最終更新日:2025/02/25
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元となった辞書の項目

adventure

名詞

〈U〉〈C〉冒険 / 〈C〉珍しい経験,意外なできごと / =venture

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解説

以下では、英単語 “adventure” について、学習者の方が理解しやすいように詳細に解説していきます。


1. 基本情報と概要

意味(英語・日本語)


  • 英語: “adventure” — An unusual, exciting, and possibly hazardous experience or activity.

  • 日本語: 「冒険」「わくわくするような、やや危険を伴う体験や活動」という意味です。

    例えば、「初めて海外を一人旅するのは大きな冒険だよね。」のように、驚きや刺激的な出来事が含まれるニュアンスの単語です。

品詞


  • 名詞 (noun)

    「冒険」を意味する可算名詞です。文法上は “an adventure” “the adventure” “adventures” のように使います。

活用形


  • 名詞なので、直接的には動詞のような活用はありませんが、数による変化があります。

    単数形: adventure

    複数形: adventures

他の品詞


  • 同じ語幹を持つ形容詞 “adventurous” (冒険好きな、わくわくする)、動詞 “to adventure” (やや古風または文語的ですが「冒険をする」という意味で使われることがあります) などがあります。

CEFRレベル


  • 目安: B1(中級)

    「adventure」は身近な場面でもよく使われる単語ですが、微妙なニュアンスの違いを理解するにはある程度の語彙力が必要とされるという理由で、B1くらいのレベルで学ぶ目安です。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • “adventure” はラテン語“adventūra”(起こりそうな出来事)を由来としています。


    • 接頭語 “ad-” は「~へ、~に向かって」を意味するとされています。

    • 語幹 “vent” は “come” の意味を持つラテン語 “venire” と関係があり、「来る」というニュアンスを含んでいます。

    • 接尾辞 “-ure” は名詞化を表す要素です。


よく使われるコロケーション(10個)


  1. have an adventure → 「冒険をする」

  2. go on an adventure → 「冒険に出かける」

  3. seek adventure → 「冒険を求める」

  4. an epic adventure → 「壮大な冒険」

  5. a real-life adventure → 「実生活での冒険」

  6. a thrilling adventure → 「わくわくする冒険」

  7. a dangerous adventure → 「危険な冒険」

  8. a travel adventure → 「旅の冒険」

  9. an adventure story → 「冒険物語」

  10. a spirit of adventure → 「冒険心」


3. 語源とニュアンス

語源


  • ラテン語“adventūra”より派生しており、「起こりそうなこと」や「思いがけない出来事」を指していました。中世フランス語などを経て現代英語 “adventure” となり、「わくわくする出来事」や「冒険」を指すようになりました。

ニュアンス・使用時の注意点


  • “adventure” は基本的にポジティブな響きを持ち、わくわくするような経験、挑戦的な活動を指します。

  • ただし、危険が伴う可能性や、予期せぬハプニングが含意される場合も多いため、少しリスクのある体験というイメージを持つことが多いです。

  • フォーマル、カジュアル両方で使われますが、カジュアルな場合は子供向けや友人同士での「冒険っぽい体験」、フォーマルな文章でも「冒険小説」や「探検の記録」といった文脈で用いられます。


4. 文法的な特徴と構文

一般的な構文


  • “have + an + adventure” / “go on + an + adventure” などの表現が非常に多いです。

  • 可算名詞なので、冠詞 (a/an/the) を頻繁に伴って使われます。

イディオム


  • “adventure into” 〜 「〜に冒険に踏み込む」

    例: I decided to adventure into new territory.

フォーマル/カジュアル


  • “adventure” 自体はフォーマルすぎる言葉ではなく、幅広く使われますが、一部の表現(“adventure into something” など)は文語的なニュアンスがあるかもしれません。

文法上のポイント


  • 名詞として使う場合は可算名詞なので “an adventure” “adventures” のように形を変えて使います。不可算的に使うことは一般的にはありません。


5. 実例と例文

日常会話(カジュアル)での例文(3つ)


  1. “I’m so bored. Let’s go on an adventure this weekend!”

