元となった辞書の項目
wonderful
解説
1. 基本情報と概要
英単語: wonderful
品詞: 形容詞 (Adjective)
意味(英語): extremely good, marvelous, or causing wonder
意味(日本語): とても素晴らしい、驚くほど良い、感動を与えるような
「wonderful」はポジティブな気持ちを表す際によく使われる形容詞です。たとえば、「すばらしい日だったよ」や「その映画は本当に素敵だったよ」など、相手に良い印象を伝えるときに使われます。ニュアンスとしては「あふれるほど良い」「感動的である」など、強い称賛の気持ちを含みます。
派生形・活用形
- 原形: wonderful
- 比較級・最上級は、会話でもう少し強調したいとき「more wonderful」「most wonderful」が使われることがありますが、多くの場合、別の単語(“amazing,” “incredible,”など)を用いて表現する方が自然です。
- 副詞形: wonderfully (素晴らしく)
他の品詞になった例
- 名詞形の例: wonder (驚き、不思議)
- 副詞形の例: wonderfully (素晴らしく)
- 動詞形の例: (*“wonder”が動詞ですが、「wonderful」での動詞形はありません)
CEFRレベルの目安
- B1(中級): 日常生活で不自由なく使いこなせる程度と言えます。学習者がポジティブな感想を伝えるときに使いやすい単語です。
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- 語幹: “wonder” (驚き、不思議)
- 接尾語: “-ful” (~でいっぱいの、~に満ちた)
つまり、“wonderful” は「驚きや不思議に満ちた → 素晴らしい」という意味を表します。
関連性(派生語・類縁語)
- “wonder” (名詞/動詞): 驚き・不思議、または疑問に思う
- “wonderful” (形容詞): 素晴らしい
- “wonderfully” (副詞): 素晴らしく
よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ
- wonderful day — すばらしい日
- wonderful experience — 素晴らしい体験
- wonderful idea — 素晴らしいアイデア
- wonderful opportunity — 素晴らしい機会
- wonderful time — 素晴らしい時間
- wonderful news — 素晴らしい知らせ
- absolutely wonderful — 本当に素晴らしい
- look wonderful — 素晴らしく見える
- smell wonderful — 素晴らしい香りがする
- sound wonderful — 素晴らしいように聞こえる
3. 語源とニュアンス
語源
- 「wonder(不思議、驚き)」 + 「ful(~でいっぱいの)」から成り立った単語です。古英語の “wundor” に由来し、「驚きや畏怖の念」を表すのが最初の意味でした。
ニュアンス・使用時の注意点
- 「wonderful」は非常にポジティブかつ親しみやすい響きを持つ単語です。
- 詩的なほど強い驚きではなく、日常のちょっとした「すばらしい出来事」から感動的な場面まで幅広く使えます。
- 日常会話ではカジュアルにもフォーマルにも対応できる便利な形容詞です。
4. 文法的な特徴と構文
形容詞としての基本構文
- “(主語) + be + wonderful.”
例: “This meal is wonderful.” - “(名詞) + is + a + wonderful + (名詞).”
例: “She is a wonderful friend.”
- “(主語) + be + wonderful.”
容認度や強調
- 強調したい場合は “absolutely wonderful” や “truly wonderful” などの副詞を加える。
可算・不可算の性質
- 「wonderful」は形容詞なので可算・不可算の区別はありません。
フォーマル/カジュアル
- 日常会話からビジネス文書まで幅広く使えますが、ビジネスメールなどでは “excellent” や “outstanding” などを使う場合もあります。
5. 実例と例文
日常会話での例文 (3つ)
- “You look wonderful in that dress!”
(そのドレス、すごく似合ってるよ!) - “That cake smells wonderful. Did you bake it yourself?”
(そのケーキ、すごくいい香りだね。自分で焼いたの?) - “It’s wonderful to finally meet you in person.”
(直接お会いできて本当にうれしいです。)
ビジネスシーンでの例文 (3つ)
- “Your presentation was wonderful; it really clarified the key points for everyone.”
(あなたのプレゼンは素晴らしかったです。みんなにとってポイントがよくわかりました。) - “We had a wonderful turnout at the conference last week.”
(先週の会議では素晴らしい参加者数でした。) - “She did a wonderful job managing the project under tight deadlines.”
