最終更新日:2024/06/11
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元となった辞書の項目

helpful

形容詞

助けになる / 役立つ / 親切である

このボタンはなに?

親切な隣人が食料品を運ぶのを手伝ってくれました。

このボタンはなに?
解説

1. 基本情報と概要

単語: helpful

品詞: 形容詞 (adjective)

意味(英語): giving or ready to give help

意味(日本語): 助けになる、役に立つ

「helpful」は「人にとって有益で、助けになる」というニュアンスの形容詞です。誰かの役に立ったり、手助けを進んで行うような状況でよく使われます。


  • 活用形:


    • 比較級: more helpful

    • 最上級: most helpful


  • 関連する品詞:


    • 動詞: help (助ける)

    • 名詞: help (助け) → helpfulness (有益性、助けになること)

    • 副詞: helpfully (助けになる態度で)


CEFRレベル:B1(中級)

日常会話やビジネス会話など、ある程度英語に慣れてきた方が「役に立つ」を表現するのに比較的よく使う単語です。


2. 語構成と詳細な意味


  • 語幹: help(助ける)

  • 接尾語: -ful(形容詞を作る接尾語で「満たされた、~に富む」のニュアンス)

「helpful」は「助け」に満たされている、つまり「助けになる」という意味を表します。

関連語・派生語


  • helpfulness(名詞): 助けになること、有益性

  • help (動詞)

  • helper (名詞: 手助けする人)

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. be helpful to someone → (誰々)にとって役に立つ

  2. very helpful → とても助けになる

  3. extremely helpful → ものすごく助けになる

  4. helpful advice → 役立つアドバイス

  5. helpful suggestion → 役に立つ提案

  6. helpful tips → 役立つコツ

  7. be really helpful → 本当に助けになる

  8. find something helpful → 何かが役に立つと感じる

  9. a helpful person → 役に立つ(協力的な)人

  10. offer helpful feedback → 有益なフィードバックを提供する


3. 語源とニュアンス


  • 語源: 「help (助ける)」+「-ful (~に富む)」

  • 歴史的背景: 古英語の “helpan” に由来し、そこに -ful を付けて「助けで満ちている」という形容詞として発展してきました。

  • ニュアンス: ポジティブで協力的、優しさを含むニュアンスが強いです。誰かを助けようとする姿勢や態度を称賛する時に使われます。

  • 使用時の注意点: 口語でも文章でもどちらにも使用されやすい単語です。カジュアル・フォーマル両方で問題なく使えますが、ビジネスでは「beneficial」などの異なる響きの言葉と使い分ける場合もあります。


4. 文法的な特徴と構文


  • 形容詞として、名詞や代名詞を修飾したり、補語(C)として使われます。


    • 叙述用法: “He is helpful.”(彼は助けになる人です。)

    • 限定用法: “He is a helpful person.”(彼は助けになる人です。)


  • フォーマル/カジュアル: どちらでも使いやすい単語です。


  • 比較級: more helpful → 「いっそう助けになる」


  • 最上級: most helpful → 「最も助けになる」



5. 実例と例文

日常会話


  1. “Thank you for your tips. They were really helpful.”

    (アドバイスありがとう。本当に助けになったよ。)


  2. “My neighbor is so helpful. He always offers to carry my groceries.”

    (隣人はとても協力的です。いつも食料品を運んでくれようとします。)


  3. “It would be helpful if you could show me how to use this machine.”

    (もしこの機械の使い方を見せてくれたら助かります。)


ビジネス


  1. “Your feedback on the project was very helpful for our next steps.”

    (プロジェクトへのあなたのフィードバックは、次のステップにとても役立ちました。)


  2. “It’s always helpful to receive clear instructions before starting a task.”

    (作業を始める前に明確な指示をもらうことは、いつも助けになります。)


  3. “Creating a detailed schedule could be helpful in meeting the deadline.”

    (締め切りを守るために、詳しいスケジュールを作るのが役に立つかもしれません。)


学術的な文脈


  1. “His research findings are helpful in understanding climate change patterns.”

    (彼の研究結果は、気候変動のパターンを理解するのに役立ちます。)


  2. “A glossary can be helpful when reading technical articles.”

    (専門的な記事を読むときには用語集が助けになります。)


  3. “These references could be helpful for further study.”

    (これらの参考文献は、さらなる研究に役立つでしょう。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. ↓ beneficial


    • “beneficial”(有益な): よりフォーマルな響きで「利益をもたらす」というニュアンス。

    • 例: “Regular exercise is beneficial to health.”(定期的な運動は健康に有益です。)


  2. ↓ advantageous


    • “advantageous”(有利な): 主に状況や条件が「有利」という意味を持つ。

    • 例: “This deal is advantageous for both parties.”(この取引は両者にとって有利です。)


  3. ↓ utile (フォーマル・やや古風)


    • “utile”(有用な): ラテン語由来でやや古風。学術文脈などで見かけることがある。

    • 例: “The data is particularly utile for economic analysis.”(そのデータは経済分析に特に有用です。)


反意語


  1. unhelpful


    • 「助けにならない、役に立たない」

    • 例: “His silence was unhelpful in resolving the issue.”(問題を解決するのに、彼の沈黙は役に立たなかった。)


  2. useless


    • 「使えない、役立たない」

    • 例: “This broken machine is completely useless now.”(この壊れた機械はまったく役に立たない。)



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA): /ˈhelpfəl/

  • アクセント: 最初の “help” の部分に強勢があります。

  • アメリカ英語とイギリス英語の発音: 大きな違いはありませんが、アメリカ英語では [hélpfəl]、イギリス英語では [hélpfəl] と母音のわずかな違いがある程度です。

  • よくある発音の間違い: “help” に続く “-ful” の部分を「ホプフル」のように曖昧に発音しないよう、“ful” をはっきり /fəl/ または /fl/(弱い母音)に近い感覚で発音すると自然です。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: 「healpfu」「helpfull」などと綴りを間違えることが多いので注意

  • 同音異義語との混同: とくに “healthful” とは意味が異なる(healthful = 健康によい)

  • 試験対策:


    • 英検・TOEICなどで「役に立つ」を表す言い換え問題(useful, beneficial, valuable など)として出題されることがあります。

    • 頻出の形容詞なので、リスニング・リーディングでよく目にする単語です。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “help + ful” → 「助け+満たされている」で「助けてくれる度合いが高い」とイメージ

  • 覚え方: “help” の後ろに “-ful” をつけると「役に立つ」形容詞になる。似た形容詞には “hopeful”(希望に満ちた)や “useful”(役立つ)もあるので、セットで覚えると効率的です。

  • 勉強テクニック: “helpful” の文を積極的に作ってみて、自分の生活に当てはめて練習すると定着しやすいです。たとえば、「○○さんはとてもhelpfulだ」と日記に書くなどの方法がおすすめです。


以上が形容詞「helpful」の詳細な解説です。誰かを助けたり、協力したりするポジティブなシーンで使うことが多いので、日常・ビジネスともに幅広く役立つ単語として覚えておきましょう。

意味のイメージ
helpful
意味(1)

助けになる,役に立つ

意味を覚えるための辞書問題

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