最終更新日:2024/06/12

〈U〉『絵をかくこと』;画法;《集合的に》絵画 / 〈C〉(1枚の)絵 / 〈U〉ペンキ塗り

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元となった辞書の項目

painting

名詞

〈U〉『絵をかくこと』;画法;《集合的に》絵画 / 〈C〉(1枚の)絵 / 〈U〉ペンキ塗り

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解説

以下では、英単語 painting を、学習者の方にも分かりやすいように、詳しく解説していきます。


1. 基本情報と概要

意味(英語・日本語)


  • 英語: painting

  • 日本語: 「絵画」「絵」「塗装する行為(絵を描くこと)」

主に「絵(作品)」や「絵を描くこと」を指す名詞です。「油絵」「水彩画」「アクリル画」など、ペイント(塗料)を用いて描かれた作品をまとめて表します。「美術館で見るような作品」を指すときだけでなく、「子どもがクレヨンや絵の具で描いた絵」に対しても使われます。

品詞と活用形


  • 品詞: 名詞 (noun)

  • 単数形: painting

  • 複数形: paintings

ただし、文脈によっては「絵を描くこと」という“活動”の意味でも使われます。

他の品詞形


  • paint (動詞): 「塗る」「絵を描く」

  • painter (名詞): 「画家」「ペンキ職人」

  • painted (形容詞): 「色が塗られた」「彩色された」

CEFRレベル目安


  • B1(中級)程度

    まだ身近なトピックを扱うレベルですが、アートや絵を描く行為を説明するにはよく登場し、語彙としては比較的基本的な範囲に含まれます。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 語幹: paint (「塗る」「彩色する」という動詞)

  • 接尾語: -ing (動名詞や現在分詞を作る語尾)

    painting は本来、「(塗る・描く)という行為」という意味合いを持っていますが、そこから「描かれたもの」、つまり「絵画」の意味として使われています。

派生語や類縁語


  • paint (v.) → painting (n.)

  • painter (n.): 「画家」「塗装工」

  • paintwork (n.): 「塗装部分」

よく使われるコロケーション・関連フレーズ10選


  1. oil painting → (油絵)

  2. watercolor painting → (水彩画)

  3. modern painting → (現代絵画)

  4. abstract painting → (抽象画)

  5. landscape painting → (風景画)

  6. portrait painting → (肖像画)

  7. classic painting → (古典絵画)

  8. painting exhibition → (絵画展)

  9. painting style → (絵のスタイル・画風)

  10. work of art (painting) → (芸術作品としての絵画)

いずれも「どのような種類の絵画か」というニュアンスや、「絵画展」「絵のスタイル」のように作品を鑑賞・紹介するときによく使います。


3. 語源とニュアンス

語源

painting のもとになった paint は、ラテン語の pingere(塗る、描く)にさかのぼります。中英語(Middle English)で painten として使われていたものが、現代語の paint へ変化し、さらに「行為・作品」を表す -ing 形となったものが painting です。

微妙なニュアンス・使用時の注意


  • painting は 「絵画」というアート作品を指すフォーマル・カジュアル両方の場面でよく使われる単語です。

  • 「行為としての絵を描くこと」を指す場合もあるため、文脈に応じてどちらの意味なのか区別する必要があります。

美術館で展示されている芸術作品をイメージさせるため、芸術的でややフォーマルなニュアンスを感じることも多いですが、子どものお絵描きにも使われるなど、使い勝手は幅広いです。


4. 文法的な特徴と構文


  • 名詞として可算: a painting(一枚の絵)や two paintings(2枚の絵)のように数えられます。

  • 名詞として不可算(行為として): 「絵を描くこと」が趣味、と言いたい場合には不可算扱いすることもありますが、その場合は文脈的にも painting が「行為」を指すと理解されることがあります。例: Painting is my hobby.

一般的な構文やイディオム


  • to be into painting → 「絵を描くのが好きである」

  • to take up painting → 「絵を描き始める/趣味として始める」

  • to do a painting → 「絵を一枚描く」

カジュアルな言い方からビジネス文脈(アート業界)まで比較的幅広く使われます。


5. 実例と例文

日常会話での例文(3例)


  1. “I just finished a new painting of my cat. Do you want to see it?”

