uncomfortable
1. 基本情報と概要
英単語: uncomfortable
品詞: 形容詞 (adjective)
意味(英語): not feeling or causing ease; uneasy or awkward
意味(日本語): 心地が悪い、不快な、落ち着かない
「uncomfortable」は、「着心地や座り心地が悪い」「気まずくて落ち着かない」といった状況を表すときに使われる単語です。たとえば椅子や靴が「座り心地が悪い」「履き心地が悪い」と感じる場合、あるいは会話や雰囲気が「気まずい、落ち着けない」と感じる場合など、物理的にも精神的にも「不快さ」を示します。
活用形
形容詞のため、時制変化はありませんが、副詞形や名詞形に派生します:
- 副詞: uncomfortably (不快になるほどに、不安そうに)
- 名詞: (形そのものの名詞形はありませんが、関連語として) discomfort (不快感)
他の品詞になった例
- 名詞: comfort (快適さ、安心感) → discomfort (不快感)
- 形容詞: comfortable (快適な)
- 副詞: comfortably (快適に)
- 動詞: comfort (慰める)
CEFRレベル: B2 (中上級)
「uncomfortable」は、日常的にもビジネスシーンでも比較的よく使われる単語です。中上級の英語学習者にとっては覚えやすく、かつ使用頻度の高い語彙です。
2. 語構成と詳細な意味
接頭語・接尾語・語幹
- un-: 「否定」を表す接頭語。
- comfortable: 「快適な」という意味の形容詞。
- 語幹は「comfort (快適さ、安心)」から派生しており、
- 「-able」は「〜できる」の意味を持つ接尾語。
- 語幹は「comfort (快適さ、安心)」から派生しており、
したがって「uncomfortable」は「(快適であることが)できない」→「快適ではない」となります。
よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)
- feel uncomfortable with ~
→ ~に対して不快に感じる - an uncomfortable chair
→ 座り心地の悪い椅子 - uncomfortable silence
→ 気まずい沈黙 - be uncomfortable about ~
→ ~について落ち着かない、不安である - make someone uncomfortable
→ 相手を不快にさせる - remain uncomfortable throughout the meeting
→ 会議の間ずっと落ち着けない状態でいる - wear uncomfortable shoes
→ 履き心地の悪い靴を履く - find the conversation uncomfortable
→ その会話が気まずいと感じる - physically uncomfortable
→ 物理的に不快な - emotionally uncomfortable
→ 精神的に不快な
3. 語源とニュアンス
- 「uncomfortable」は、接頭語「un-(否定)」+「comfortable(快適な)」の組み合わせ。
- 「comfortable」は、ラテン語の “comfortare”(力づける、元気づける)が語源の “comfort” をもとにした形容詞で、「快適さ・安心感」を表します。
歴史的な使われ方
英語では古くから “comfort”(心地よさ、安らぎ)という概念が存在し、その逆を示すために「un-」をつけた形で「心地よくない、気まずい」の意味を表現するようになりました。
使用時の注意点
- 物理的な不快感だけでなく、心理的な気まずさや不安を含むニュアンスも表現できます。
- フォーマル/インフォーマルどちらのシーンでも使えますが、相手に強い不快感を示す場合はトーンに注意しましょう。
4. 文法的な特徴と構文
文法上のポイント
- 「uncomfortable」は形容詞なので、名詞を修飾したり、補語(補文)として使われます。
- 例: “I feel uncomfortable.”(補語として)
- 例: “That is an uncomfortable seat.”(名詞 seat を修飾)
- 例: “I feel uncomfortable.”(補語として)
一般的な構文
- be + uncomfortable
- 例: “I am uncomfortable with this plan.”
- 例: “I am uncomfortable with this plan.”
- make + 目的語 + uncomfortable
- 例: “The question made me uncomfortable.”
- 例: “The question made me uncomfortable.”
- find + 目的語 + uncomfortable
- 例: “I find his attitude uncomfortable.”
イディオム
特別な定型イディオムは多くないものの、“uncomfortable silence”のような頻出フレーズがあります。
5. 実例と例文
日常会話での例文 (3つ)
- “These shoes are really uncomfortable. I need to change them.”
