最終更新日:2024/06/17

…‘に'努力する,‘を'努める / …‘を'試す,してみる,使って(食べて,飲んで)みる / 〈戸・窓など〉‘を'開けようとする / 〈人〉‘を'裁く;〈事件〉‘を'裁判する / 〈人〉‘を'つらい目に会わせる,悩ます / …‘を'酷使する,疲れさせる / 試みる,やってみる,努力する /

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元となった辞書の項目

try

動詞

…‘に'努力する,‘を'努める / …‘を'試す,してみる,使って(食べて,飲んで)みる / 〈戸・窓など〉‘を'開けようとする / 〈人〉‘を'裁く;〈事件〉‘を'裁判する / 〈人〉‘を'つらい目に会わせる,悩ます / …‘を'酷使する,疲れさせる / 試みる,やってみる,努力する /

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解説

1. 基本情報と概要

単語: try

品詞: 動詞(他動詞・自動詞)

※名詞としても「試み」「(ラグビーの)トライ」の意味で使われることがあります。

意味(英語):


  • To attempt to do something.

  • To make an effort or test something.

意味(日本語):


  • 「(何かを)しようとする」、「努力する」、「試してみる」という意味です。「挑戦してみる」時や、「試しにやってみる」時に使われます。とくに「まだ実際にやったことがないけれど、結果を見てみたい、できるかどうかを見てみたい」というニュアンスがあります。

活用形:


  • 原形: try

  • 三人称単数現在形: tries

  • 過去形: tried

  • 過去分詞形: tried

  • 現在分詞形: trying

他の品詞へ変化:


  • 名詞形: a try (試み、挑戦)

  • 形容詞形や副詞形は直接はありませんが、別の表現として “trying” は形容詞的な「骨の折れる」という意味で用いられることがあります (例: This is a trying situation.)。

CEFR レベルの目安: B1(中級)

日常会話や基本的な文脈でよく使われる重要単語です。


2. 語構成と詳細な意味

語構成:


  • try は短い単語で、明確な接頭語・接尾語は含みません。もともとはフランス語由来の単語で、それが英語に入ってきました。

派生語・類縁語:


  • trying (形容詞) : 骨の折れる、つらい

  • trial (名詞) : 試み、裁判、試験

  • retry (動詞) : 再び試みる(re- は「再び」の意味)

よく使われるコロケーションや関連フレーズ(10個)


  1. try hard → 一生懸命努力する

  2. try one’s best → ベストを尽くす

  3. try again → もう一度試す

  4. try out → 実際に試してみる

  5. try on (clothes) → (服などを)試着する

  6. try something new → 何か新しいことに挑戦する

  7. try to do one’s homework → 宿題をやろうとする

  8. try one’s patience → (人)の忍耐を試す/限界に挑む

  9. give it a try → 試しにやってみる

  10. try and see → とりあえずやってみてから考える


3. 語源とニュアンス

語源:


  • 中世フランス語の “trier” (試す、並べ替える)に由来し、最終的にはラテン語「trītāre」(こすりつぶす、砕く)との関連があるとされています。もともと「選り分ける、選別する」という意味合いがあり、そこから「試す」へと派生しています。

ニュアンスや使用時の注意点:


  • 「特にできるかどうかは分からないが、努力をしてみる・挑戦してみる」というニュアンスが強いです。口語でも文章でもよく使われます。カジュアルからフォーマルまで幅広く使える、非常にベーシックな単語です。ただし、「try to do something」は「努力してやろうとする」の意味に近く、「try doing something」は「試しにやってみる」といった微妙なニュアンスの違いがあります。


4. 文法的な特徴と構文


  1. try to + 動詞の原形


    • 「~しようと努力する」という意味。

      例: I tried to finish my homework before dinner.


  2. try + 動詞のing形


    • 「試しに~してみる」という意味。

      例: Why don’t you try asking him for help?


  3. try + 名詞


    • 「(名詞を)試してみる」の意味。

      例: You should try this dish.