    (猫の新しい絵を描き終えたんだ。見てみる?)


  2. “My daughter loves painting. She’s always drawing and coloring.”

    (私の娘は絵を描くのが大好きなんです。いつも絵を描いたり色を塗ったりしています。)


  3. “I have a painting class on Saturday mornings.”

    (土曜の午前中に絵画教室に通っています。)


ビジネスシーン(アートギャラリーや職場)での例文(3例)


  1. “We’re organizing a painting exhibition next month featuring local artists.”

    (来月、地元のアーティストを特集した絵画展を開催します。)


  2. “Could you please send me the digital images of your latest paintings?”

    (あなたの最新作の絵のデジタル画像を送っていただけますか?)


  3. “The client is interested in purchasing modern paintings for their office lobby.”

    (クライアントはオフィスのロビー用にモダンアートの絵を購入したいと考えています。)


学術的な文脈(3例)


  1. “Her painting style evolved significantly during the Renaissance period.”

    (彼女の絵画スタイルはルネサンス期に大きく変化しました。)


  2. “This paper examines the influence of Japanese ink painting on Western abstract art.”

    (本論文では、日本の水墨画が西洋の抽象芸術に与えた影響を考察します。)


  3. “In art history, we often compare various painting techniques across different eras.”

    (美術史では、異なる時代の様々な絵画技法を比較することがよくあります。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. picture(絵・写真)


    • 絵画だけでなく写真などの「絵的に見えるもの」全般を幅広く指すので、やや意味範囲が広い。


  2. artwork(作品)


    • 「芸術作品」全般を指す場合に使う。彫刻なども含む広い概念。


  3. drawing(デッサン・線画など)


    • 「鉛筆やペン、クレヨンなどで線を引いて描く」行為や作品。絵の具を使う「painting」と対比されることが多い。


  4. sketch(スケッチ)


    • 「ざっくりとした下書きや素描」。本格的に描く前の下絵というニュアンスが強い。


反意語 (Antonyms)


  • 特定の「反意語」はありませんが、あえて言えば erasing(消去)や blank canvas(白紙のキャンバス)など、「描かれていない状態」に関する語が対義的なニュアンスです。


7. 発音とアクセントの特徴

発音記号(IPA)


  • アメリカ英語 (AE): /ˈpeɪn.tɪŋ/

  • イギリス英語 (BrE): /ˈpeɪn.tɪŋ/

どちらも [ペイン・ティング] のような音になります。「ペイン(‘pain’)と同じ発音」+ [ティング] のイメージです。

強勢(アクセント)は第一音節 “paint-” にあります。

「ペイティング」と「ペインティング」の区別として、アメリカ英語では「ペイン(鼻にかかったような)ティング」にやや近い発音になることが多いです。

よくある発音ミス


  • “paint” の “t” を落としすぎて「ペインイン」とならないよう注意しましょう。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: pain と書き間違えてしまうケースがありますが、「絵を描く行為」の paint なので気をつけてください。

  • paintingdraw(ing) の使い分け: 「絵の具を使う」→painting、「鉛筆や線主体」→drawing と違いがあります。

  • 試験対策: TOEICや英検においては「美術活動」や「展覧会」などの文脈でよく出題される可能性があります。同様に、「art exhibition」「portrait painting」などのコロケーションも覚えておくと役立ちます。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「paint」に -ing が付いて「絵を描く行為」、そして「完成した絵」がイメージできるようにすると覚えやすいです。

  • 「痛み (pain)」と綴りが似ているので混同しないよう、「絵の具を塗る (paint) → -ing → painting」の流れを意識すると良いです。

  • 絵を描いているところを頭に思い浮かべると、視覚的にイメージしやすくなり、単語を覚えやすくなります。


以上が、名詞 painting の詳しい解説です。ぜひ覚えておいて、実際の会話や文章に活かしてみてください。

意味のイメージ
painting
意味(1)

〈U〉絵をかくこと;画法;《集合的に》絵画

意味(2)

〈C〉(1枚の)絵

意味(3)

〈U〉ペンキ塗り

語彙を覚えるための辞書問題

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