最終更新日:2024/06/17
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元となった辞書の項目

question mark

名詞

疑問符(?)

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解説

以下では、名詞 “question mark” を、できるだけ詳細に解説します。


1. 基本情報と概要

英単語: question mark

品詞: 名詞 (noun)

意味(英語): A punctuation mark (?) used at the end of a sentence to indicate a direct question or uncertainty.

意味(日本語): 文末に付けて疑問を表したり、疑わしい点を示すために使われる記号、「?」のことです。日常会話ではもちろん、文章の終わりに「?」をつけると質問文になる、といった場面で使います。また「不確か」というニュアンスを象徴的に示すときにも用いられます。


  • 活用形: 一般的に可算名詞として用いられ、複数形は question marks になります。

    (例)one question mark → two question marks

  • 関連する品詞形:


    • question (名詞/動詞): 疑問、質問/〜に疑問を投げかける

    • mark (名詞/動詞): 印、記号/印をつける

      ※ただし直接 “question mark” からの派生ではなく、二つの単語の組み合わせです。


  • CEFRレベルの目安: A2(初級)~B1(中級)


    • A2: 簡単な文章や質問文を作る段階でよく使われる記号

    • B1: 疑問や不確かなことを表す表現の豊かさが求められるレベル



2. 語構成と詳細な意味


  • 語構成: “question” + “mark”


    • question: 疑問文や問いを示す単語

    • mark: 記号や印を意味する単語


  • 派生語や類縁語:


    • interrogation mark (synonymous phrase, まれに用いられる「疑問符」の別称)

    • exclamation mark (感嘆符) など、他の文末記号との対比でよく扱われます。


  • よく使われるコロケーションや関連フレーズ (日本語訳付き):


    1. put a question mark at the end of the sentence(文末に疑問符をつける)

    2. a question mark over something(~についての不確実性)

    3. place a big question mark on~(~に大きな疑問符を付す)

    4. raise a question mark about~(~に疑問を投げかける)

    5. question marks remain(疑問が残る)

    6. replace a full stop with a question mark(句点を疑問符に置き換える)

    7. a lingering question mark(消えない疑問)

    8. rhetorical question mark(修辞的な疑問符)

    9. punctuation question mark(句読法上の疑問符)

    10. question mark icon(疑問符のアイコン)



3. 語源とニュアンス


  • 語源:

    “question” はラテン語の “quaestio” からの派生で、「尋ねること」を意味します。“mark” は古英語の “mearc” に由来し、「印、記号」を意味します。

    中世ヨーロッパの写本では、「Q」と「o」の組み合わせ(Qo)を疑問を示すために使っていたという説もあります。その後、“?” の形に発展しました。


  • ニュアンス・使用時の注意点:


    • 疑い・不確かさを象徴: 「この点はわからない」や「解決されていない問題」というニュアンスを表したいときに、比喩的に「There's a question mark over...(~には疑問符がついている)」という表現が使われます。

    • 口語・文章両方で使われる: 実際の記号として日常文章やSNSでも使いますし、口語でも「That raises a question mark.(それは疑問符がつくね)」のように比喩で使うことがあります。

    • カジュアル/フォーマル: 実際に疑問文を作る場合や不確かさを表現する場合、あらゆる場面(カジュアル・フォーマル)で幅広く使われますが、ビジネス文書では過度に乱用しないように注意が必要です。



4. 文法的な特徴と構文


  • 名詞としての特徴:


    • 可算名詞 (countable noun) です。

    • 例: “I have two question marks in this paragraph.”(この段落には疑問符が2つあります)


  • 一般的な構文・イディオム:


    • “put a question mark (on/over/against) something” → 何かに疑問を投げかける

    • “question mark over (someone/something)” → (~に関して)疑問符が付く

    • “raise a question mark” → (~に)疑問を提起する


  • 使用シーン:


    • フォーマル/カジュアル共に幅広く使われますが、フォーマルな文書では「疑問符」を使いすぎると失礼になったり幼稚に見える場合もあるため、ビジネスレターなどでは文章構成に注意が必要です。



5. 実例と例文

(1) 日常会話での例文


  1. “Don’t forget to put a question mark at the end of that sentence, or it won’t look like a question.”

