最終更新日:2024/06/13

をみつけだす, をつきとめる

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元となった辞書の項目

find out

をみつけだす, をつきとめる

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私は真実を見つけ出さなければならない。

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解説

1. 基本情報と概要

「find out」は主に【句動詞(phrasal verb)】として使用され、「~を発見する」「(事実などを)知る」「気づく」という意味を表します。英語では “to discover (something new), to learn new information” のように説明できます。「あることについて調査して知る」「疑問を解決してわかる」というニュアンスがあり、日常会話からビジネス場面まで幅広く使われる表現です。

「こんなことがあったの!?」というように、新たな情報を得たり真相を掴むときによく使われるイメージです。


  • 品詞: 動詞の句動詞 (phrasal verb)

  • 活用形:


    • 現在形: find out

    • 過去形: found out

    • 過去分詞形: found out

    • 進行形: finding out (動名詞や現在分詞)


他の品詞での形:


  • 「find」自体は動詞ですが、名詞形「finder」(見つける人、検出器など) という言い方もあります。ただし「find out」は句動詞なので、名詞形への直接的な派生はありません。

  • 「finding」(名詞) 「調査結果・判定」などの意味(法的、学術的文脈)

CEFRレベル:


  • 目安としては B1(中級) で習う可能性が高い表現です。日常会話で非常によく使うため、A2(初級)レベルから触れることもありますが、もう少し難しい文章表現でもよく見かけるため、B1程度と考えられます。


2. 語構成と詳細な意味


  • find: 「見つける」を意味する動詞。

  • out: 「外へ」「外に出す」という意味や、「完全に」や「はっきりと」のニュアンスを補強する役目の副詞。

「find out」は「探し出す・判明する・知る」といったイメージを持ち、「単に見つける」よりも「隠されていたことを解明する」 という感じが強い表現です。

関連語やコロケーション


  1. find out the truth → 真実を明らかにする

  2. find out the cause → 原因を突き止める

  3. find out the answer → 答えを見つける

  4. find out more (information) → さらに詳しい情報を得る

  5. find out what happened → 何が起こったのかを知る

  6. find out by accident → たまたま知る/偶然に知る

  7. find out for oneself → 自分自身で見つける・理解する

  8. can’t find out why → なぜなのかどうしてもわからない

  9. find out about a secret → 秘密を知る

  10. find out eventually → 最終的にわかる・気づく


3. 語源とニュアンス


  • find は古英語の “findan” に由来し、ゲルマン祖語から派生した語とされています。「得る」「見つける」という意味を保持しつつ長い歴史の中で現在の形に定着しました。

  • out も古英語の “ūt” に由来し、「外部へ」「外側」という意味を持ちます。

この組み合わせによって「隠れていた情報を明るみに出す」というニュアンスになり、「解明する」「事実を見いだす」 といったニュアンスに発展しました。

使用時の注意点


  • フォーマルとカジュアルのどちらでも使えますが、ビジネス文書などの格式ばった文章では “discover” や “ascertain” に置き換えることもあります。

  • 口語でも非常によく使われるため、おしゃべりの場面で「ちょっと調べてみるね」というときなどに自然に出てきやすい表現です。


4. 文法的な特徴と構文


  1. 他動詞構文(対象がある場合)


    • “find out + 目的語” → “We need to find out the truth.”


  2. that節を目的語にとる場合


    • “find out (that) + S + V” → “I found out (that) he was lying.”


  3. 疑問詞を用いる場合


    • “find out + wh-節” → “Let’s find out where he went.”


「find out」は 他動詞的(必ず何かを見つけ出す対象がある) ですが、話し手が文脈上何かを示している場合には目的語が省略されるケースもあります。


5. 実例と例文

日常会話


  1. “I just found out about the concert tonight. Do you want to go?”


    • 今夜コンサートがあるって今知ったんだけど、行かない?


  2. “I need to find out where my keys are. I might have dropped them somewhere.”


    • 鍵がどこにあるか探さないと。どこかで落としたかも。


  3. “She found out the recipe for that delicious cake from her grandmother.”


    • あのおいしいケーキのレシピは、おばあちゃんから教えてもらったんだって。


ビジネス


  1. “We must find out why the sales have decreased this quarter.”


    • 今期の売上が減った理由を突き止めなければなりません。


  2. “Could you find out who is responsible for the budget report?”


    • 予算報告書の担当者が誰か調べていただけますか?


  3. “Let me find out more details before we make a final decision.”


    • 最終決定を下す前に、詳細をもっと調べてみますね。


学術的な文脈


  1. “Researchers are trying to find out why this phenomenon occurs in certain species.”


    • 研究者たちは、なぜこの現象が特定の種で起こるのか解明しようとしている。


  2. “The aim of this experiment is to find out the effect of temperature on the reaction rate.”


    • この実験の目的は、反応速度に対する温度の影響を明らかにすることです。


  3. “We need to find out whether these results are statistically significant.”


    • これらの結果が統計的に有意かどうかを調べる必要があります。



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. discover (ディスカバー) → 「発見する」


    • “discover” は新たなものを初めて見つける感覚が強い。


  2. figure out (フィギュア アウト) → 「解決する」「理解する」


    • 「頭を使って考えて答えを見つける」ニュアンスが強い。


  3. learn (ラーン) → 「学ぶ」「知る」


    • 幅広く使われるがやや学習や身につけるイメージ。


  4. ascertain (アサーテイン) → 「突き止める」「確認する」


    • 硬めの語で、ビジネスや学術の場でよりフォーマル。


反意語

明確な反意語はありませんが、文脈上「無知のままでいる」という場合は “remain unaware” や “not find out” などで表現します。


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA: /faɪnd aʊt/

  • アメリカ英語: [fɑɪnd áut] のように「ファインド アウト」と聞こえます。

  • イギリス英語: [faɪnd áʊt] ほぼ同じ発音ですが、地域によって母音の微妙な違いがあります。

  • アクセント: “find” と “out” それぞれに強めのストレスが残りやすいですが、連続して発音すると [faɪnˈdaʊt] のようにも聞こえます。

  • よくある間違い: “find out” の “d” と “out” の “t” が続くため、[fain daut] のように “d” と “t” を混ぜてしまうことがあります。しっかり分けるとクリアに聞こえやすいです。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “find” を “fine” と間違えるケースに注意。

  • 他の句動詞との混同: “figure out” や “find up” (誤用) などと混乱しやすいので注意しましょう。

  • TOEIC・英検など試験において: リーディングセクションでよく出てくる句動詞の一つ。問題文中で「調べる/見つけ出す」ニュアンスを問われる場合に多用されます。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「find out」は「何かを探し出して外に出す(out)」というイメージ


    • 視覚化すると、箱の中に隠された真実を見つけて外に取り出す感じです。


  • 勉強テクニック:


    • “I'm going to find out!” と口癖のように言うことで、新たな情報を得るときに自然と使い慣れます。

    • ドラマや映画などで “I need to find out the truth.” というセリフを意識して聞く→シーンと結びつけて記憶に残す。


「find out」を使いこなすと、英語で「情報を得る・明らかにする」ニュアンスを自然に表現できるようになります。日常会話やビジネスシーンなど、あらゆる場面で活用してみてください。

意味のイメージ
find out
意味(1)

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