最終更新日:2024/06/11
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元となった辞書の項目

herbicide

除草剤

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農夫は除草剤を使って畑の雑草を駆除しました。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: herbicide

品詞: 名詞 (countable noun)

英語での意味: A chemical substance used to kill unwanted plants, especially weeds.

日本語での意味: 雑草などの不要な植物を駆除するために用いられる化学薬品のことです。

日常的には、「草を枯らす薬」「除草剤」のような意味合いで使われます。主に農業分野や庭の手入れなどで「雑草を退治するための物質」というイメージです。


  • 活用形:


    • 単数形: herbicide

    • 複数形: herbicides


  • 派生形(例):


    • 形容詞: herbicidal (「除草剤の」「除草作用のある」という意味)


  • CEFRレベルの目安: B2(中上級)

    この単語は専門的な文脈で頻出しますが、農業や科学関連の話題では比較的よく登場するため、ある程度学習が進んだ中上級レベルでの語彙としても良いでしょう。



2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • herb-: 「草、ハーブ」を表す要素 (ラテン語 “herba” = grass)

  • -i-: 語根と語根をつなぐ母音

  • -cide: 「殺す」を表す接尾語 (ラテン語 “caedere” = to kill)

派生語や関連語


  • pesticide (害虫などを殺す薬全般)

  • insecticide (殺虫剤)

  • fungicide (殺菌剤)

よく使われるコロケーションや関連フレーズ(10個)


  1. apply herbicide(除草剤を散布する)

  2. selective herbicide(選択性除草剤)

  3. non-selective herbicide(非選択性除草剤)

  4. herbicide-resistant weeds(除草剤耐性をもつ雑草)

  5. pre-emergent herbicide(発芽前に使用する除草剤)

  6. post-emergent herbicide(発芽後に使用する除草剤)

  7. overuse of herbicide(除草剤の過剰使用)

  8. environmental impact of herbicide(除草剤の環境への影響)

  9. synthetic herbicide(合成除草剤)

  10. residual herbicide(残留型除草剤)


3. 語源とニュアンス

語源


  • 「herb」(草) + 「-cide」(殺す) というラテン語由来の組み合わせです。

  • 歴史的には、化学農薬が普及しはじめた20世紀中頃から一般的に使われるようになりました。

ニュアンスや使用時の注意点


  • 科学的あるいは農業技術的な文脈で使われることが多い専門用語です。

  • 「草を枯らす」という意味合いを直接含んでおり、環境問題や健康への影響など、ネガティブなニュアンスを伴う場合もあります。

  • 口語では「weed killer」と言い換えることもありますが、よりカジュアルになる点には注意してください。

使用シーン


  • 文章では農業関連のレポートや論文など、正式な文献でよく見られます。

  • 会話では、園芸や農業の計画について話すときに用いられます。


4. 文法的な特徴と構文


  • 品詞: 名詞 (可算名詞)


    • 「a herbicide」「many herbicides」のように冠詞や複数形で使われます。


  • 使用場面の特徴:


    • 技術文書や農業関連でのフォーマルな文脈が多い

    • 一般の会話でも使われるが、より専門的な場面を想起させます


  • 構文例


    • “We should consider applying a new type of herbicide on the field.”

    • 「次世代型の除草剤を畑に散布することを検討すべきだ。」

    • “This herbicide needs to be handled with caution.”

    • 「この除草剤は取り扱いに注意が必要だ。」



5. 実例と例文

ここでは日常会話・ビジネス・学術的な文脈で、それぞれ3つずつ例文を挙げます。英語原文と日本語訳を一緒に記します。

A. 日常会話での例文



    • 英語: “I bought a herbicide to get rid of the weeds in my backyard.”

    • 日本語: 「裏庭の雑草を退治するために除草剤を買ってきたんだ。」



    • 英語: “Be careful when you spray the herbicide; you don’t want to harm the flowers.”

    • 日本語: 「除草剤を散布するときは気をつけて。花を傷めたくないからね。」



    • 英語: “Do you think using herbicide is faster than pulling weeds by hand?”

