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B2.1-B2.2

wish+仮定法過去完了

過去の時点での願望を表す

私が鳥だったらよかったのになあ。

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説明

以下では、元の解説をもとに、より詳しく、わかりやすくした修正例を示します。


wish + 仮定法過去完了の解説

「仮定法」とは、実際には起こらなかったことや、実現が難しいことを表す際に使われる動詞の形です。特に “wish” は「〜であればよかったのに」「〜であってほしいのに」というような、現実とは異なる願望や後悔を表す動詞なので、後に続く節では仮定法が用いられます。

仮定法過去完了とは?

仮定法過去完了 (past perfect subjunctive) は、「過去に起こらなかったこと」に対する後悔や願望を表す場合に使います。具体的には “had + 過去分詞” の形をとり、過去の事実を逆に想定することで、「あのときこうしていれば…」「〜であったなら…」という気持ちを表します。

wish + 仮定法過去完了の例

たとえば次の文を見てみましょう:


I wish I had had a camera then.

(あのときカメラを持っていればなあ。)



  • ここでは過去のある時点 (then) にカメラを持っていなかったという事実を逆に想定しています。もう少し分解すると、「過去にカメラを持っていなかった → 本当は持っていたら写真が撮れたのに → その状況を悔やむ・残念に思う」という気持ちです。

  • “had had” という形は「had (助動詞の一種としての過去完了) + had (持つの過去分詞形)」です。少しややこしく見えますが、仮定法過去完了では “had + 過去分詞” の形を使うため、動詞“have” の過去分詞 “had” と “had” が重なっているだけなのです。

使い方のポイント


  1. 過去の事実を変えたい、または過去に戻って「もし〜していたら…」と後悔や願望を述べたいときに、wish + 仮定法過去完了をリード文として使います。

  2. 「〜していたらよかったのに」「〜できていたらなあ」のように、今から見て昔のことを残念に思うニュアンスを強調したい場合に用います。

例文をもう少し見てみよう


  • I wish I had studied harder for the exam.

    (試験勉強をもっと頑張っていればよかったのに。)

    → 実際には頑張らなかった、もしくは不十分だったことを後悔している。


  • I wish I had known about the party earlier.

    (そのパーティーについてもっと早く知っていればなあ。)

    → 実際には遅れて知ったばかりに、行けなかった、あるいは他の準備ができなかったかもしれない残念な気持ちを表している。



このように、“wish + 仮定法過去完了” は「過去に実現しなかったこと」に対する後悔や、空想の思いを述べるのに非常に便利な表現です。過去の事実を振り返って「もしもあのとき〜していたら、今ごろは違ったかも…」という強い感情を伝えることができる点が特徴です。

Grammatical item (English)(編集にあたっての捕捉情報)

WISH+THIRD CONDITIONAL

英語 - 日本語

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