最終更新日:2024/06/11

〈U〉〈C〉未来,将来 / 〈C〉将来の可能性,(有望な)将来性 / 《the ~》(文法で)未来時制,未来形 / 《複数形で》先物[契約]

編集履歴(0)
元となった辞書の項目

future

名詞

〈U〉〈C〉未来,将来 / 〈C〉将来の可能性,(有望な)将来性 / 《the ~》(文法で)未来時制,未来形 / 《複数形で》先物[契約]

このボタンはなに?
このボタンはなに?
解説

名詞 future の詳細解説


1. 基本情報と概要

英語での意味:

“Future” は「今より先の時期・これから先のこと」という意味を表す名詞です。

日本語での意味:

「未来」や「将来」という意味になります。「今はまだ起きていないけれど、これから先に起きる、または起こり得ること」を指す単語です。日常的にもビジネスの場面でも多用される、非常に基本的な単語です。


  • 品詞: 名詞 (noun)

  • 活用形: 名詞のため、時制による変化はありません。


    • 複数形は futures ですが、通常は不可算的に使うことが多いです。金融用語として「先物取引 (futures)」という場合は複数形になります。


  • 他の品詞: 形容詞としても使われることがあります (例: “future plans” = 今後の計画)。

  • CEFR レベル: A2(初級)


    • 「未来」を表す基本語なので、英語学習では早い段階で学ばれる単語です。



2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 接頭語・接尾語: 現代英語においては明確な接頭語や接尾語として分解しづらいですが、語源的にはラテン語の futūrus(「~になるだろう」という意味)に由来しています。

  • 語幹: “fut-” (ラテン語の「~であろう、~になる」を表す動詞 esse の未来分詞形から)

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. in the near future

    (近い将来)

  2. predict the future

    (未来を予測する)

  3. secure a future

    (将来を安定させる)

  4. build a bright future

    (明るい未来を築く)

  5. invest in the future

    (未来に投資する)

  6. look to the future

    (将来を見据える / 将来に目を向ける)

  7. in the distant future

    (遠い将来)

  8. plan for the future

    (将来の計画を立てる)

  9. a bright future

    (明るい将来)

  10. shape our future

    (私たちの将来を形作る)


3. 語源とニュアンス


  • 語源:

    ラテン語の futūrus(「これから来るもの」、「~になる予定の」)から派生しました。ラテン語の動詞 esse(「~である」)の未来形「~になるだろう」に基づいています。

  • ニュアンス:


    • 「今は起こっていないが将来起こり得る」というニュアンスを持ち、ポジティブにもネガティブにも使えます。

    • 希望をもって語る場合は「可能性」や「明るい展望」を感じさせることが多いです。


  • 使用シーン:


    • 口語・文章どちらでも幅広く使用される、ごく基本的な単語です。

    • ビジネスやアカデミックな場面でもよく使われ、フォーマルでもカジュアルでも通用します。



4. 文法的な特徴と構文


  • 可算/不可算:

    “the future” と定冠詞をつけて、漠然と「将来・未来」を指すときは不可算的に使われます。

    「いくつかの可能性としての未来像」を複数形で指す場合や「先物取引 (futures)」という経済用語の場合は可算扱いになります。

  • 例: in the future / in a future


    • 一般的には “in the future” が標準的です。

    • “a future” は「ある特定の未来像」や「将来性」という含みを持つ場合に使われます。


  • 形容詞的用法:


    • “future generations” (将来の世代)

    • “future goals” (これからの目標)



5. 実例と例文

日常会話


  1. “I wonder what the future will be like in 50 years.”

    (50年後の未来はどうなっているのかな。)


  2. “I’m saving money for the future.”

    (将来のために貯金をしているんだ。)


  3. “Let's focus on the present instead of worrying too much about the future.”

    (未来のことを心配しすぎずに、今に集中しようよ。)


ビジネス


  1. “Our company is investing heavily in research to secure its future market share.”

    (当社は将来の市場シェアを確保するために、研究開発に多額の投資を行っています。)


  2. “Strategic planning for the future is crucial for any growing organization.”

    (成長中の組織にとって、将来に向けた戦略的な計画は非常に重要です。)


  3. “We need to discuss the future direction of this project at the next meeting.”

    (次の会議で、このプロジェクトの今後の方向性を検討する必要があります。)


学術的な文脈


  1. “Predicting the future of climate change requires complex models and long-term data.”

    (気候変動の将来を予測するためには、複雑なモデルと長期的なデータが必要となる。)


  2. “Technological advancements will shape the future of healthcare.”

    (技術の進歩が医療の未来を形作るだろう。)


  3. “Futurists study how society might evolve in the near and distant future.”

    (未来学者たちは社会が近未来や遠い未来にどのように発展するかを研究している。)



6. 類義語・反意語と比較


  • 類義語 (Synonyms)


    1. “tomorrow” (明日)


      • 指す範囲が「明日」だけに限定され、具体的な日付を強調する。


    2. “destiny” (運命)


      • 「運命づけられた未来」というニュアンスを強調し、やや宗教的・宿命論的。


    3. “time to come” (これから先)


      • 口語ではあまり頻度は高くないが、「将来」を意味する言い回し。



  • 反意語 (Antonyms)


    • “past” (過去)

    • 「未来」の対立概念として「過去」を表す。



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA):


    • イギリス英語 (BrE): /ˈfjuː.tʃə(r)/

    • アメリカ英語 (AmE): /ˈfjuː.tʃɚ/


  • アクセント:


    • 先頭音節 “fu-” にアクセントがあります。


  • よくある誤り:


    • “future” を “futer” のように短く発音/スペルしてしまうミス。

    • /fjuːtʃʌr/ のように母音を誤って発音するケース。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “futer”, “fucture” など。

  • 同音に近い単語: “feature” (特徴) などとスペルや発音で混同しやすい。

  • 試験対策:


    • TOEIC や英検などで「未来における計画・見通し」を述べる際に頻出。

    • 「将来に関する話題」のReading / Listening問題などで “in the future” が定番表現としてよく登場。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 語源のイメージ: 「これから存在するもの (futūrus)」という意味。

  • 覚え方のコツ:


    • 「f」から始まる “forward” と関連づけ、「未来へ進むイメージ」として覚える。

    • “-ure” というスペリングは “nature” や “culture” と同じで、ラテン語由来の名詞によく見られる綴り。そういった単語群でまとめて覚えるのも有効。


  • イメージフレーズ:


    • “The future is bright!” (未来は明るい!)とポジティブに覚えておくと印象に残りやすいです。



以上が名詞 “future” の詳細な解説です。「これから先に起こり得ること」を指し、日常からビジネス、学術まで幅広く使われる重要単語なので、しっかりと押さえておきましょう。

意味のイメージ
future
意味(1)

〈U〉〈C〉未来,将来

意味(2)

〈C〉将来の可能性,(有望な)将来性

意味(3)

《the ~》(文法で)未来時制,未来形

意味(4)

《複数形で》先物[契約]

語彙を覚えるための辞書問題

編集履歴(0)

ログイン / 新規登録

 

アプリをダウンロード!
DiQt

DiQt(ディクト)

無料

★★★★★★★★★★