イディオム: “give it a try”


  • 「試しにやってみる」の意味で、カジュアルな会話でよく使われます。

可算・不可算 (名詞としての “a try”)


  • 名詞 “try” は可算名詞として「挑戦・試み」を表すときに使われます。

    例: I’ll give it another try.


5. 実例と例文

日常会話での例文(3つ)


  1. “Could you try opening the window? It’s quite hot in here.”

    (窓を開けてみてくれる? ここかなり暑いから。)

  2. “I’ll try to come to the party if I finish my work early.”

    (仕事が早く終わったら、パーティーに行くようにしてみるね。)

  3. “I’ve never cooked this dish before, but I’ll give it a try.”

    (この料理は作ったことがないけど、挑戦してみるよ。)

ビジネスでの例文(3つ)


  1. “Let’s try to improve our customer service strategies next quarter.”

    (次の四半期には、顧客サービスの戦略を改善してみましょう。)

  2. “We should try delegating some tasks to streamline the workflow.”

    (作業の流れをスムーズにするために、いくつかの仕事を割り振ってみるべきです。)

  3. “I’ll try calling the client again tomorrow morning.”

    (明日の朝、もう一度クライアントに電話してみます。)

学術的な文脈(3つ)


  1. “Researchers are trying to find a more efficient method of data analysis.”

    (研究者たちは、より効率的なデータ分析の方法を見つけようとしている。)

  2. “This experiment tries to replicate the conditions of the original study.”

    (この実験は、オリジナルの研究の条件を再現しようとしている。)

  3. “We should try examining the variables from a different angle.”

    (別の角度から変数を検討してみる必要がある。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  • attempt (試みる)


    • 「少しフォーマルな言い方」。より真剣・真面目なニュアンスを持ちやすい。

      例: I attempted to climb the mountain alone.(山に一人で登ろうと試みた。)


  • endeavor (努力する)


    • フォーマルで壮大な努力を強調する。

      例: She endeavored to create a more inclusive environment.


  • seek (模索する・探す)


    • 「目的」を持って探り求めるような意味。

      例: We seek to understand the cause of the phenomenon.


反意語


  • quit (やめる)、give up (諦める)


    • 「挑戦をやめる・放棄する」というニュアンス。



7. 発音とアクセントの特徴

発音記号 (IPA):


  • アメリカ英語: /traɪ/

  • イギリス英語: /traɪ/

※アメリカ英語とイギリス英語でほほ同じ発音です。

※強勢は単語全体(try)にあります。「トゥライ」のように、短く “traɪ” と発音します。

よくある発音の間違い:


  • 「tri」と短く発音してしまう(/triː/ ではなく /traɪ/)

  • /traɪ/ を /tʃraɪ/ (ch- sound) にしてしまう、などの混同


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス:


    • “try” の語尾に “e” をつけて “trye” と書いてしまうミスなど。


  • 同音異義語:


    • “tri-” と接頭語を勘違いしたり、「三つ(tri-)」関連と混同したりする場合に注意。


  • 文法:


    • “try to do” と “try doing” の意味の違い。試験でも出やすいポイントです(TOEIC、英検などでも頻出)。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「トライ(try)」という日本語外来語にもなっており、「挑戦」「試す」のイメージが強いです。

  • スポーツのラグビーの「トライ」から連想して、「ゴールを目指して飛び込む」イメージを持つと覚えやすいです。

  • “try” は初级から上級まで幅広く使われる動詞なので、まずは “try to ~” と “try ~ing” の使い分けをしっかり押さえると、日常会話だけでなく試験対策にも役立ちます。

以上が、動詞 “try” の詳細な解説です。ぜひ参考にしてみてください。

意味のイメージ
try
意味(1)

…‘に'努力する,‘を'努める

意味(2)

…‘を'試す,してみる,使って(食べて,飲んで)みる

意味(3)

〈戸・窓など〉‘を'開けようとする

意味(4)

〈人〉‘を'裁く;〈事件〉‘を'裁判する

意味(5)

〈人〉‘を'つらい目に会わせる,悩ます

意味(6)

…‘を'酷使する,疲れさせる

意味(7)

試みる,やってみる,努力する

語彙を覚えるための辞書問題

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