(この靴、すごく履き心地が悪いよ。履き替えなきゃ。) - “I feel uncomfortable eating in front of strangers.”
(知らない人の前で食事するのは落ち着かないよ。) - “It was an uncomfortable silence after I mentioned the topic.”
(その話題を出した後、気まずい沈黙があったんだよね。)
ビジネスシーンでの例文 (3つ)
- “If employees are uncomfortable with the new policy, we should address their concerns.”
(従業員が新しい方針に不安を感じているようなら、その懸念に対応するべきです。) - “The client seemed uncomfortable discussing the budget during the meeting.”
(クライアントは会議中、予算の話をするのに気が進まない様子でした。) - “He looked uncomfortable during the presentation, perhaps due to lack of preparation.”
(彼はプレゼン中に落ち着かない様子だったね。たぶん準備不足のせいかもしれない。)
学術的・フォーマルな文脈での例文 (3つ)
- “Some participants reported feeling uncomfortable when asked personal questions.”
(個人的な質問をされたときに不快感を覚えたと報告した参加者もいました。) - “The experimental conditions were intentionally designed to be slightly uncomfortable.”
(実験条件は、あえて少し不快に感じられるように設計されていました。) - “Cultural differences can create situations that are uncomfortable for international students.”
(文化の違いによって、留学生にとっては居心地の悪い状況が生じることがあります。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
uneasy (不安な、落ち着かない)
- 「不安感」「心理的な落ち着きのなさ」を強調するニュアンス。
- 例: “I feel uneasy about speaking in public.”
- 「不安感」「心理的な落ち着きのなさ」を強調するニュアンス。
awkward (気まずい、ぎこちない)
- 人間関係や状況における「気まずさ」を主に示す。
- 例: “It was awkward meeting my ex at the party.”
- 人間関係や状況における「気まずさ」を主に示す。
unpleasant (不快な、嫌な)
- より直接的に「嫌な感じ」を与える表現。
- 例: “The smell in the kitchen is quite unpleasant.”
- より直接的に「嫌な感じ」を与える表現。
反意語
- comfortable (快適な)
- 「uncomfortable」の直接的な反意語。
7. 発音とアクセントの特徴
- IPA(アメリカ英語): /ˌʌnˈkʌmfərtəbəl/
- IPA(イギリス英語): /ˌʌnˈkʌmftəbl/ (母音の発音が少し異なる)
発音のポイント
- アクセント(強勢)は “com” の部分にあります: un-COM-for-ta-ble。
- 母音が連続している部分 “-fort-” は、アメリカ英語だと /fər/ のように「ファー」寄りの音になります。イギリス英語では /ftə/ のように短めで「フタ」に近い響きになることが多いです。
- “uncomfortable” を速く発音すると “un-comf-ta-ble” のように聞こえ、舌がもつれやすいので注意しましょう。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “uncomfotable” や “uncomrtable” のように、スペリングを落としがち。必ず “un-com-for-ta-ble” と分解して覚えましょう。
- 同音異義語との混同: 同音異義語はありませんが、“unconscious” (意識を失った) など、”un-” で始まる他の形容詞と混同しないように注意。
- 試験対策: TOEICや英検などでも、ビジネス文書や日常会話の読解問題などで「快適・不快」の対比で出題されることがあります。例文を通じて前後の文脈もチェックしておきましょう。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 分解して覚える: 「un + comfort + able = “not comfortable”」 → 「快適じゃない」というイメージを頭に描くと覚えやすいです。
- イメージ連想: 履き心地の悪い靴や座り心地の悪い椅子をイメージすると、「uncomfortable」がすぐに思い浮かぶでしょう。
- 音読で慣れる: 発音が少し長いので、何度か声に出して「un-COM-for-ta-ble」と区切って練習するとスラスラ言いやすくなります。
以上が形容詞「uncomfortable」の詳細な解説です。日常会話からビジネス・アカデミックまで幅広く使える単語ですので、ぜひ積極的に使ってみてください。
(物が)心地よくない
(人が)不愉快に感じる