最終更新日:2025/02/25

…'を'計算する,見積もる / 計算する,算定する

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元となった辞書の項目

compute

動詞

…'を'計算する,見積もる / 計算する,算定する

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私はプロジェクトの総費用を計算する必要があります。

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解説

動詞 “compute” の詳細解説


1. 基本情報と概要

英語: compute

日本語: (数学的に)計算する、コンピューターで演算する

「数値を計算する」「何かを数学的に導き出す」といった場面で使われる単語です。パソコンなどでデータ処理を行う意味としても使われます。少し堅め・専門的な響きがあるので、日常会話の中では “calculate” と言い換えられることもあります。


  • 品詞: 動詞 (他動詞・自動詞としても扱われることがある)

  • 活用形:


    • 現在形: compute / computes

    • 現在分詞・動名詞: computing

    • 過去形・過去分詞: computed


  • ほかの品詞例:


    • 名詞: computation (計算、演算)

    • 形容詞: computational (計算に関する)

    • 副詞: computationally (計算上、計算による)


  • CEFR レベル: B2(中上級)


    • B2: 日常会話はある程度できるが、より専門的・抽象的な表現が増えてくるレベル



2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • com-: ラテン語の接頭語「共に」「完全に」というニュアンス

  • pute: ラテン語の「putare(考える、計算する)」が元

よく使われるコロケーション(10個)


  1. “compute the cost”


    • (費用を計算する)


  2. “compute the result”


    • (結果を計算する)


  3. “compute values”


    • (数値を計算する)


  4. “compute by hand”


    • (手計算する)


  5. “compute using software”


    • (ソフトウェアを使って計算する)


  6. “compute the average”


    • (平均値を計算する)


  7. “compute the sum”


    • (合計を計算する)


  8. “compute time complexity”


    • (時間計算量を求める)


  9. “compute data”


    • (データを計算処理する)


  10. “compute an estimate”


    • (概算値を計算する)


その他の関連語


  • computation: 計算、演算

  • computational: 計算に関する、計算上の

  • computer: コンピューター(計算機)


3. 語源とニュアンス


  • 語源: ラテン語の “computare” — “com”(共に)+ “putare”(考える、数える)

  • 歴史的背景: もともと「一緒に考える」→「合算する、数える」という意味。

  • ニュアンス・使用時の注意点:


    • 口語で日常的に「計算する」と言う場合は “calculate” を使うことが多い。

    • “compute” は学術や技術・プログラミングの分野で、よりフォーマル・専門的な響き。

    • レポートや論文、プレゼンなどの場でも用いられやすい。



4. 文法的な特徴と構文


  • 他動詞として: “compute something”「何かを計算する」

  • 自動詞として: “to compute” で「計算する」という動作自体を表すこともある(ただしやや形式的)。

  • 一般的な構文例:


    • “We will compute the final score after gathering all the data.”

    • “The program is computing now.”


  • イディオム:


    • 一般的にイディオムとして使われることは少ないが、口語で “it doesn’t compute” と言う場合は「理解できない」「筋が通らない」というニュアンスを持つ(ただし、やや古風または冗談めかした表現)。


  • フォーマル / カジュアル:


    • “compute” はフォーマルよりの単語。

    • カジュアルには “calculate” や “figure out” のほうが使われやすい。



5. 実例と例文

(1) 日常会話での例文


  1. “I need to compute how many ingredients we’ll need for the party.”

    (パーティにどれだけの材料が必要か計算しないといけない。)

  2. “Could you compute the cost of these groceries quickly?”

    (これらの食料品の合計金額を、ちょっと計算してくれない?)

  3. “I usually compute my monthly expenses using a spreadsheet.”

    (私は普段、スプレッドシートで毎月の出費を計算します。)

(2) ビジネスシーンでの例文


  1. “We need to compute the budget before finalizing the project proposal.”

    (プロジェクト提案を最終決定する前に、予算を計算する必要があります。)

  2. “The software can compute large amounts of data in seconds.”

    (そのソフトウェアは、大量のデータを数秒で計算処理できます。)

  3. “Please compute the projected sales for next quarter.”

    (来期の予想売上高を計算してください。)

(3) 学術・専門分野での例文


  1. “Using this algorithm, we can compute the probability of each outcome.”

    (このアルゴリズムを使えば、それぞれの結果の確率を計算できます。)

  2. “Scientists compute climate models based on extensive data sets.”

    (科学者たちは膨大なデータセットに基づいて気候モデルを計算しています。)

  3. “To compute the integral, we’ll apply this method step by step.”

    (その積分を計算するために、段階的にこの手法を適用します。)


6. 類義語・反意語と比較


  • 類義語:


    • “calculate” (計算する) : 日常会話からビジネスまで幅広く使える。

    • “figure out” (解明する・計算する) : カジュアルで「問題を解く」含みがやや強い。

    • “work out” (答えを導き出す) : カジュアルで「うまくいく」という別の意味も。

    • “determine” (判断する・決定する) : 計算や数値の導出だけでなく、結論を下す意味も含む。


  • 反意語:


    • (正確な反意語はあまりないが) “guess” (推測する) が対比しやすい。

    • “compute” は厳密に数値を導くのに対し、 “guess” は漠然と推測する。



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA):


    • 米: /kəmˈpjuːt/

    • 英: /kəmˈpjuːt/


  • 強勢(アクセント)の位置:


    • “com-PUTE” の第二音節 “pute” にアクセントがある。


  • アメリカ英語とイギリス英語:


    • 大きな違いはなく、音の長さやリズムが若干異なる場合がある程度。


  • よくある発音の間違い:


    • /koʊm-ˈpjuːt/ のように、母音を誤る場合があるので注意。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “compute” は “commute” (通勤する) と混同しやすい。

  • 意味の取り違え: “compute” は「計算する」だが、無意識に「思いつく」「考案する」と誤解されることがある。

  • 試験での出題傾向: TOEIC・英検などでは技術文やプレゼン用語、統計やデータ分析の文脈で出題される可能性がある。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 語源のイメージ: “com-” (共に) + “putare” (考える) → “一緒に考えて数字をまとめ上げる” ⇒ 計算する

  • 覚え方:


    • “コンピューター(computer) で計算する(compute)” と関連づけて覚えるとわかりやすい。


  • スペリングのポイント: “p-u-t-e” の順番をしっかり意識し、「commute(通勤)」「compete(競争する)」などと区別する。


以上が、動詞 “compute” の詳しい解説です。ビジネスや学術、技術分野で多用されるため、計算やデータ処理が絡む文章で使いこなせると便利です。

意味のイメージ
compute
意味(1)

…'を'計算する,見積もる

意味(2)

計算する,算定する

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