最終更新日:2024/06/17

【句動】入る,入室する / 参加する, 〜で売られる、入手できる

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元となった辞書の項目

come in

【句動】入る,入室する / 参加する, 〜で売られる、入手できる

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解説

1. 基本情報と概要

英単語・表現: “come in”

品詞: 句動詞(phrasal verb)

英語での意味:


  1. Enter (a place)

  2. Become available or to arrive

  3. Finish in a certain position in a competition or ranking

  4. Become involved or play a role

日本語での意味:


  1. 入る(場所の中に入る)

  2. (情報や結果などが)入ってくる、届く

  3. (競争や選挙で)何位になる

  4. 役割を果たす、参加する

たとえば「部屋に入ってください。」「結果が届きました。」「選挙で5位になった。」「その計画に加わる。」といった場面で使える、シンプルで日常的な表現です。

活用形: この表現は“come”の現在形を用いており、以下の形で使用されます。


  • 現在形: come in

  • 過去形: came in

  • 過去分詞: come in

  • -ing形: coming in

他の品詞:


  • “come”は動詞として使われますが、名詞形は「到来(the coming)」などの形で使用されることがあります。

  • “in”は前置詞、副詞、形容詞として使用されることがあります(例:in the room / go in / the in crowd など)。

CEFRレベル: A2(初級)~ B1(中級)

→ “come”自体はA1レベルから学習しますが、「come in」は日常会話や場面によって複数の意味を持つため、A2からB1レベルの学習者にとっても重要な定型表現です。


2. 語構成と詳細な意味


  • 語構成


    • “come” (動詞) + “in” (前置詞/副詞)

    • “come”は古英語の“cuman”に由来し、「移動する」「到着する」の意味を持ちます。

    • “in”は古英語“in”に由来し、「中に」「内側に」の意味を持ちます。


  • 関連表現・派生語


    • “come into” ~へ入る/の状態になる

    • “come on” 急かす、応援する、進む、など


  • よく使われるコロケーションや関連フレーズ(例文と日本語訳)


    1. come in handy(役に立つ)

    2. come in contact(接触する/連絡がある)

    3. come in last(最下位になる)

    4. come in time(間に合う)

    5. come in waves(波のようにやって来る)

    6. come in second/third(一番目ではなく2位/3位になる)

    7. come in a variety of sizes(さまざまなサイズで登場する)

    8. come in all shapes and sizes(あらゆる形や大きさで提供される)

    9. come in for criticism/praise(批判/称賛を受ける)

    10. come in thick and fast(大量に/どんどんやって来る)



3. 語源とニュアンス


  • 語源:


    • “come”は古英語“cuman”(移動する、到着する)にさかのぼり、英語の中核をなす動詞の一つです。

    • “in”は古英語“in”から来ており、空間的に「中へ」という感覚を表します。


  • ニュアンス:


    • 「中に入る」ニュアンスが最も基本的です。日常生活では「どうぞ(中へ)お入り下さい」という丁寧な招きにも使われ、カジュアルからフォーマルまで幅広い場面で使われます。

    • 結果や情報が「入ってくる」というニュアンスもあり、「メールや通知が届いた」「投票結果が発表された」などを表すときに使われます。

    • 競争やランキングの動向を表すときにも「come in + 順位」で「〜位になる」のように使われます。



4. 文法的な特徴と構文


  • 文法:


    • 句動詞(phrasal verb)として働くため、意味がまとまっています。

    • 多くの場合、自動詞のように使われ、「誰が“come in”したか」を主語にとってその後ろに目的語を続けないことが多いです。

    • 例: “He came in (to the room).”

