最終更新日:2024/06/11
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元となった辞書の項目

intersection

名詞

〈C〉(特に道路の)交差点 / 〈U〉交差

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交差点は交通渋滞で混んでいました。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: intersection

品詞: 名詞 (countable noun)

意味 (英語): A place or point where two or more things (especially roads or lines) cross or meet

意味 (日本語): 道路や線など、2つ以上のものが交わる・交差する場所または点

「intersection」は、例えば道路同士が交わる交差点を指すときによく使われます。また、数学などでも2つ以上の集合が共有する部分(共通部分)を表す際にも使われます。基本的に「何かと何かが交わる所・局面」というニュアンスを持ち、道路の交差点から抽象的な話題(アイデアやテーマの交わる部分)まで幅広く使われる単語です。


  • 活用形: 名詞なので、複数形は“intersections”となります。

  • 他の品詞形:


    • 「intersect」 (動詞): 交差する、横切る

    • 「intersectional」 (形容詞): 交差に関する、交差の

    • 「intersecting」 (形容詞): 交差している


CEFRレベル (目安): B2(中上級)


  • 大学受験や英検準1級程度のレベルで、多少専門的・抽象的な文脈でも見かける単語です。


2. 語構成と詳細な意味


  • 語源構成:


    • inter- (「間に」「相互の」という意味をもつ接頭語)

    • sect (「切る」という意味をもつ語幹、ラテン語の “sectare” に由来)

    • -ion (名詞化する接尾語)


このように元々は「間を切る・切り分ける」というイメージから成り立っています。


  • 派生語・関連語:


    • 「intersect」(動詞):交差する

    • 「intersectional」(形容詞):交差の

    • 「crossroad」:交差点(特に道路)


  • よく使われるコロケーションや関連フレーズ(10個)


    1. “busy intersection” → 「交通量の多い交差点」

    2. “intersection of two roads” → 「2つの道路の交差点」

    3. “intersection of ideas” → 「アイデアの交差する部分(共通する部分)」

    4. “major intersection” → 「主要な交差点」

    5. “traffic light at the intersection” → 「交差点の信号」

    6. “pedestrian crossing near the intersection” → 「交差点付近の横断歩道」

    7. “mathematical intersection” → 「数学的な交集(共通部分)」

    8. “intersection safety” → 「交差点の安全対策」

    9. “coming to an intersection” → 「交差点に差しかかる」

    10. “cultural intersection” → 「文化が交わるところ」



3. 語源とニュアンス


  • 語源: ラテン語の「intersectio」(inter-「間に」+ sectio「切ること」)に由来します。

  • 歴史的使用: 元々は数学や幾何学で使われる用語でしたが、徐々に交通・社会・文化などいろいろな領域で「交差・交わり」を表す言葉として浸透しました。

  • 使用時の注意点とニュアンス:


    • 口語/文章: 日常会話でも比較的よく使われますが、特に交通や学術的文脈でフォーマルかつ明確に伝えたいときに使われることが多いです。

    • 交差点を指すときは「intersection」や「crossroad」を使いますが、「intersection」はやや硬めの響きがあります。



4. 文法的な特徴と構文


  • 可算名詞 (countable noun):


    • 単数形 “intersection”

    • 複数形 “intersections”


  • 「intersection」を使った一般的な構文:


    • “There is an intersection ahead.” (先に交差点があります)

    • “We studied the intersection of these two theories.” (私たちはこれら2つの理論が交わる部分を研究しました)


使用シーン:


  • フォーマル/学術的: 「intersection of sets」「the intersection of disciplines」

  • カジュアル/日常会話: 「Turn left at the intersection.」


5. 実例と例文

A. 日常会話


  1. “Could you tell me where the nearest intersection is?”


    • 「最寄りの交差点がどこにあるか教えていただけますか?」


  2. “Stop at the intersection and then turn right.”


    • 「交差点で止まってから右に曲がってください。」


  3. “There’s a traffic jam at the main intersection.”


    • 「主要な交差点で渋滞しています。」


B. ビジネス


  1. “The new branch is located at the intersection of two major highways.”


    • 「新しい支店は2つの主要高速道路が交わる交差点にあります。」


  2. “We’re focusing on the intersection of technology and marketing.”


    • 「私たちはテクノロジーとマーケティングが交わる部分に注目しています。」


  3. “Their offices are at a busy intersection in downtown.”


    • 「彼らのオフィスは中心街の交通量の多い交差点にあります。」


C. 学術的文脈


  1. “The intersection of these sets is the set of their common elements.”


    • 「これらの集合の交集は、両集合に共通する要素の集合です。」


  2. “Her research lies at the intersection of psychology and linguistics.”


    • 「彼女の研究は心理学と言語学が交わる領域に位置しています。」


  3. “We must analyze the intersection of social factors and economic trends.”


    • 「社会的要因と経済動向が交わる部分を分析する必要があります。」



6. 類義語・反意語と比較


  • 類義語:


    • 「crossing」(道路の横断箇所)

    • 「intersection」よりも人や車が横断するという動作面に焦点。

    • 「junction」(合流点)

    • 主に道路や鉄道の「合流・接続」に焦点。大きな交差点などには「junction」が使われることも。

    • 「crossroad」(交差点)

    • どちらかというと日常的に使われる交差点の言い方。


  • 反意語 (完全な反意語は存在しないが、対象的な概念を示す言葉):


    • 「parallel」(平行) – 「交差しない」という点で逆の場面をイメージさせる。



7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA:


    • アメリカ英語: /ˌɪn.t̬ɚˈsɛk.ʃən/

    • イギリス英語: /ˌɪn.təˈsɛk.ʃən/


  • アクセント: “in*ter*SECtion” (第3音節「sec」にストレス)

  • よくある発音ミス:


    • アクセントを前の音節に置いて “INtersection” と発音しないように注意。

    • “sec” の部分を「セック」とはっきり発音し、後ろの “-tion” を「シュン」と発音すると自然になります。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “inter*s*ection” の “s” を落としやすかったり、「intercection」のように書いてしまう場合があるので注意。

  • 同音・類似単語との混同:


    • 「interception」(妨害、阻止) とはスペルも意味も異なるので混同しないように。


  • 試験対策: TOEICや英検でも、交通・地理・学術文脈で「intersection」が登場することがあります。リーディングセクションで出てきたら「交差点」や「交わり」の文脈を注意して読み取りましょう。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • イメージ: “inter-” + “sect” → 「相互に切り分ける部分」。道路や線が交わる点をイメージすると覚えやすいです。

  • スペリングのポイント: “inter” + “s” + “ection” の3つの部分をきちんと意識すると間違いにくくなります。

  • 勉強テクニック: 交通標識の写真や地図を見て「intersection」と声に出して確認すると、視覚・聴覚で結びつき、覚えやすくなります。


まとめ: 「intersection」は「交差点・交わり」を表す名詞で、日常的にも数学的にも幅広く使われる単語です。道路同士が交わる「交差点」など具体的な場面から、学術的な「二つ以上の要素が交わる領域」の意味でも用いられるため、多様な文脈に対応できるようにしておくと便利です。

意味のイメージ
intersection
意味(1)

〈C〉(特に道路の)交差点

意味(2)

〈U〉交差

意味を覚えるための辞書問題

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