pure
(金など)混じりけのない, 純粋の / (水など)汚れていない, きれいな / 《名詞の前にのみ用いて》《話》全くの / 《名詞の前にのみ用いて》(応用的に対して)理論的な
1. 基本情報と概要
単語: pure
品詞: 形容詞 (adjective)
活用形:
- 比較級: purer (ピュアラー)
- 最上級: purest (ピュアレスト)
英語の意味: not mixed with anything else; clean and free from any contaminants.
日本語の意味: 他のものが混ざっていない、汚れや不純物がない状態。
「例えば、人や物が“純粋な”状態であることを表します。しばしば“まじり気なし”や心や行動が“清らか”というニュアンスで使われる言葉です。」
- 他の品詞になった例
- 名詞: purity (ピュアリティ) – 「純粋さ」「純度」
- 副詞: purely (ピュアリー) – 「純粋に」「まったく」
- 他の派生形: purify (動詞, 「浄化する・純化する」)
- 名詞: purity (ピュアリティ) – 「純粋さ」「純度」
CEFRレベルの目安: B1(中級)
「日常会話でもよく出る単語ですが、少し抽象的な文脈でも使うため、B1(中級)程度と言えます。」
2. 語構成と詳細な意味
- 語幹: pur- (ラテン語「clean(清潔な)」の意味)
- 接頭語・接尾語: この形容詞「pure」自体は接頭語・接尾語を伴わない形ですが、派生形として「purify (動詞)」「purity (名詞)」が挙げられます。
よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)
- pure water(純粋な水)
- pure gold(純金)
- pure joy(純粋な喜び)
- pure bliss(至福の状態)
- pure luck(まったくの幸運)
- pure chance(まったくの偶然)
- pure white(純白)
- pure love(純愛)
- pure fantasy(純粋な空想・妄想)
- pure air(汚れのない空気)
3. 語源とニュアンス
- 語源:
- ラテン語の “purus” (純粋な、清潔な)
- 古フランス語 “pur”
- 中英語を経て現在の “pure” となった
- ラテン語の “purus” (純粋な、清潔な)
歴史的には「清潔さ」「混ざり気のなさ」を強く意識する文脈で使われてきました。現代英語でも物質的な“まじり気のない”状態と、精神的・道徳的に“清らか”という両意味で使います。
- 使用時の注意点やニュアンス:
- 物質的に“混じりけがない”場合(例: pure gold, pure water)
- 精神的に“清らか”や“汚れのない”イメージ(例: a pure heart)
- カジュアルすぎず、フォーマルでも使われる標準的な単語
- 物質的に“混じりけがない”場合(例: pure gold, pure water)
4. 文法的な特徴と構文
- 形容詞として: 名詞を修飾する働きをする。
- よくある構文:
- “It’s pure + 名詞.” → “It’s pure nonsense.”(こんなの全くのナンセンスだ)
- “pure and simple” → “It was a mistake, pure and simple.”(それは単なるミスだった、それだけだ)
- “It’s pure + 名詞.” → “It’s pure nonsense.”(こんなの全くのナンセンスだ)
- フォーマル/カジュアル: 一般的にどちらでも使える。日常会話でも書き言葉でも頻繁に使用。
5. 実例と例文
(1) 日常会話での例文
- “This water tastes so good; it’s absolutely pure.”
- 「この水すごくおいしいね。まったく混じり気がないよ。」
- “I can’t believe he lied; I thought he had a pure heart.”
- 「彼が嘘をつくなんて信じられない。純粋な心の持ち主だと思ってたのに。」
- “She wore a dress of pure white on her wedding day.”
- 「彼女は結婚式の日に純白のドレスを着ていた。」
(2) ビジネスでの例文
- “Our company guarantees the product is made from pure materials.”
- 「当社は製品が純粋な素材から作られていることを保証しています。」
- “We must ensure the data is pure and not corrupted.”
- 「データが純粋で損なわれていないことを確認しなければなりません。」
- “Using pure research methods will enhance our credibility.”
- 「純粋な研究手法を用いることで、私たちの信頼性は高まるでしょう。」
(3) 学術的な文脈での例文
- “In chemistry, we often require reagents of high purity for accurate results.”
- 「化学の分野では、正確な実験結果を得るために純度の高い試薬がよく必要とされます。」
- “Plato discussed the concept of a ‘pure form’ in his philosophical works.”
- 「プラトンは著作の中で“純粋形相”の概念について論じました。」
- “A pure culture of bacteria is essential for this type of laboratory analysis.”
- 「この種の実験分析には、バクテリアの純粋培養が不可欠です。」
6. 類義語・反意語と比較
- 類義語 (Synonyms)
- clean(清潔な)
- unmixed(混ざっていない)
- pristine(完全に汚れがない)
- untainted(汚染されていない)
- spotless(汚れやしみがない)
- innocent(罪のない、純粋な)
- clean(清潔な)
これらは「汚れがない」「まじり気がない」という点で似ていますが、たとえば “innocent” には「罪や悪意がない」という道徳的側面が強く、“clean” は物理的な清潔さに重点が置かれやすいです。
- 反意語 (Antonyms)
- impure(不純な)
- contaminated(汚染された)
- mixed(混合の)
- corrupt(腐敗した、堕落した)
- impure(不純な)
“impure” は「混ざり気がある」、 “contaminated” は「汚染された」という意味で、純粋さが損なわれていることを表します。
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号 (IPA):
- アメリカ英語 (AmE): /pjʊr/
- イギリス英語 (BrE): /pjʊə(r)/
- アメリカ英語 (AmE): /pjʊr/
アクセント: “pure” の1音節目 “pu-” に強勢が置かれます。
よくある発音の間違い: “pyur” のように “u” をはっきり発音せず、“パー”や“ピュワ”のように曖昧になると伝わりにくい場合があります。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “p u r e” と4文字だけですが、 “u” を抜かしたり “puer” とタイプミスしやすい学習者がまれにいます。
- 同音または紛らわしい単語: “poor (貧しい)”, “pour (注ぐ)” など発音が似ている単語と混同しがちなので注意。
- 試験対策: TOEICや英検などで「純粋な状態」や「無垢性」を表す文脈で出題されることがあります。特に派生語 “purity” などを含め、文脈の適切さを問う問題に注意してください。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「purify (浄化する)」や「purity (純度)」と関連づけて覚えると、意味がイメージしやすくなります。
- スペルの “u” は「泡立たないくらい純粋な水のイメージ」と関連づけたり、「P + U + RE の並びを指で描くように」覚えると定着しやすいです。
- “Pure” は一見シンプルな単語ですが、精神面・物理面において「混じり気がない」という抽象的な概念を含む、と覚えると理解が深まります。
以上が形容詞 “pure” の詳細解説です。清らかさや混ざり気のなさを表す際に、いろいろな文脈で活用してみてください。
(金など)混じりけのない,純粋の
(水など)汚れていない,きれいな
(道徳的に)汚れていない,清らかな
(血統が)純粋の,純血の,きっすいの
《名詞の前にのみ用いて》(応用的に対して)理論的な,純粋の
《名詞の前にのみ用いて》《話》全くの