question mark
以下では、名詞 “question mark” を、できるだけ詳細に解説します。
1. 基本情報と概要
英単語: question mark
品詞: 名詞 (noun)
意味(英語): A punctuation mark (?) used at the end of a sentence to indicate a direct question or uncertainty.
意味(日本語): 文末に付けて疑問を表したり、疑わしい点を示すために使われる記号、「?」のことです。日常会話ではもちろん、文章の終わりに「?」をつけると質問文になる、といった場面で使います。また「不確か」というニュアンスを象徴的に示すときにも用いられます。
- 活用形: 一般的に可算名詞として用いられ、複数形は question marks になります。
(例)one question mark → two question marks 関連する品詞形:
- question (名詞/動詞): 疑問、質問/〜に疑問を投げかける
- mark (名詞/動詞): 印、記号/印をつける
※ただし直接 “question mark” からの派生ではなく、二つの単語の組み合わせです。
- question (名詞/動詞): 疑問、質問/〜に疑問を投げかける
CEFRレベルの目安: A2(初級)~B1(中級)
- A2: 簡単な文章や質問文を作る段階でよく使われる記号
- B1: 疑問や不確かなことを表す表現の豊かさが求められるレベル
- A2: 簡単な文章や質問文を作る段階でよく使われる記号
2. 語構成と詳細な意味
語構成: “question” + “mark”
- question: 疑問文や問いを示す単語
- mark: 記号や印を意味する単語
- question: 疑問文や問いを示す単語
派生語や類縁語:
- interrogation mark (synonymous phrase, まれに用いられる「疑問符」の別称)
- exclamation mark (感嘆符) など、他の文末記号との対比でよく扱われます。
- interrogation mark (synonymous phrase, まれに用いられる「疑問符」の別称)
よく使われるコロケーションや関連フレーズ (日本語訳付き):
- put a question mark at the end of the sentence(文末に疑問符をつける)
- a question mark over something(~についての不確実性)
- place a big question mark on~(~に大きな疑問符を付す)
- raise a question mark about~(~に疑問を投げかける)
- question marks remain(疑問が残る)
- replace a full stop with a question mark(句点を疑問符に置き換える)
- a lingering question mark(消えない疑問)
- rhetorical question mark(修辞的な疑問符)
- punctuation question mark(句読法上の疑問符)
- question mark icon(疑問符のアイコン)
- put a question mark at the end of the sentence(文末に疑問符をつける)
3. 語源とニュアンス
語源:
“question” はラテン語の “quaestio” からの派生で、「尋ねること」を意味します。“mark” は古英語の “mearc” に由来し、「印、記号」を意味します。
中世ヨーロッパの写本では、「Q」と「o」の組み合わせ(Qo
)を疑問を示すために使っていたという説もあります。その後、“?” の形に発展しました。ニュアンス・使用時の注意点:
- 疑い・不確かさを象徴: 「この点はわからない」や「解決されていない問題」というニュアンスを表したいときに、比喩的に「There's a question mark over...(~には疑問符がついている)」という表現が使われます。
- 口語・文章両方で使われる: 実際の記号として日常文章やSNSでも使いますし、口語でも「That raises a question mark.(それは疑問符がつくね)」のように比喩で使うことがあります。
- カジュアル/フォーマル: 実際に疑問文を作る場合や不確かさを表現する場合、あらゆる場面(カジュアル・フォーマル)で幅広く使われますが、ビジネス文書では過度に乱用しないように注意が必要です。
- 疑い・不確かさを象徴: 「この点はわからない」や「解決されていない問題」というニュアンスを表したいときに、比喩的に「There's a question mark over...(~には疑問符がついている)」という表現が使われます。
4. 文法的な特徴と構文
名詞としての特徴:
- 可算名詞 (countable noun) です。
- 例: “I have two question marks in this paragraph.”(この段落には疑問符が2つあります)
- 可算名詞 (countable noun) です。
一般的な構文・イディオム:
- “put a question mark (on/over/against) something” → 何かに疑問を投げかける
- “question mark over (someone/something)” → (~に関して)疑問符が付く
- “raise a question mark” → (~に)疑問を提起する
- “put a question mark (on/over/against) something” → 何かに疑問を投げかける
使用シーン:
- フォーマル/カジュアル共に幅広く使われますが、フォーマルな文書では「疑問符」を使いすぎると失礼になったり幼稚に見える場合もあるため、ビジネスレターなどでは文章構成に注意が必要です。
5. 実例と例文
(1) 日常会話での例文
- “Don’t forget to put a question mark at the end of that sentence, or it won’t look like a question.”