    (退屈だよ。今週末は冒険に出かけようよ!)

  2. “Your trip to the mountains sounded like a real adventure!”

    (君の山への旅行は本当に冒険みたいだったね!)

  3. “Reading fantasy novels made me crave an adventure of my own.”

    (ファンタジー小説を読んで、自分自身の冒険がしたくなったよ。)

ビジネスシーンでの例文(3つ)


  1. “Launching a startup is quite an adventure, but I’m excited about the challenge.”

    (スタートアップを立ち上げるのはかなりの冒険ですが、その挑戦にワクワクしています。)

  2. “Our company’s expansion into Asia was a big adventure, but it paid off.”

    (私たちの会社のアジア進出は大きな冒険でしたが、成果を上げました。)

  3. “Sometimes taking an innovative approach feels like an adventure, but that’s how we grow.”

    (革新的なアプローチを取ることはときに冒険のように感じますが、私たちはそれによって成長できます。)

学術的・フォーマルな文脈での例文(3つ)


  1. “The exploration of uncharted territories during the 18th century was considered a grand adventure.”

    (18世紀における未知の領域の探検は、壮大な冒険と見なされていました。)

  2. “In his autobiography, the scientist details the adventure of his polar expedition.”

    (彼の自伝の中で、その科学者は極地探検という冒険の詳細を述べています。)

  3. “The concept of adventure in literature often symbolizes personal growth and transformation.”

    (文学における冒険という概念は、しばしば個人の成長や変容を象徴します。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. “journey”(旅)


    • 移動をメインにした「旅」を示唆し、リスク要素は少ない。


  2. “expedition”(探検)


    • より探求的、学術的な要素が強く、フォーマル。


  3. “quest”(探求・冒険の旅)


    • 物語的、やや壮大で目的志向が強い。


  4. “escapade”(冒険的行為)


    • 突発的でちょっとしたイタズラや冒険気分が強い、軽いニュアンス。


反意語 (Antonyms)


  • “routine”(決まりきったこと)


    • 冒険心や刺激性がない、退屈で繰り返しの作業のイメージ。


  • “safety”(安全)


    • 危険から遠ざかる意味合いで、冒険の刺激やリスクがない状態。



7. 発音とアクセントの特徴

発音記号 (IPA)


  • アメリカ英語: /ədˈvɛntʃər/

  • イギリス英語: /ədˈvɛntʃə/

強勢(アクセント)の位置


  • “ad-VEN-ture” の第2音節 “VEN” に強勢があります。

アメリカ英語とイギリス英語の違い


  • 主に語尾の “-ure” の発音で、米: “ər”、英: “ə” の違いがあります。

  • 強勢の位置は同じです。

よくある発音の間違い


  • “adventure” の “ven” を曖昧に発音したり、最後の “-ture” を “ture” ではなく “chur” と意識するのを忘れること。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミスとして “adventure” を “adventur” と e を落としがちな点に注意。

  • 同音異義語はありませんが、“venture”(思い切って行う、危険を冒す)と混同しがちなので注意。

  • 資格試験 (TOEIC・英検など) では、主に「冒険のエピソードを描写する文章」や「冒険や挑戦に関するテーマの長文中に使われる単語」として出題されるケースがあります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “ad-” は「〜へ」と向かっていくイメージ、“venture” は「踏み出す・行く」のイメージがあるので、両方が合わさって「未知の世界に飛び込む」という印象を持つと覚えやすいです。

  • “adventure” の“ven”を “went(行った)” と何となく関連付けて、移動や旅を連想し、「冒険=行くこと」というイメージが湧くように覚えるのも手です。


以上が、名詞 “adventure” についての詳細な解説です。まさに「未知の世界に飛び込む」ようなイメージをもって学んでみてください。勉強の合間にも「ちょっとした冒険」を取り入れてみると、英語学習も楽しくなるかもしれません。

意味のイメージ
adventure
意味(1)

〈U〉〈C〉冒険

意味(2)

〈C〉珍しい経験,意外なできごと

意味(3)

=venture

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