最終更新日:2025/07/21
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元となった辞書の項目

persuade

動詞

〈他〉〈人〉を説得する / 〈人〉に信じさせる

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私は一緒に旅行に行こうと友達を説得しようとしました。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: persuade

品詞: 動詞 (他動詞)

CEFRレベルの目安: B2(中上級)

英語での意味: to convince someone to do or believe something, by giving them good reasons

日本語での意味: (相手に十分な理由を提示して)行動や考えを変えるように「説得する」

「persuade」は、誰かに何かをするようにやさしく促したり、納得できる理由を示して説得したりするニュアンスを持った動詞です。

活用形


  • 原形: persuade

  • 三人称単数現在形: persuades

  • 現在分詞/動名詞: persuading

  • 過去形/過去分詞: persuaded

派生形


  • 名詞: persuasion(説得)、persuasiveness(説得力)

  • 形容詞: persuasive(説得力のある)

  • 副詞: persuasively(説得力をもって)


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 接頭語 (per-): 「完全に」「徹底的に」などを表す場合がある。

  • 語幹 (suade): ラテン語由来の「advise(忠告する)」「recommend(勧める)」のニュアンスを含む。

派生語や類縁語


  • persuasion / persuasive / persuasively など

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. persuade someone to do something

    (誰かを~するよう説得する)

  2. try to persuade

    (説得しようとする)

  3. manage to persuade

    (何とか説得することに成功する)

  4. attempt to persuade

    (説得を試みる)

  5. be persuaded by (someone)

    ((誰か)によって説得される)

  6. persuade the jury

    (陪審員を説得する)

  7. persuade the crowd

    (群衆を説得する)

  8. persuade firmly

    (しっかりと/強固に説得する)

  9. cannot be persuaded

    (どうしても説得できない)

  10. persuade him otherwise

    (彼に別の考えを持たせるよう説得する)


3. 語源とニュアンス

語源


  • ラテン語「persuadēre」が起源であり、「per-(完全に)」+「suadēre(助言する)」という要素から成っています。

歴史的な使われ方


  • 古くから “advise” や “recommend” の意味合いを強くもち、相手が自発的に納得して行動を起こすよう導く言葉として使われてきました。

ニュアンス・使用上の注意


  • 「persuade」は「相手の納得を得る」ニュアンスがあるため、強制力よりも「理由や論理性に訴える」イメージが強いです。

  • 口語・文章どちらでも使われますが、フォーマルな場面(ビジネスや議論など)でもよく使われます。

  • カジュアルにも「友達を説得する」などでも使えます。


4. 文法的な特徴と構文


  1. persuade + 目的語 + to不定詞


    • 例: She persuaded me to join the event.

    • 「誰かを~させるよう説得する」構文が典型的です。


  2. persuade + 目的語 + of + 名詞/内容


    • 例: He tried to persuade them of the plan’s benefits.

    • 意味: 「~の価値・良さを説得する」



  • いずれも他動詞として「相手を目的語に取り」、その次に to不定詞や of 句を使います。


  • 名詞形 “persuasion” は不可算扱いが主体ですが、文脈によって可算として使われる場合(“a persuasion”)もありえます(例: “a particular persuasion” = 特定の信念・思想)。



5. 実例と例文

日常会話での例文(3例)


  1. I finally persuaded my friend to watch that new movie with me.

    (ついに友達を説得して、新作映画を一緒に見に行ってもらうことに成功した。)


  2. She tried to persuade me to join her for dinner, but I was too busy.

    (彼女は夕飯に誘おうと説得したけれど、私は忙しすぎた。)


  3. My brother persuaded our parents to let him stay out late.

    (弟は両親を説得して、遅くまで外出させてもらうようにした。)


ビジネスでの例文(3例)


  1. The sales team managed to persuade the client to sign a contract.

    (営業チームは苦労して、クライアントに契約を結ぶよう説得することに成功した。)


  2. We need a solid argument to persuade the board of directors to invest in this project.

    (取締役会にこのプロジェクトへの投資を促すには、しっかりした根拠が必要だ。)


  3. He tried to persuade his manager that hiring more staff would benefit the company.

    (彼はマネージャーを説得して、より多くのスタッフを雇うことが会社の利益になると主張した。)


学術的な文脈(3例)


  1. The researcher presented compelling evidence to persuade the academic committee.

    (研究者は学術委員会を説得するために説得力のある証拠を示した。)


  2. In her thesis, she aimed to persuade the readers to reconsider traditional methods.

    (彼女は論文の中で、読者に従来の方法を再考するよう促すことを目指した。)


  3. The speaker used historical data to persuade the audience of the theory’s validity.

    (講演者は歴史的なデータを使って、その理論の正当性を聴衆に納得させた。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. convince(納得させる)


    • 「納得させる」という点では似ています。ただし “convince” は「相手の考えや意見を変える」側面が強調されることが多いです。

    • 例: I convinced him that the idea was good.


  2. influence(影響を与える)


    • 「行動や思考に影響を与える」イメージで、説得よりも広範な意味をもちます。

    • 例: She greatly influenced my decision.


  3. sway(揺り動かす、動揺させる)


    • 「感情的に動かす」ニュアンスが含まれることがあり、やや口語的。

    • 例: The public opinion was swayed by his speech.


  4. urge(強く勧める)


    • 「急き立てる」「熱心に勧める」ニュアンスがあり、やや強い要望や促しを表す。

    • 例: I urge you to consider all options.


反意語


  • dissuade(思いとどまらせる)


    • 「説得してやめさせる」「説得して思いとどまらせる」という真逆の意味を表します。

    • 例: I tried to dissuade him from quitting his job.



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA)


    • アメリカ英語: /pərˈsweɪd/

    • イギリス英語: /pəˈsweɪd/


  • 強勢(アクセント)の位置: “-suade” の部分(第二音節)にアクセントがあります。


  • よくある発音の間違い: 最初の音節で“per-”を強く読んだり、「スウェイド」と読まずに、はっきり「スウェイド」と “sweɪd” を意識すると通じやすいです。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “persuade” は “persuede” と誤って e を重ねたり、 “per-sue-d” と書き間違えやすいので注意。

  • 同音異義語との混同: “pursued”(追跡するの過去形・過去分詞)とはスペルが似ていますが、意味がまったく異なります。

  • TOEICや英検などでの出題傾向:


    • 文法として「persuade + 目的語 + to do」の形を問う問題がよく出ます。

    • 「convince」との使い分けに関する問題も見られます。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 語源から覚える: “per-” = しっかり、 “suade” = 助言する → 「しっかり助言して納得させる」

  • イメージ: 「相手と対話して、納得や合意を引き出す」場面を想像すると覚えやすい。

  • スペリングのポイント: 「per」+「suade」。「p-e-r」と「s-u-a-d-e」部分を区切って意識する。

  • 勉強テクニック: 「convince」と「persuade」の例文をセットで覚えると役立ちます。


上記を踏まえて「persuade」を積極的に使ってみてください。相手を論理的に納得させたい場面でとても役立つ表現です。

意味のイメージ
persuade
意味(1)

〈人〉‘を'説得する

意味(2)

〈人〉‘に'信じさせる

意味を覚えるための辞書問題

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