飛ぶ / 飛行機で飛ぶ,飛行する;飛ぶ / (風などで)空中を飛ぶ / (風に)ひるがえる,なびく / 《副詞[句]を伴なって》飛ぶように動く(走る) / (ある状態・位置から)急に《…に》なる《+形》;ぱっと《…》する《into ...》 / (野球で)フライを打つ;フライになる / 《話》急いで立ち去る / 逃げる / を飛ばす,操縦する / (人・物が)…を飛行機で飛ぶ / を利用する / を空輸する
fly
飛ぶ / 飛行機で飛ぶ,飛行する;飛ぶ / (風などで)空中を飛ぶ / (風に)ひるがえる,なびく / 《副詞[句]を伴なって》飛ぶように動く(走る) / (ある状態・位置から)急に《…に》なる《+形》;ぱっと《…》する《into ...》 / (野球で)フライを打つ;フライになる / 《話》急いで立ち去る / 逃げる / を飛ばす,操縦する / (人・物が)…を飛行機で飛ぶ / を利用する / を空輸する
1. 基本情報と概要
単語: fly
品詞: 動詞 (主に自動詞・他動詞として用いられる)
活用形:
- 現在形: fly
- 過去形: flew
- 過去分詞形: flown
- 現在分詞形: flying
- 三人称単数現在形: flies
意味(英語):
- To move through the air with wings
- To travel by aircraft
- To move or go quickly
意味(日本語):
- 翼を使って空中を移動する
- 飛行機などで空を移動する
- 素早く移動する、時間などがあっという間に過ぎる (比喩的な用法)
「fly」は「鳥や飛行機が飛ぶ」「飛行機で移動する」という基本的なイメージの動詞です。比喩的に「時間があっという間に過ぎる」というようなニュアンスでもよく使われます。
他の品詞例:
- 同じ綴りの名詞として、昆虫の「ハエ」(a fly) という意味があります。
- 「flying (形容詞)」といえば「飛んでいる」「空を飛ぶための」という意味があります。
CEFR レベル: A2 (初級)〜B1 (中級)
比較的基本的でよく使われる動詞ですが、慣用表現や比喩表現など応用が広いので、A2〜B1レベルに該当するといえます。
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- 接頭語: なし
- 語幹:
fly
- 接尾語: 特になし
関連する派生語や類縁語
- flyer (名詞): チラシ、または飛行機に乗る人
- flying (形容詞/動名詞): 飛ぶこと、飛んでいる状態
- flight (名詞): フライト、飛行
よく使われるコロケーション(共起表現)10個
- fly away → 飛び去る
- fly high → 高く飛ぶ / 大成功を収める(比喩)
- fly out → 飛び出す、(野球で)フライアウトになる
- fly back → 飛行機で戻る
- time flies → 時間があっという間に過ぎる
- fly off the handle → かっとなる、急に怒り出す
- fly a kite → 凧をあげる
- fly into a rage → 激怒する
- fly the flag → 旗を掲げる
- fly by → (時間などが)あっという間に過ぎる、通り過ぎる
3. 語源とニュアンス
語源:
- 古英語の fleogan (飛ぶ) に由来し、さらにゲルマン祖語の fleugan に遡るとされています。印欧祖語の pleu- (流れる) に関連するといわれ、空中を滑らかに移動するイメージが元になっています。
ニュアンスと使用時の注意点:
- 「飛ぶ」という物理的な意味に加え、「時間が過ぎる」「さっと動く」といった比喩表現でも頻繁に使われます。
- 口語でも文章でもどちらにも使われますが、「time flies」などの比喩的表現はよりカジュアルな会話でもよく登場します。
- 「飛行機で移動する」という意味で「fly to 〜」はビジネス文脈でも日常会話でも違和感なく使われます。
4. 文法的な特徴と構文
- 自動詞として: The bird flew across the sky. (鳥が空を飛んだ)
- 他動詞として: He flew the helicopter himself. (彼は自分でヘリコプターを操縦した)
よく使われる構文・イディオム
- “fly to + 場所” → 例: I’m flying to New York tomorrow.
