最終更新日:2025/02/25

気持ちのよい, 快適な / (人・状況などが) 安らぎを与える / 《話》(収入などが)十分な

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元となった辞書の項目

comfortable

形容詞

気持ちのよい, 快適な / (人・状況などが) 安らぎを与える / 《話》(収入などが)十分な

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解説

1. 基本情報と概要

単語: comfortable

品詞: 形容詞 (adjective)

意味(英語): feeling relaxed or at ease; providing or enjoying physical or mental ease

意味(日本語): くつろいだ状態であること、周囲の環境や状態が心地よいことを指します。「物理的にも精神的にも“心地よい”、“ゆったりできる”」というニュアンスがあります。

「comfortable」は、座り心地が良い椅子や着心地が良い服、あるいは精神的にリラックスできる環境などを表す時によく使われます。


  • 活用形は形容詞なので、形そのものが変化しませんが、副詞形として「comfortably」、名詞形として「comfort」が使われます。

  • 同じ語幹から派生する例として、以下があります:


    • 名詞: comfort (慰め、快適さ)

    • 副詞: comfortably (快適に)

    • 動詞: comfort (慰める)


CEFRレベル目安: B1(中級)

日常生活からビジネスシーンまで、幅広い状況で使う頻度が高い単語です。


2. 語構成と詳細な意味

語構成:


  • 接頭辞 “com-” : 「共に、いっしょに」という意味を持つラテン語由来の要素

  • 語幹 “fort” : ラテン語で「強い」という意味

  • 接尾辞 “-able” : 「~できる」

    元々は「力づけられた状態」というようなニュアンスで、身体的・精神的に「安心感がある」「心地よい」状態を表すようになりました。

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)


  1. feel comfortable with ~ (~に慣れて居心地がよく感じる)

  2. make yourself comfortable (くつろいでください)

  3. comfortable chair (座り心地の良い椅子)

  4. comfortable clothes (着心地の良い服)

  5. comfortable environment (快適な環境)

  6. be comfortable around someone (誰々と一緒にいて気が楽である)

  7. a comfortable pace (無理のないペース)

  8. comfortable temperature (快適な温度)

  9. a comfortable margin (余裕のある差・マージン)

  10. a comfortable lifestyle (ゆとりある生活スタイル)


3. 語源とニュアンス

語源:

ラテン語で「強くする、励ます」を意味する “comfortare” から派生しています。もともとは「体や心を強く支える(安定させる)」という感覚があり、それがのちに「安心できる、落ち着く」という意味合いへと変化しました。

ニュアンス・使用時の注意点:


  • 「comfortable」は物理的な意味では「座り心地がいい」「着心地がいい」「快適な気温」などに使われます。

  • 精神的にも「気楽に過ごせる」、「心配がない」という文脈で使われます。

  • 口語・カジュアルな会話からフォーマルな文書まで、幅広く利用可能ですが、特に口語表現で頻度が高い印象があります。


4. 文法的な特徴と構文


  1. 「be + comfortable + with + 名詞/動名詞」

    例: I’m comfortable with speaking English in public.

    (公の場で英語を話すのが苦にならない。)


  2. 「make oneself comfortable」

    例: Please make yourself comfortable.

    (どうぞくつろいでください。)


  3. 「feel comfortable + 動名詞 / ~ing」

    例: I feel comfortable asking questions in class.

    (授業中に質問することに気軽さを感じる。)



  • 「comfortable」は形容詞なので、可算・不可算の区別はありません。

  • 動詞として使われることは基本的になく、名詞化・副詞形は “comfort”, “comfortably” となります。


5. 実例と例文

以下の例文はそれぞれ日常会話、ビジネス、学術的な文脈を意識して提示しています。

日常会話


  1. “I love these shoes because they’re really comfortable.”

    (この靴はすごく履き心地がいいから大好き。)

  2. “Are you comfortable sitting on the floor?”

    (床に座っていて平気?)

  3. “Feel free to grab a blanket if you’re not comfortable.”

    (もし寒かったらブランケットを取って遠慮なく使ってね。)

ビジネス


  1. “I want to make sure the meeting room is comfortable for everyone.”

    (会議室がみんなにとって快適であるようにしたい。)

  2. “He’s not comfortable giving such a big presentation yet.”

    (彼はまだ大きなプレゼンをするのに慣れていない。)

  3. “A comfortable work environment can boost productivity.”

    (快適な職場環境は生産性を向上させる。)

学術的な文脈


  1. “Participants reported feeling more comfortable when the room temperature was set at 22°C.”

    (参加者は室温が22℃に設定されているときに、より快適に感じると報告しました。)

  2. “It is essential for researchers to ensure participants are comfortable during data collection.”

    (研究者は、データ収集の際に参加者が快適な状態であることを保証する必要があります。)

  3. “A comfortable learning environment positively influences students’ motivation.”

    (快適な学習環境は学生のモチベーションに良い影響を与える。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. cozy (居心地の良い)


    • より“温かみ”を強調したり、空間の小ぢんまりした心地よさを表すニュアンス。


  2. pleasant (快い)


    • “pleasant”は人・雰囲気・出来事が“楽しい・心地よい”と広く使われます。


  3. snug (ぴったりして気持ちいい)


    • 狭めでも「ぴったりはまって心地よい」場合に使われやすい。


  4. relaxing (リラックスできる)


    • 「緊張が解ける」という意味で、精神的なリラックス感を強調。


反意語 (Antonym)


  • uncomfortable (心地よくない、落ち着かない)

  • awkward (気まずい、しっくりこない)

“comfortable” は物理的・精神的な快適さのイメージが強いですが、 “pleasant” は全体的な満足感、 “relaxing” はストレスを和らげる感覚を表す点でニュアンスが異なります。


7. 発音とアクセントの特徴

発音記号 (IPA):


  • イギリス英語 (UK): /ˈkʌm.fə.tə.bəl/

  • アメリカ英語 (US): /ˈkʌm.fɚ.tə.bəl/

最初の音節 “COM” にストレスが置かれ、「カムフタブル」のように発音されます。


  • “fort” の部分が “fə(r)” と弱く発音されがちです。

  • スペルの “fort” が目立つので、間違って「コンフォートアブル」と一音一音ハッキリ発音しすぎないように注意しましょう。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: 「comfotable」や「comfortible」など、つづりを間違えやすいので注意。

  • アクセントの位置: “COM-fort-a-ble” と、最初にアクセントを置く。

  • 試験対策: TOEICや英検などでは、接頭辞・接尾辞がつく単語のスペルチェック問題や、形容詞・副詞の変換問題で出題されることもあります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「comfort + able」で「快適でいられる」と覚えるとスペルミスを減らせます。

  • “COM-fort-a-ble” とリズムを分解して口ずさむように練習すると、発音とつづりが覚えやすくなります。

  • 「comfortable」を「コムフタブル」とイメージして、日本語の「心地(ここち)よい」と結びつけるのも覚え方としては面白いかもしれません。


以上が “comfortable” の詳細解説です。「comfort」と「comfortable」は形が似ているので、スペル・発音をセットで覚えると理解が深まります。気軽にたくさん使いながら慣れていきましょう。

意味のイメージ
comfortable
意味(1)

(人・状況などが)慰めとなる,安らぎを与える

意味(2)

《話》(収入などが)十分な,不自由のない

意味(3)

気持ちのよい,快適な,安楽な,気楽な

語彙を覚えるための辞書問題

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