    • 日本語: 「手で雑草を抜くより、除草剤を使うほうが早いと思う?」


B. ビジネス(農業・会社関連)の例文



    • 英語: “Our company is developing a new eco-friendly herbicide for organic farms.”

    • 日本語: 「当社は有機農場向けの環境に優しい新しい除草剤を開発しています。」



    • 英語: “We need to review the regulations on herbicide usage before launching our product.”

    • 日本語: 「製品を発売する前に、除草剤に関する規定をチェックする必要があります。」



    • 英語: “Sales of herbicides have increased due to the rise in large-scale farming operations.”

    • 日本語: 「大規模農業の増加に伴い、除草剤の売上も伸びています。」


C. 学術的(研究・論文など)の例文



    • 英語: “Recent studies examine the impact of herbicide residues on soil microorganisms.”

    • 日本語: 「最近の研究では、土壌微生物に対する除草剤の残留影響が調査されています。」



    • 英語: “The herbicide’s efficacy varies depending on the application timing and weather conditions.”

    • 日本語: 「除草剤の効果は散布するタイミングや天候によって異なります。」



    • 英語: “An overreliance on herbicides can lead to herbicide-resistant weed populations.”

    • 日本語: 「除草剤に過度に依存すると、除草剤耐性をもつ雑草が増加する可能性があります。」



6. 類義語・反意語と比較


  • 類義語:


    1. weed killer(雑草駆除剤)


      • カジュアルな言い回し。一般会話でも使いやすい表現。


    2. pesticide(農薬全般)


      • 広義の “害虫・害獣を殺す薬”。“herbicide” は雑草に特化。


    3. insecticide(殺虫剤)


      • 昆虫を殺すための薬剤。対象生物が全く異なる。


    4. fungicide(殺菌剤)


      • 真菌やカビを殺すための薬剤。



  • 反意語(正確には厳密な反意語ではありませんが、対照的な役割を持つ語):


    • fertilizer(肥料): 植物を育てるために使用するもの。


違いのポイント


  • herbicide: 雑草などを「殺す」

  • fertilizer: 植物に栄養を与えて「育てる」

  • insecticide: 害虫を「殺す」

  • weed killer: herbicide の口語的表現


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA)


    • アメリカ英語: /ˈhɝːbɪsaɪd/

    • イギリス英語: /ˈhɜːbɪsaɪd/


  • アクセント:


    • 最初の音節 “her” に強勢があります: HER-bi-cide


  • アメリカ英語とイギリス英語の違い:


    • /hɝː/ と /hɜː/ の発音の違い (“r” の強さ)


  • よくある発音の間違い:


    • “her-bi-SADE” のように末尾の “-cide” を /seɪd/ と濁らないように注意しましょう。 /saɪd/ が正しいです。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス


    • “herbiside” や “herbacide” などと綴らないように注意。正しくは “herbicide”。


  • 同音異義語との混同


    • 直接の同音異義語は特にありませんが、“pesticide” との意味の混同に注意。herbicide は「雑草を殺す」、pesticide は「害虫など広範囲を殺す」薬剤という含みです。


  • 試験対策


    • TOEIC や英検などの一般的な英語検定ではやや専門的ですが、製品や環境問題に関する文章で登場する可能性があります。特にリーディングで注意してください。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 語源イメージ: “herb” (草) + “-cide” (殺す) ⇒ 「草を殺すもの」。直感的に覚えやすい組み合わせです。

  • 実際のイメージ: 除草剤をまいて雑草が枯れるシーンを思い浮かべると記憶が定着しやすいでしょう。

  • 勉強テクニック:


    • “hERB + i + cIDE” と3つに分解してスペルを何度か練習すると間違いが減ります。

    • 同じ “-cide” の単語 (insecticide, pesticide, homicide など) と関連付けると覚えやすくなります。



以上が “herbicide” の詳細な解説です。除草剤として、農業技術や環境問題の文脈など、専門的な場面で頻出する単語なので、ぜひ覚えてみてください。

意味のイメージ
herbicide
意味(1)

除草剤

語彙を覚えるための辞書問題

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