- “time flies” → 時間があっという間に過ぎる
- “fly off the handle” → 急に激怒する(イディオム)
- “let fly at + 人/物” → 急に攻撃する、激怒する(少し古風)
フォーマル/カジュアル
- 「fly to somewhere」などの直接的な意味は、フォーマル・カジュアル問わず使えます。
- イディオム的表現はカジュアルな場面での使用が多いです。
5. 実例と例文
日常会話での例文 (3つ)
- “I’ll fly to Tokyo next week to see my family.”
- 来週、家族に会いに東京へ飛行機で行く予定だよ。
- 来週、家族に会いに東京へ飛行機で行く予定だよ。
- “Look! The birds are flying in formation.”
- 見て!鳥たちが編隊を組んで飛んでいるよ。
- 見て!鳥たちが編隊を組んで飛んでいるよ。
- “Time flies when you’re having fun.”
- 楽しいときはあっという間に時間が過ぎるよね。
ビジネスでの例文 (3つ)
- “Our CEO will fly to London for the conference.”
- 私たちのCEOは会議のためにロンドンへ飛行機で移動します。
- 私たちのCEOは会議のためにロンドンへ飛行機で移動します。
- “The manager flew out to close the deal with the client.”
- マネージャーは取引をまとめるために飛行機で出張に行きました。
- マネージャーは取引をまとめるために飛行機で出張に行きました。
- “We need to fly an expert in from New York.”
- ニューヨークから専門家を飛行機で呼び寄せる必要があります。
学術的な文脈での例文 (3つ)
- “In this experiment, we observed how certain insects fly under low-pressure conditions.”
- この実験では、特定の昆虫が低圧環境下でどのように飛行するかを観察しました。
- この実験では、特定の昆虫が低圧環境下でどのように飛行するかを観察しました。
- “Early studies explored the aerodynamics of birds to understand how they fly efficiently.”
- 初期の研究では、鳥がどのように効率的に飛べるのかを理解するために、鳥の空気力学を調査しました。
- 初期の研究では、鳥がどのように効率的に飛べるのかを理解するために、鳥の空気力学を調査しました。
- “This paper discusses the evolutionary traits that enable bats to fly during the night.”
- この論文では、コウモリが夜間に飛ぶことを可能にする進化的特徴について論じています。
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- soar (舞い上がる): 鳥や飛行機が高く舞い上がるイメージ
- glide (滑空する): 翼などを使って滑るように移動するイメージ
- zoom (急に動く): 車や飛行機などが轟音とともに素早く移動するイメージ
- “fly” は単に「空を移動する」に加え速度や比喩表現に強調があります。
- “soar” は感覚的に高く優雅な動き、
- “glide” は滑るような穏やかな動き、
- “zoom” には一気に加速するイメージが強いです。
反意語
- walk (歩く)
- crawl (はう)
- stay (とどまる)
これらは「地上でのゆっくりした移動」または「移動しない」ことを表し、「fly」の「空を素早く移動する」イメージと対照的です。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号(IPA): /flaɪ/
- アクセント: 1音節しかないため、全体が強く発音されます。
- アメリカ英語とイギリス英語: ともに /flaɪ/ で大きな違いはありません。
- よくある発音の間違い: “fry” (/fraɪ/) と混同することがあります。“フライ(揚げる)”と“フライ(飛ぶ)”はスペリングの2文字目が異なるので要注意です。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “fry” (揚げる) との混同に注意。
- 同音異義語: 名詞としての “fly”(ハエ)との区別は文脈で判断が必要。
- 試験対策:
- TOEICや英検などでは「fly to + 場所」で出張や旅行を示すフレーズがしばしば登場。
- “time flies” といった慣用句もリスニングや読解問題で出る可能性がある。
- TOEICや英検などでは「fly to + 場所」で出張や旅行を示すフレーズがしばしば登場。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「fly」を覚えるときは、「フライングディスク(フリスビー)」や「フライパン(frying pan)」とスペルが違う点を強調すると記憶しやすいです。
- 「time flies」のイメージを合わせて覚えると、比喩的用法にも馴染みやすくなります。
- また、「飛ぶ」というダイナミックなイメージを持つと、派生語やイディオムの意味にも連想が働きやすいでしょう。
以上が、動詞「fly」の詳細解説です。翼で空を飛ぶイメージだけでなく、比喩的にも頻繁に使われる言葉なので、覚える際はいろいろな表現で使い分けを身につけるとよいでしょう。