an umbrella.”

    (雨が降る場合に備えて傘を持って行こう。)


(2) ビジネスシーンでの例文


  1. “We need a strong case to persuade the board of directors.”

    (取締役会を説得するには、説得力のある論拠(事例)が必要です。)


  2. “Please prepare a case study on this marketing campaign.”

    (このマーケティングキャンペーンに関する事例研究を用意してください。)


  3. “The legal team is reviewing the case for possible liability issues.”

    (法務チームが責任問題の可能性があるか、その案件を検討しているところです。)


(3) 学術的な文脈での例文


  1. “This study examines several notable cases of language acquisition in children.”

    (この研究は子どもの言語習得の顕著な事例をいくつか調べています。)


  2. “In the case of quantum mechanics, classical explanations often fail.”

    (量子力学の場合、古典的な説明はしばしば通用しません。)


  3. “We analyzed data from over 200 clinical cases.”

    (200を超える臨床症例のデータを分析しました。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. instance (インスタンス、事例)

  2. example (例)

  3. situation (状況)

  4. occurrence (出来事)

  5. lawsuit (訴訟) → 「事件・法的問題」の文脈では近い意味


  • “instance”は特定のものを例示する感覚が強い。

  • “example”は模範的に示す場合や例証として使われることが多い。

  • “situation”はより広く状況を表す言葉で、具体的な事件やケースとは少し異なる。

  • “lawsuit”は「訴訟」の意味で、“case”が指す法的事例の中でも裁判要素が強い文脈で使われる。

反意語 (Antonyms)


  • “non-issue” (問題にならないこと) → 直訳の反意語というより、「問題とみなされない」というニュアンス。


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA: /keɪs/

  • アメリカ英語: アクセントは最初の “ca” の母音 “keɪ” に置かれます。 [keɪs]

  • イギリス英語: 基本的に同じ発音ですが、わずかに口の開き方が違う程度でほぼ同じ [keɪs]

  • 発音ミスとしてよくあるのは、[kaːs]のように伸ばしてしまうこと。正しくは “ケイス”に近い音です。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペリングミス: “cese” や “caes” などと誤記しやすいので注意。

  • “case” の動詞用法(「下見をする」など)を知らずに混乱する場合あり。

  • “in case” を “if” と勘違いし、「もし〜なら」だけの意味で使わないように注意。 “in case” には「万が一に備えて」や「〜の場合を考慮して」という含みがあります。

  • TOEIC・英検などの試験でも “case study” や “make a case” などのフレーズで頻出。状況による文脈判断が問われることが多いです。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「ケイス」と発音して、「ケース」をイメージすると覚えやすいです。

  • スマートフォンの「ケース」や「in case of emergency(非常の場合)」など、日常にある英語表記を意識して読むと自然と覚えやすくなります。

  • 語源の “casus”(起こった出来事)から、「事例として取り上げられる何か」という連想を持つと、いろいろな文脈で応用しやすくなります。


以上が、名詞 “case” の詳細な解説です。場面や文脈によって多様な意味を持つ単語ですので、用途別に使い分けられるようになると英語力がさらにアップします。

意味のイメージ
case
意味(1)

〈C〉(…の)実例,事例《+of+

意味(2)

《the case》実情,真相

意味(3)

〈C〉〈U〉場合,情況,事情,立場

意味(4)

〈C〉(…の)(決定すべき)問題,重大事《+of+

意味(5)

〈C〉訴訟[事件],裁判

意味(6)

〈C〉(正当な)論拠,弁護;(被告または原告の)主張,申し立て

意味(7)

〈C〉病状,容態;(症状から見た)患者

意味(8)

〈C〉〈U〉格(名詞・代名詞の語形変化)

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