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B1.2-B2.1
being + 過去分詞
進行形の受動態
説明
「being + 過去分詞」とは?
英語の受動態(passive voice)は基本的に「be動詞 + 過去分詞」で表されます。これに“進行形”の概念を組み合わせた形が、進行形の受動態です。具体的には「be動詞 + being + 過去分詞」という形で、「〜されている(最中だ)」という意味を表します。
形の作り方
- 進行形: be動詞 + 動詞の -ing 形
- 受動態: be動詞 + 過去分詞 (p.p.)
- 進行形の受動態: be動詞 + being + 過去分詞
たとえば、以下のように作ります。
現在進行形受動態(am/is/are being + 過去分詞)
- “The car is being repaired.”
- 直訳: 「その車は修理されているところだ」
- 意味: 修理作業が進行中だ(ちょうど修理の最中)。
- “The car is being repaired.”
過去進行形受動態(was/were being + 過去分詞)
- “The house was being built last year.”
- 直訳: 「その家は昨年建設されているところだった」
- 意味: 昨年のある時点で、家の建築作業が進行中だった。
- “The house was being built last year.”
ポイント
- 「being + 過去分詞」を使うと、「何かが“されている最中”だ」という進行中の受動態を表現できる。
- 現在形、過去形など、時制によってbe動詞の形(am/is/are/was/wereなど)を変えることで、いつ“されている”のかを示せる。
- 「being」は状態ではなく、進行を表している点が重要。たとえば“This car is fixed.”は「この車は修理されている(修理済みの状態)」を表すのに対し、“This car is being fixed.”は「この車は修理されている最中」という、進行しているイメージになる。
例文集
- “The bridge is being painted.”
- 橋が今まさに塗られているところ。
- 橋が今まさに塗られているところ。
- “She was being interviewed when I arrived.”
- 私が到着したとき、彼女はちょうどインタビューを受けている最中だった。
- 私が到着したとき、彼女はちょうどインタビューを受けている最中だった。
- “The road will be being repaired until next week.”(やや形式的)
- 来週まで道路は修理されている(作業中だ)だろう。
まとめ
- 「be動詞 + been + 過去分詞」は完了形の受動態。
- 「be動詞 + being + 過去分詞」は進行形の受動態。
それぞれ意味が異なるので、進行形の受動態は「『〜されている(作業が進行中)』を強調したいとき」に使う、と覚えておきましょう。
Grammatical item (English)(編集にあたっての捕捉情報)
being+PAST PARTICIPLE