最終更新日:2024/06/12

《the ~》同じ, 《...と》同一の《as節, that節, wh-節》

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元となった辞書の項目

same

形容詞

《the ~》同じ, 《...と》同一の《as節, that節, wh-節》

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解説

1. 基本情報と概要

単語: same

品詞: 形容詞 (文脈によっては代名詞や副詞的用法もあり)

CEFRレベル: A2 (初級)

意味(英語):

・not different; exactly like another or others

意味(日本語):

・「同じ、変わらない」という意味です。

例えば、「私とあなたは同じ意見を持っています」や「他の日と同じやり方で進めてください」のように、ほかのものと差がないことを表す単語です。比較時や、一貫性を表すときによく使われます。

活用形:

形容詞としては単数・複数や比較級・最上級の変化は基本的にありません。常に “same” の形をとります。


  • 形容詞: same

  • 代名詞的用法: “the same” (例: I want the same.)

他の品詞としての用例:


  • 副詞的な用法: “It all comes to the same in the end.”(最終的には結果は同じになる)

  • 代名詞: “Please give me the same.”(同じものをください)

    ※形容詞寄りと解釈されることも多いですが、冠詞 “the” を伴い名詞や代名詞的な働きをすることがあります。


2. 語構成と詳細な意味

語構成:


  • 接頭語・接尾語は特になく、元々 “same” という語幹を持ちます。

派生語や関連語


  • “similar” (形容詞: 似ている)

  • “similarity” (名詞: 類似性)

  • “samey” (形容詞: 単調で同じように感じる、口語的・ややカジュアル)

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. the same thing → 同じもの

  2. exactly the same → まったく同じ

  3. remain the same → 同じままでいる

  4. at the same time → 同時に

  5. treat (someone) the same → (人を) 同じように扱う

  6. all the same → それでもやはり/どちらにしても

  7. the same old story → いつもの展開・同じ話

  8. in the same boat → 同じ境遇にある

  9. same difference → 似たようなもの/大差ない

  10. the same applies to (someone/something) → 同じことが~にも当てはまる


3. 語源とニュアンス

語源:


  • 古英語・古ノルド語由来 (“samr”) で、「似ている」や「同等である」という意味を持っていました。中英語を通じて “same” という形に落ち着き、現代英語でも使用されています。

ニュアンスと使用時の注意:


  • 「同じだ」と強調したいときに使われる日常的な表現で、フォーマルからカジュアルまで広く使われます。

  • 「変わらないこと」「差がないこと」を表現するので、まったく相違点がないことを示すニュアンスが強いです。

  • 文書やレポートなどフォーマルな場面でも、会話などのカジュアルな場面でもよく使われます。


4. 文法的な特徴と構文


  1. “the same + 名詞” の形で「同じ~」を表す。


    • 例: the same idea, the same way


  2. “the same as + 名詞/代名詞” で「~と同じ」という構文。


    • 例: This result is the same as before.


  3. “remain/stay the same” で「同じ状態のままである」と表す。

  4. “all the same” は副詞句的に「いずれにせよ」という意味を持つ。

使用シーン:


  • フォーマル/カジュアルどちらでもOKですが、くだけた表現としては口語的に “the same thing,” “it’s all the same” などをよく使います。

可算・不可算:


  • 形容詞のため、可算・不可算という区別は直接はありません。ただし「the same」というフレーズで名詞扱いの働きをする場合は文脈次第です。


5. 実例と例文

5.1 日常会話での例文


  1. “We always order the same pizza topping every Friday.”


    • 毎週金曜はいつも同じピザのトッピングを注文しているよ。


  2. “You look the same as you did in high school!”


    • 高校の頃と見た目が変わらないね!


  3. “I’ll have the same, please.”


    • 私も同じものをください。


5.2 ビジネスシーンでの例文


  1. “Our sales strategy remains the same despite the market changes.”


    • 市場の変化があっても、私たちの販売戦略は同じままです。


  2. “Let’s ensure every branch follows the same guidelines.”


    • すべての支店が同じガイドラインに従うようにしましょう。


  3. “We must deliver the same level of quality across all products.”


    • すべての製品で同じレベルの品質を提供しなければなりません。


5.3 学術的な文脈での例文


  1. “The experiment yielded the same results under controlled conditions.”


    • 実験は制御された条件下で同じ結果をもたらしました。


  2. “Researchers found the same pattern in multiple studies.”


    • 研究者たちは複数の研究で同じパターンを発見しました。


  3. “These two theories predict essentially the same outcome.”


    • これら二つの理論は本質的には同じ結果を予測しています。



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. “identical” (まったく同じ、寸分違わないほど同一の)

  2. “alike” (よく似ている、性質や見た目が非常に似通っている)

  3. “equivalent” (同等の価値や大きさ・数量を持つ)


  • “identical” は見た目・性質が完全に一致するニュアンスが強い

  • “alike” は態度や外見が似ている感覚を表すのに使われる

  • “equivalent” は主に数量や理論的な価値が同等とみなされる際に使われる

反意語 (Antonyms)


  1. “different” (異なる)

  2. “distinct” (はっきり異なる)

  3. “unlike” (似ていない)


  • “different” が一番一般的で、単に「違いがある」ことを示す

  • “distinct” は「区別可能な明確な差がある」ことを強調

  • “unlike” は「類似点が少ない」印象を与える


7. 発音とアクセントの特徴

発音記号 (IPA): /seɪm/


  • アメリカ英語: [seɪm]

  • イギリス英語: [seɪm]

どちらも大差なく、1つの音節に強勢があります。

カタカナで近づけるなら「セイム」ですが、語尾の “m” をしっかり発音するのがポイントです。

よくある発音ミス:


  • “same” と “some” (/sʌm/) を混同する。

  • “shame” (/ʃeɪm/) と混乱することもあるので注意。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • “the same as” と表現するとき、前置詞を「with」や「to」にしない。正しくは “the same as ~”。


    • 誤: This result is the same with the previous one.

    • 正: This result is the same as the previous one.


  • スペル: s-a-m-e (4文字)。つづりを “sam” などと書き落とすミスに注意。

  • 同音異義語としては “some” あるいは “shame” などが似ているが意味がまったく違うので注意。

  • TOEICや英検では、“the same as” を使った比較構文がよく出題される場合もあります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “SAME” の頭文字をとって、S = Similar、A = Alike、M = Matching、E = Equivalent と覚えると、常に「似ている・同じ」イメージを押さえられます。

  • “Same” は日常でも頻出するため、「同じものを注文する場面」や「比較して違いがないとき」に使うフレーズとしてイメージすると定着しやすいです。

  • “the same as” の構文を一連のセット表現としてインプットすることで、ネイティブの自然な表現を身につけやすくなります。


以上が、形容詞 “same” の詳細解説です。日常会話からビジネス、学術まで幅広い文脈で使える便利な語なので、ぜひマスターしてください。

意味のイメージ
same
意味(1)

《the same》(いつもと)同じ,(以前と)変わらない

意味(2)

《this,these,that,thoseと共に》《強調的,時に軽べつして》この,その,例の,前に述べた

意味(3)

同じ物,同じ事

意味(4)

同様に

意味(5)

《the same》(…と)同一の,同じ;同種の《+as節(that節,wh-節)》

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