(その文の末尾に疑問符をつけるのを忘れないでね、質問文に見えなくなるよ。) - “Why did you put a question mark there? Are you unsure?”
(なんでそこに疑問符をつけたの?自信がないの?) - “There’s a question mark over whether we can go to the beach tomorrow, depending on the weather.”
(天気次第で、明日ビーチに行けるかどうかは疑問だね。)
(2) ビジネスでの例文
- “We need to address the question marks in the financial report before presenting it to the stakeholders.”
(利害関係者に提示する前に、財務報告にある疑問点を解決しなければなりません。) - “The CEO’s sudden resignation puts a big question mark over the future of the company.”
(CEOの突然の辞任は、会社の将来に大きな疑問符を投げかけています。) - “Could you please clarify the question mark at the end of the document? I’m not sure what issue it refers to.”
(書類の末尾に付いている疑問符について説明していただけますか?どの問題を指しているのか分かりません。)
(3) 学術的な文脈での例文
- “Several scholars have placed a question mark over this theory, citing contradictory evidence.”
(いくつかの学者は、矛盾する証拠を根拠にこの理論に疑問符をつけています。) - “One of the greatest question marks in evolutionary biology is how consciousness arose.”
(進化生物学における最大の疑問点の一つは、意識がどのようにして生じたのかということです。) - “The proposal left a question mark regarding its feasibility under real-world conditions.”
(その提案は、現実の環境での実行可能性に関して疑問符を残しています。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- interrogation mark (疑問符): 意味はほぼ同じですが、一般には “question mark” の方が馴染みがあります。
- query (疑問、問い合わせ): 名詞としても動詞としても使えますが、名詞なら「疑問」の意味です。
- doubt (疑い): 記号ではなく感情・状態を指す単語なので、文脈によっては置き換え可能ですが用法が異なります。
- interrogation mark (疑問符): 意味はほぼ同じですが、一般には “question mark” の方が馴染みがあります。
反意語
- exclamation mark (感嘆符): 疑問ではなく強調や驚きを表す記号です。
- period / full stop (句点): 疑問や驚きではなく、文章の終わりを穏便に示す記号です。
- exclamation mark (感嘆符): 疑問ではなく強調や驚きを表す記号です。
ニュアンスや使い方の違い
- “question mark” → 疑問や不確かさに焦点
- “exclamation mark” → 驚きや感情の強い表現
- “period/full stop” → 文を完結させる、余計なニュアンスを含まない
- “question mark” → 疑問や不確かさに焦点
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号(IPA):
- アメリカ英語: /ˈkwɛstʃən mɑːrk/
- イギリス英語: /ˈkwestʃən mɑːk/
- アメリカ英語: /ˈkwɛstʃən mɑːrk/
- 強勢(アクセント)の位置:
- “ques-tion mark” のように “ques-” の部分に強勢が置かれます。
- “ques-tion mark” のように “ques-” の部分に強勢が置かれます。
- よくある間違い:
- “queston” のように “i” を抜かしたり、 “question” の発音が 「クエスチオン」ではなく「クウェスチョン」のように “tʃ” 音を意識して発音するのがポイントです。
- “queston” のように “i” を抜かしたり、 “question” の発音が 「クエスチオン」ではなく「クウェスチョン」のように “tʃ” 音を意識して発音するのがポイントです。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “question” の綴り間違い(“questionn” や “qestion” など)に注意。
- 発音ミス: “qu” の音と “tion” の音をしっかり分ける。
- 同音異義語との混同: “question mark” に同音異義語はあまりありませんが、“mark” は “マーケット(market)” と混同しやすい学習者もいるため注意。
- 試験対策: TOEICや英検などで出題される場合は、「句読点の使い方」や「疑問文を作る際の基本ルール」と絡めて問われることがあります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- イメージ: 「?」の形は頭の上にクエスチョン(疑問)を抱えている人の姿を連想すると覚えやすいです。
- 勉強テクニック:
- 「疑問符は“?”だ!」というときに、頭を少し傾けると“?”の形をイメージしやすい。
- スペリングで “question” の “i” を抜かさないように “QUES-T-I-ON” と声に出して区切って覚えてみる。
- 「疑問符は“?”だ!」というときに、頭を少し傾けると“?”の形をイメージしやすい。
以上が、名詞 “question mark” の詳細解説です。文章の最後につけて質問文を示したり、不明点や不確かな点を表すときに使う、非常に重要な記号です。学習や文章作成の際には、スペリングや発音、そして使いどころをしっかりおさえて活用してみてください。
疑問符(?)