    (その文の末尾に疑問符をつけるのを忘れないでね、質問文に見えなくなるよ。)

  2. “Why did you put a question mark there? Are you unsure?”

    (なんでそこに疑問符をつけたの?自信がないの?)

  3. “There’s a question mark over whether we can go to the beach tomorrow, depending on the weather.”

    (天気次第で、明日ビーチに行けるかどうかは疑問だね。)

(2) ビジネスでの例文


  1. “We need to address the question marks in the financial report before presenting it to the stakeholders.”

    (利害関係者に提示する前に、財務報告にある疑問点を解決しなければなりません。)

  2. “The CEO’s sudden resignation puts a big question mark over the future of the company.”

    (CEOの突然の辞任は、会社の将来に大きな疑問符を投げかけています。)

  3. “Could you please clarify the question mark at the end of the document? I’m not sure what issue it refers to.”

    (書類の末尾に付いている疑問符について説明していただけますか?どの問題を指しているのか分かりません。)

(3) 学術的な文脈での例文


  1. “Several scholars have placed a question mark over this theory, citing contradictory evidence.”

    (いくつかの学者は、矛盾する証拠を根拠にこの理論に疑問符をつけています。)

  2. “One of the greatest question marks in evolutionary biology is how consciousness arose.”

    (進化生物学における最大の疑問点の一つは、意識がどのようにして生じたのかということです。)

  3. “The proposal left a question mark regarding its feasibility under real-world conditions.”

    (その提案は、現実の環境での実行可能性に関して疑問符を残しています。)


6. 類義語・反意語と比較


  • 類義語


    1. interrogation mark (疑問符): 意味はほぼ同じですが、一般には “question mark” の方が馴染みがあります。

    2. query (疑問、問い合わせ): 名詞としても動詞としても使えますが、名詞なら「疑問」の意味です。

    3. doubt (疑い): 記号ではなく感情・状態を指す単語なので、文脈によっては置き換え可能ですが用法が異なります。


  • 反意語


    • exclamation mark (感嘆符): 疑問ではなく強調や驚きを表す記号です。

    • period / full stop (句点): 疑問や驚きではなく、文章の終わりを穏便に示す記号です。


  • ニュアンスや使い方の違い


    • “question mark” → 疑問や不確かさに焦点

    • “exclamation mark” → 驚きや感情の強い表現

    • “period/full stop” → 文を完結させる、余計なニュアンスを含まない



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA):


    • アメリカ英語: /ˈkwɛstʃən mɑːrk/

    • イギリス英語: /ˈkwestʃən mɑːk/


  • 強勢(アクセント)の位置:


    • “ques-tion mark” のように “ques-” の部分に強勢が置かれます。


  • よくある間違い:


    • “queston” のように “i” を抜かしたり、 “question” の発音が 「クエスチオン」ではなく「クウェスチョン」のように “tʃ” 音を意識して発音するのがポイントです。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “question” の綴り間違い(“questionn” や “qestion” など)に注意。

  • 発音ミス: “qu” の音と “tion” の音をしっかり分ける。

  • 同音異義語との混同: “question mark” に同音異義語はあまりありませんが、“mark” は “マーケット(market)” と混同しやすい学習者もいるため注意。

  • 試験対策: TOEICや英検などで出題される場合は、「句読点の使い方」や「疑問文を作る際の基本ルール」と絡めて問われることがあります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • イメージ: 「?」の形は頭の上にクエスチョン(疑問)を抱えている人の姿を連想すると覚えやすいです。

  • 勉強テクニック:


    1. 「疑問符は“?”だ!」というときに、頭を少し傾けると“?”の形をイメージしやすい。

    2. スペリングで “question” の “i” を抜かさないように “QUES-T-I-ON” と声に出して区切って覚えてみる。



以上が、名詞 “question mark” の詳細解説です。文章の最後につけて質問文を示したり、不明点や不確かな点を表すときに使う、非常に重要な記号です。学習や文章作成の際には、スペリングや発音、そして使いどころをしっかりおさえて活用してみてください。

意味のイメージ
question mark
意味(1)

疑問符(?)

語彙を覚えるための辞書問題

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