元となった辞書の項目
interesting
解説
以下では、形容詞「interesting」を、できるだけ詳細に解説します。日本語でわかりやすくまとめましたので、学習の参考にしてください。
1. 基本情報と概要
単語: interesting
品詞: 形容詞 (adjective)
意味(英語): causing interest or holding attention
意味(日本語): 「興味深い」「面白い」「関心を引くような」
「interesting」は“人の興味を引きつける、関心をもたせる”というニュアンスで、話題や物事が退屈ではなく、心をひかれる状態を表すときに使います。
活用形
- 原形: interesting
- 比較級: more interesting
- 最上級: most interesting
(形容詞なので、動詞のように時制によって大きく形が変わることはありません。)
他の品詞例
- 名詞形: interest (興味・関心、利益など)
- 動詞形: (to) interest (〜に興味を持たせる)
- 例: “The book interested me.”(その本は私に興味を持たせた)
- 例: “The book interested me.”(その本は私に興味を持たせた)
- 形容詞の「interested」(興味を抱いている、関心がある)との使い分けに注意
CEFRレベルの目安
- B1(中級): 「interesting」は日常会話からビジネス文書まで幅広く使われる、比較的よく出てくる形容詞です。初級(A2)レベルでも早い段階で触れられますが、微妙なニュアンスをしっかり使いこなすのはB1あたりをめやすにすると良いでしょう。
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- interest(興味、関心) + -ing(形容詞化の接尾辞)。
- 「-ing」は「〜している状態」を表す形容詞を作る際によく使われます。
他の単語との関連性
- interest (名詞): 興味・関心
- (to) interest (動詞): 興味を持たせる
- interested (形容詞): 興味を抱いている
よく使われるコロケーションや関連フレーズ(10個)
- interesting idea (面白いアイデア)
- interesting point (興味深い点)
- interesting question (興味をそそる質問)
- interesting perspective (興味深い視点)
- an interesting topic (面白い話題)
- interesting fact (面白い事実)
- find something interesting (何かを面白いと感じる)
- make something interesting (何かを興味深いものにする)
- keep it interesting (飽きさせないようにする)
- interestingly enough (興味深いことに/面白いことに)
3. 語源とニュアンス
語源
- 「interest」はラテン語で「中にある、重要である」を意味する “interesse” が由来とされています。ここから「興味を引く」や「大切なこと」という概念が派生し、「interesting」は「興味を起こさせる」の意味で定着しました。
ニュアンス・使用時の注意点
- 「interesting」は「ふむふむ、面白いね」という肯定的なニュアンスが中心です。ただし、時に“興味深いけれど、必ずしも好ましいわけではない”微妙な含みをもつ場合もあります。会話の流れや声のトーンによっては皮肉や婉曲表現として使われることもあります。
- カジュアルな場面でもフォーマルな場面でも広く使えますが、ビジネスメールなどでは「uneventful, uninspiring」の対義を述べるために「interesting」を使うとあまり直接的すぎる印象になる場合もあり、言い回しに工夫が必要なときがあります。
4. 文法的な特徴と構文
- 形容詞として名詞を修飾するときに使います。
- 例: “an interesting book”
- 例: “an interesting book”
- 「be動詞 + interesting」という文型でも、補語として述語を形容します。
- 例: “That sounds interesting.”
- 例: “That sounds interesting.”
イディオム・一般的な構文
- “It’s interesting to note that …”(〜は興味深いことである)
- “What’s interesting is that …”(興味深いのは〜である)
- “That’s an interesting take/point.”(それは興味深い見解です)
フォーマル/カジュアルの使い分け
- カジュアルにもフォーマルにも使いやすい単語です。公的なスピーチやビジネスメールでは「fascinating」「intriguing」などの同義語を使うと、より洗練された印象を与える場合もあります。
5. 実例と例文
日常会話での例(3つ)
- “That movie was really interesting. I’d love to watch it again.”
(あの映画、とても面白かったよ。もう一度観たいくらい。) - “It’s interesting how you can solve puzzles so quickly.”
(パズルをそんなにすぐ解けるなんて、興味深いね。) - “This new cafe has an interesting menu. Let’s try something new.”
(この新しいカフェは面白いメニューがあるよ。何か新しいものを試そうよ。)
ビジネスでの例(3つ)
- “The report provides some interesting insights into consumer behavior.”
(そのレポートは消費者行動への興味深い考察をいくつか提示しています。) - “Your presentation was really interesting; it kept everyone engaged.”
(あなたのプレゼンはとても面白かったので、皆が集中していました。) - “It would be interesting to explore new markets in the coming quarter.”
(次の四半期に新しい市場を開拓するのは面白い試みでしょう。)
学術的な文脈での例(3つ)
- “This study reveals interesting correlations between diet and mood.”
(この研究は食事と気分の間に興味深い相関関係を示しています。) - “An interesting trend can be observed in the demographic data.”
(人口統計データにおいて興味深い傾向が観察されます。) - “His paper offers an interesting perspective on environmental policy.”
(彼の論文は環境政策に関して興味深い視点を提示しています。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語(シノニム)
- fascinating(魅惑的な)
- engaging(心をつかむ)
- captivating(うっとりさせるような)
- intriguing(興味をそそる)
- thought-provoking(考えさせられる)
- これらは「退屈ではなく、強い関心を引く」という点で「interesting」と似ていますが、それぞれ「魅惑(強い魅力)」「知的好奇心を大いに刺激する」など微妙なニュアンスの違いがあります。
反意語(アンティノム)
- boring(退屈な)
- dull(つまらない)
- tedious(うんざりする)
- uninteresting(面白くない)
- 「interesting」のちょうど反対で、「つまらない」「興味がわかない」という単語です。
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号(IPA)
- アメリカ英語: /ˈɪntrəstɪŋ/ または /ˈɪntrɛstɪŋ/
- イギリス英語: /ˈɪntrəstɪŋ/
アクセント(強勢)の位置
- 最初の「in」の部分に強勢が置かれます。
- IN-ter-est-ing
よくある間違い
- 「インテレsting」のように二音節目の母音を強く言いすぎる発音になりがちですが、実際は最初の “IN” にストレスを置き、後は軽めに発音します。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- “interested” との混同
- “I’m interesting.” ではなく “I’m interested (in something).” と言いたい場合が多いです。
- “I’m interesting.” は「私は(他者にとって)面白い人です」という意味になり、日本語でよくある混同です。
- “I’m interesting.” ではなく “I’m interested (in something).” と言いたい場合が多いです。
- スペルミス
- “interresting” のように “r” を重ねてしまったり、 “a” を入れてしまうことがあるので注意してください。
- “interresting” のように “r” を重ねてしまったり、 “a” を入れてしまうことがあるので注意してください。
- TOEICや英検などの試験対策
- 選択肢で「interesting」と「interested」が出ることがよくあります。文脈に合う方を選ぶ問題が典型です。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- “interest” + “-ing”とシンプルに組み合わせる形でできた形容詞だと覚えておくと、スペルも間違いにくくなります。
- スペリングは「IN + TER (テラ) + EST + ING」と4つに区切って覚える方法もおすすめです。
- 類似する形容詞 “interested” や動詞 “interest” とセットで覚えると、文脈に合わせて使い分けやすくなります。
以上が、形容詞「interesting」の詳細な解説です。是非、日常会話からビジネスシーン、学術的な文脈まで幅広く活用してみてください。学習の参考になれば幸いです。
意味のイメージ
意味(1)
(物事が)興味を起こさせる,おもしろい