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A1.3

形容詞・副詞+-est

「最も~だ」を表す最上級の形

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説明

以下では、「形容詞・副詞 + -est」を使った最上級表現(「最も~だ」という意味)について、詳しくわかりやすく解説します。


1. 短い形容詞・副詞の場合(-est の形)

基本ルール


  • 一般的に1~2音節(※)の短い形容詞・副詞は、語尾に -est をつけて最上級を作ります。

  • 通常は the を伴って「the + 形容詞・副詞 + -est」の形で使われます。


    • 例:

    • tall → the tallest

      (My father is the tallest in my family.)

      「私の父は家族の中で一番背が高い。」

    • fast → the fastest

      (He runs the fastest of all the runners.)

      「彼は出場した全てのランナーの中で一番速く走る。」


スペリングの注意点


  • 語尾が「子音 + e」で終わる場合:-est をそのままつける


    • large → largest (This is the largest cake I have ever seen.)


  • 語尾が「短母音 + 子音」で終わる場合:語尾の子音を重ねてから -est をつける


    • big → biggest (He bought the biggest car in the showroom.)


  • 語尾が -y で終わる場合:-y を -i に変えてから -est をつける


    • happy → happiest (She is the happiest person I know.)


(※ 音節とは、単語を発音するときのかたまりのことで、慣れないうちは辞書の発音記号などを参考にするとよいでしょう。)


2. 長い形容詞・副詞の場合(the most + 形容詞・副詞)

基本ルール


  • 3音節以上の長い形容詞や副詞は、the most + 形容詞・副詞 の形を使って最上級を表します。

  • 例:


    • interesting → the most interesting

      (This is the most interesting movie that I have ever seen.)

      「これは私が今まで見た中で一番面白い映画です。」

    • beautiful → the most beautiful

      (She is the most beautiful actress in this country.)

      「彼女はこの国で一番美しい女優です。」


ポイント


  • 「long」といった短い語でも、音節が1つでも “the most + 形容詞” の形は使えますが、通常は「-est」をつけた形が優先されます。

  • ただし、どちらで言っても意味が通じる場合があり、強調の仕方や文体によって「the most + 形容詞」を選ぶこともあります。


3. 不規則変化する形容詞・副詞

最上級になるときの形が特に変化する単語もあります。以下はよく使われる例です。


  • good → best (He is the best player on the team.)

  • bad → worst (This is the worst day of my life.)

  • far → farthest / furthest (I traveled to the farthest city in the country.)

これらは「形容詞・副詞 + -est」の形や「the most + 形容詞」には当てはまりません。特別な形として覚えましょう。


4. 最上級の表現を使うときのポイント


  1. 「どの範囲(グループ)の中で最も~か」を明確にする


    • in my family, of all the players, in the world など、前置詞句を使って比較の範囲を示すと、文意がよりはっきりします。


  2. 語尾変化だけでなく、スペリングのルールにも注意する


    • 特に -y で終わる形容詞・副詞や 「短母音+子音」パターンは間違いやすいので、しっかり確認しましょう。


  3. “the” を忘れずにつける


    • 最上級の形容詞・副詞を名詞と一緒に使う場合(the fastest runner, the most beautiful placeなど)は、原則として “the” を添えます。

    • ただし、たとえば “He runs fastest” のように補語的に使う場合は “the” が省略されることもあります。



まとめ


  • 1~2音節など短い形容詞・副詞は -est をつけて最上級を表す。


    • 例:tall → tallest → the tallest


  • 3音節以上など長い形容詞・副詞は the most + 形容詞・副詞 を使う。


    • 例:interesting → the most interesting


  • 一部の単語は不規則な形をとるので注意(good → best、bad → worst など)。

  • 最上級を使う際は「どの範囲で最も~か」を明確に示すと、より正確でわかりやすい表現になる。

上記のポイントに気をつけて、最上級を使いこなしましょう。

Grammatical item (English)(編集にあたっての捕捉情報)

SUPERLATIVE OF SUPERIORITY: -est and irregular forms

英語 - 日本語

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