    • しかし“come in for 〜”のように前置詞や目的語が続く形もあり、「〜(批判・称賛など)を受ける」という意味になります。


  • 一般的な構文


    • “Come in, please.”(どうぞお入りください。)

    • “Come in first/second/third.”(何位になる。)

    • “Come in for + criticism/praise.”(批判/称賛を受ける。)


  • フォーマル/カジュアル:


    • “Come in, please.” は比較的フォーマルな印象ですが、カジュアルにも使われる表現です。

    • メールやメッセージなどの受け取りに関しては、比較的カジュアルな表現でよく使われます。



5. 実例と例文

(1) 日常会話での例文


  1. “Come in! I’ve been waiting for you.”


    • (どうぞ入って!待ってたよ。)


  2. “I heard the results came in this morning.”


    • (今朝、結果が届いたって聞いたよ。)


  3. “When the guests come in, make sure to greet them politely.”


    • (お客さんが入ってきたら、失礼のないように挨拶してね。)


(2) ビジネスシーンでの例文


  1. “Please come in and have a seat before we discuss the contract.”


    • (契約について話し合う前に、どうぞお入りになって座ってください。)


  2. “The sales reports finally came in yesterday.”


    • (売上報告書が昨日ようやく届きました。)


  3. “He came in second in the annual sales competition.”


    • (彼は年次セールス競争で2位になりました。)


(3) 学術的・研究の文脈での例文


  1. “New data will come in by the end of this week.”


    • (新しいデータは今週末までに入ってくる予定です。)


  2. “When critical feedback comes in, we revise our hypothesis accordingly.”


    • (重要なフィードバックが入ったら、それに応じて仮説を修正します。)


  3. “Volunteers often come in at different times to help with the research project.”


    • (ボランティアは研究プロジェクトを手伝うために、様々な時間帯にやって来ます。)



6. 類義語・反意語と比較


  • 類義語


    1. “enter” (入る)


      • 「入る」という点で似ていますが、“enter”はよりフォーマルかつ直接「ドアを開けて入る」イメージです。


    2. “go inside” (中に入る)


      • “come in”が聞き手のいる場所に向かうニュアンスなのに対して、“go inside”は話し手から離れていくニュアンスがあります。


    3. “arrive” (到着する)


      • “arrive”は場所や時間にフォーカスした「到着する」の意味ですが、“come in”は「内部へ入る」「届く」の感覚が強いです。



  • 反意語


    1. “go out” (外へ出る)

    2. “leave” (去る、出て行く)



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA): /kʌm ɪn/


    • アメリカ英語もイギリス英語もほぼ同じ発音です。


  • 強勢(アクセント): “COME”の部分がやや強めに発音され、“in”が弱めに続きます。

  • よくある発音の間違い: “come”を /koʊm/ と誤ってのばしてしまう場合がありますが、正しくは /kʌm/(カに近い短い音)となります。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • “come in”を“come on”や“come into”と混同することがよくあります。


    • “come on”は「早く!」や「さあ、がんばれ!」などの別のニュアンス。

    • “come into”は「中に入る」よりも「〜の状態になる」「受け継ぐ」など別の使い方があります。


  • スペルミスとしては “cam in” や “come inn” などに注意してください。

  • 資格試験(TOEICなど)では、ビジネスシーンのリスニングやリーディングで「結果が届く」「メールが届く」の意味として“came in”が登場するケースがあります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “Come in!”とドアを開けるイメージを思い浮かべると、「(中に)入る」「入ってくる」という主な意味を簡単に思い出せます。

  • さらに「結果や報告書が“come in”する」という場合は、ドアの代わりに「メールボックスや受信トレイに入ってくる」というイメージに置き換えると覚えやすいでしょう。

  • “come”の発音は「カム」、短い母音であることを意識しつつ、“in”は短く素早くつなげるとスムーズに発音できます。


以上が“come in”の詳細解説です。イメージとしてはドアを開けて部屋に招き入れる動作が最も基本ですが、さまざまな文脈で結果や情報が「届く・入る」という意味でも登場し、幅広く使われる表現です。ぜひ日常会話やビジネスで活用してみてください。

意味のイメージ
come in
意味(1)

【句動】入る,入室する

意味(2)

参加する, 〜で売られる、入手できる

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