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B2.1

疑似関係代名詞(as)

asやthanを関係代名詞のように使う用法

自分の為になるような本を読まなければならない。

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説明

以下では「疑似関係代名詞(as)」について、もともとの解説をより詳しく、わかりやすく修正したものを示します。


疑似関係代名詞(as)とは

英語の文法において「関係代名詞」とは、先行する名詞を修飾し、文をつなぐはたらきを持つ語を指します。通常、関係代名詞には who, which, that などが含まれますが、これらの代わりに as や than が似た機能を果たす場合があります。これを「疑似関係代名詞」と呼びます。本来の関係代名詞とは使い方が異なる部分もありますが、先行詞を修飾するはたらきを果たす点でよく似ています。


疑似関係代名詞(as)の主な用法

疑似関係代名詞として使われる as が特に有名なのは、“such ... as” という相関構文です。これは「…のような」「…するような」といった意味を表すために用いられます。


  • 例文:

    We must read such books as will benefit us.

    (訳)「自分のためになるような本を読まなければならない。」

上の例では “such books” が先行詞で、as が books を修飾する節(as will benefit us)を導いています。ここでの as は疑似関係代名詞として、先行詞に相当する “books” をもう一度受けているわけです。


疑似関係代名詞(as)の形をとる他の表現

“such ... as” 以外にも、状況によっては as が疑似関係代名詞のように使われる表現があります。たとえば、次のようなものが挙げられます。


  1. same ... as


    • 例文: This is the same bag as I bought yesterday.

      (訳)「これは昨日私が買ったのと同じバッグです。」

    • ここでは “the same bag” という先行詞を as が受けており、関係代名詞的な役割を果たしています。


  2. as is often the case with 〜 という慣用表現


    • 例文: As is often the case with children, they quickly made friends.

      (訳)「子どもにはありがちなことですが、彼らはすぐに友達になりました。」

    • この場合は文頭の as が、後ろの “is often the case with children” を導き、全体をまとめています。形は少し特殊ですが、やはり as が前にある内容を受けている点で疑似関係代名詞的な働きをしています。



疑似関係代名詞(as)の注意点


  1. 通常の関係代名詞と混同しない


    • as はそもそも接続詞など多機能な語であるため、「疑似関係代名詞」として使われているのか、別の役割で使われているのかを文脈に応じて判断する必要があります。


  2. such と相関して使われる場合が多い


    • “such ... as” の構文は、試験問題や英文法書でもよく扱われます。意味としては「…するような」「…と言えるような」というニュアンスを強く出すので、おさえておきましょう。



まとめ


  • 疑似関係代名詞(as)とは、先行詞を修飾し、関係代名詞のようにはたらく as の用法を指します。

  • とくに “such ... as” はよく使われる表現で、「〜するような○○」という意味を作ります。

  • 他にも “the same ... as” や “as is often the case with 〜” など、疑似関係代名詞として使われる as のパターンがいくつかあります。

  • ただし、通常の関係代名詞 (who, which, that) と異なる用法であるため、用い方をしっかり見極めることが大切です。

疑似関係代名詞はネイティブの表現に近づくうえで重要なポイントです。例文を多く目にして慣れていくと、文章をより自然に、そして押さえどころをしっかり踏まえた正確な英語が書けるようになります。

Grammatical item (English)(編集にあたっての捕捉情報)

PSEUDO RELATIVE PRONOUN: as

英語 - 日本語

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