(彼女は厳しい納期の中で、プロジェクトを見事に管理しました。)
学術的な文脈での例文 (3つ)
- “The research findings are wonderful; they open up new avenues for further study.”
(その研究結果は素晴らしいもので、更なる研究への新たな可能性を開きます。) - “It’s wonderful how advanced this field has become in such a short time.”
(こんなにも短期間でこの分野がここまで進歩したのは素晴らしいことです。) - “This theory offers a wonderful framework for understanding complex social issues.”
(この理論は複雑な社会問題を理解するための素晴らしい枠組みを提供します。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- amazing(驚くべき、すごい)
- 「wonderful」とほぼ同じニュアンスですが、「驚異的」という驚きの要素がやや強調されます。
- 「wonderful」とほぼ同じニュアンスですが、「驚異的」という驚きの要素がやや強調されます。
- incredible(信じられないほど素晴らしい)
- 「信じられない」ほどの凄さを表す。より劇的な印象。
- 「信じられない」ほどの凄さを表す。より劇的な印象。
- fantastic(空想的なほど素晴らしい)
- ややカジュアルな響きで、口語でよく使われます。
- ややカジュアルな響きで、口語でよく使われます。
- marvelous(驚くほど素晴らしい)
- 「wonderful」に近いですが、やや上品或いは文語的な響きがあります。
- 「wonderful」に近いですが、やや上品或いは文語的な響きがあります。
- excellent(優秀な、素晴らしい)
- 質が高いことを強調する際に使われます。ビジネスシーンでもよく使われます。
反意語
- terrible(ひどい)
- awful(とても悪い)
- horrible(ぞっとするほど嫌な)
「wonderful」の反意語はいずれも「悪い」「嫌な」という強いネガティブな意味合いがあります。
7. 発音とアクセントの特徴
IPA(国際音声記号)
- アメリカ英語: /ˈwʌn.dɚ.fəl/
- イギリス英語: /ˈwʌn.də.fəl/
- アメリカ英語: /ˈwʌn.dɚ.fəl/
強勢(アクセント)の位置
- 最初の “won-” の部分(第1音節)にアクセントがあります。
- アメリカ英語では “-dɚ-” とやや母音が強めに発音され、イギリス英語では “-də-” と弱くなる傾向があります。
- 最初の “won-” の部分(第1音節)にアクセントがあります。
よくある発音の間違い
- 最後の “-ful” を “-full” と伸ばしてしまう
- 中間の “d” を曖昧にして “wunnerful” のように発音してしまう
- 最後の “-ful” を “-full” と伸ばしてしまう
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス
- “wonderfull” と「l」を重ねてしまう間違いが多いです。正しくは「wonder*ful*」。
- “wonderfull” と「l」を重ねてしまう間違いが多いです。正しくは「wonder*ful*」。
- 同音異義語との混同
- “wanderful” (×) という言葉は存在しませんが、綴りを “wander” と混同する学習者を時々見かけます。
- “wanderful” (×) という言葉は存在しませんが、綴りを “wander” と混同する学習者を時々見かけます。
- 試験対策
- TOEICや英検などにおいては、「感想・評価を述べる形容詞」の一つとして頻出します。
- TOEICや英検などにおいては、「感想・評価を述べる形容詞」の一つとして頻出します。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- “wonder + ful = wonderに満ちた”
- 文字通り「驚き(wonder)で満ちあふれた(-ful)」と覚えると印象に残りやすいです。
- 文字通り「驚き(wonder)で満ちあふれた(-ful)」と覚えると印象に残りやすいです。
- 語感と感情のリンク
- 口に出すときに、「わぁー」と驚く気持ちをイメージすると「wonderful」のポジティブさを頭に描きやすいです。
- 口に出すときに、「わぁー」と驚く気持ちをイメージすると「wonderful」のポジティブさを頭に描きやすいです。
- 音と絵で覚える
- “wonder”=「?」が浮かんでいるイラストに、「壁いっぱいの星(ful)」を加えてイメージするとより覚えやすくなるかもしれません。
以上が“wonderful”の詳細解説です。普段の会話やビジネスシーンで積極的に使ってみてください。とても便利で、ポジティブな印象を与えられる単語ですよ。
意味のイメージ
意味(1)
驚くべき,不思議な;すばらしい,すてきな