最終更新日:2024/06/17
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元となった辞書の項目

successful

形容詞

成功した / 順調な

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彼は成功した起業家だった。

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解説

以下では、形容詞 “successful” を、学習者にもわかりやすい形で詳細に解説します。


1. 基本情報と概要

● 英単語

successful

● 品詞

形容詞 (adjective)

● 意味(英語)

Having achieved a desired result or having gained wealth, position, honor, etc.

● 意味(日本語)

「成功した」「上手くいった」「成果を収めた」という意味です。

例えば、「successful project(成功したプロジェクト)」や「He is successful in his career(彼は仕事で成功している)」などのように、“成功している”というニュアンスを表すときに使います。

● CEFRレベルの目安

B1(中級)~B2(中上級)

・B1: 日常的な話題をある程度理解できるレベル。

・B2: より複雑なトピックも理解・表現できるレベル。

● 活用形

形容詞のため、原則として比較級・最上級はない形容詞ですが、口語的には “more successful” や “most successful” の形で比較を表現することがあります。

● 他の品詞形


  • 名詞: success(成功)

  • 動詞: succeed(成功する)

  • 副詞: successfully(成功裏に、うまく)


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 語幹: success(成功)

  • 接尾辞: -ful(~に満ちた、~の性質がある)

    -ful は「…に満ちた」ことを表す接尾辞です。よって、successfulは「成功に満ちた⇒成功を収めた」という意味になります。

派生語や類縁語


  • success(名詞): 成功

  • succeed(動詞): 成功する

  • successfully(副詞): うまく、成功裏に

コロケーション(共起表現)10選


  1. successful career(成功したキャリア)

  2. successful outcome(成功した結果)

  3. successful bidder(落札に成功した業者)

  4. successful campaign(成功したキャンペーン)

  5. successful transition(上手な移行)

  6. successful launch(成功した立ち上げ・発売)

  7. successful entrepreneur(成功した起業家)

  8. successful negotiation(交渉の成功)

  9. successful strategy(成功をもたらす戦略)

  10. successful attempt(成功した試み)


3. 語源とニュアンス

語源


  • ラテン語の「successus」(後に続くこと、成果)に由来し、それがフランス語などを経て英語に入ったと考えられています。

ニュアンス・使用時の注意


  • 「成功した」という肯定的・プラスのイメージを強く持ちます。

  • フォーマル・カジュアルどちらでも使えますが、ビジネスや公的な場面で頻出する単語です。

  • 誰かまたは何かが「結果としてうまくいった状態」を指すときに用います。そのため、具体的な目標の達成や社会的な地位の向上などを示唆することが多いです。


4. 文法的な特徴と構文


  • 可算・不可算の区別: 形容詞なので、名詞のように可算・不可算の区別はありません。

  • 他動詞・自動詞の使い分け: 形容詞なので動詞構文の他動詞・自動詞は関係しませんが、対応する動詞 “succeed” は自動詞で使うことが多い (He succeeded in passing the exam).

  • 使用例:


    • Attributive(名詞を修飾する位置): a successful company

    • Predicative(補語として主語を説明する位置): The project was successful.



5. 実例と例文

(1) 日常会話での例文


  1. “I heard your party was successful. Congratulations!”

    (パーティーが成功したんだってね。おめでとう!)

  2. “She’s been very successful in her weight-loss journey.”

    (彼女はダイエットの旅をとてもうまくやり遂げているよ。)

  3. “If you keep practicing every day, you’ll be successful sooner or later.”

    (毎日練習を続ければ、いずれ必ず成功するよ。)

(2) ビジネスシーンでの例文


  1. “Our marketing campaign was successful, resulting in higher sales.”

    (私たちのマーケティングキャンペーンは成功し、売り上げが伸びました。)

  2. “He is a successful entrepreneur who started his own tech company.”

    (彼は自身のテック企業を立ち上げた成功した起業家です。)

  3. “A successful negotiation depends on good communication skills.”

    (交渉を成功させるには、優れたコミュニケーション能力が必要です。)

(3) 学術的な文脈での例文


  1. “The study was successful in identifying key factors influencing global warming.”

    (その研究は、地球温暖化に影響を与える主な要因を特定することに成功しました。)

  2. “A successful experiment must have well-defined variables and controls.”

    (成功した実験には、明確に定義された変数と制御が必要です。)

  3. “Her thesis was considered successful and published in a reputable journal.”

    (彼女の論文は成功を収め、名高い学術誌に掲載されました。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. prosperous(繁栄している)

  2. thriving(繁栄している、勢いのある)

  3. victorious(勝利を収めた)

  4. fruitful(成果のある)

これらはすべて「良い結果を得ている」という意味を共有しますが、


  • prosperous と thriving は特に「経済的または事業として栄えている」ニュアンス。

  • victorious は「戦いに勝った」など明確な勝利を表すときに使われる。

  • fruitful は研究や会議などで「有意義な成果が得られた」という際に用いられます。

反意語 (Antonyms)


  1. unsuccessful(失敗した)

  2. failing(うまくいかない、失敗しかけている)

  3. fruitless(成果がない)


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA: /səkˈsɛsfəl/

  • 強勢(アクセント)の位置: sec-CESS-ful(真ん中の “cess” の部分にアクセントがきます)

  • アメリカ英語とイギリス英語の違い:


    • アメリカ英語: /səkˈsɛsfəl/

    • イギリス英語: /səkˈsɛsf(ə)l/ (末尾の「ə」がやや曖昧母音になる場合もある)


  • よくある間違い:


    • “success”(名詞)と混同し、/səkˈsɛs/ と誤って発音することがある。

    • “succeed” を使うときにアクセントが前後逆になってしまうこともあるので注意。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “successful” は “suc” – “cess” – “ful” で、f が2回続くわけではなく、後半は “ful” だけという点が要注意 (successfull などの誤記が多い)。

  • 同音異義語との混乱: “success” と “succeed” のスペル・発音、また “successfully” のつづりに混乱しやすい。

  • 試験対策: TOEICや英検などでは文脈の中で「成功を収めた」かどうかを問う問題で出題されることがあります。また、形容詞ではなく動詞 succeed を使うべきかどうか見分ける問題も多いです。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “success” + “ful” = 成功に満ちた → “successful”.

  • “successful” のスペルで間違えがちな人は、“success”(名詞)に “-ful” をつけるイメージを持つと覚えやすい。

  • 「成功」の類義語をセットで覚えると、微妙なニュアンスの差がわかって語彙力が広がります。

  • スマートフォンのメモや付箋に「successful」の綴りを大きく書いて貼って覚えるのもおすすめです。


以上が、形容詞 “successful” の詳細解説です。成功に関するポジティブな文脈で頻繁に使われる非常に重要な単語なので、正しい発音・スペルを押さえながら、上手に使えるようになると表現の幅が広がります。ぜひ日常会話やビジネスシーンで積極的に使ってみてください。

意味のイメージ
successful
意味(1)

成功した,好結果の,上首尾の

意味(2)

富(地位,名声)を得た,順調な

語彙を覚えるための辞書問題

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