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A1.1

the+名詞

名詞の前に付ける定冠詞the

彼女は猫を飼っている。その猫は白い。

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説明

以下では、英語における「the + 名詞」の使い方を、なるべく詳しく、わかりやすく説明します。


「the + 名詞」の基本的な意味

英語の定冠詞「the」は、「どの名詞か」が話し手・聞き手の双方にとって特定できるときに使われます。具体的には、下記のような状況で名詞の前に「the」が置かれます。


  1. すでに話題にのぼった・言及された名詞

    例:


    • “I bought a book yesterday. The book was really interesting.”

      → 2文目では「どの本か」が特定できるので “the book” となる。


  2. 文脈からどの名詞か明らかな場合

    例:


    • “He bought the book yesterday.”

      → ここでは、前後の会話や文章から「どの本を指しているか」がはっきりしているため、“the book” となる。


  3. 世界に一つしかなかったり、唯一の存在であるとわかっている場合

    例:


    • “the sun”(太陽は一つしかない)

    • “the moon”(月も1つしかない)


  4. 指示語や修飾によって特定される場合

    例:


    • “the girl who lives next door”

      → 「隣に住んでいる女の子」という修飾語句によって、その女の子が誰か特定できる。



「the」を使う際のポイント


  1. 「一度目」は不定冠詞(a/an)、「二度目」は定冠詞(the)


    • 初めてその名詞が登場するなら “a book”(どんな本かまだわからない)

    • すでに出てきたら “the book”(その本がどれかもうわかっている)


  2. 話し手・聞き手の間で共通認識がある場合


    • 会話や文章の内容、状況が示しているなど、名詞がどれか明確に伝わるなら「the」を使う。


  3. 常識的に一つとわかる場合


    • “the president”(文脈上、国や組織が限定されている場合)

    • “the top of the mountain”(山の頂上は1つだから特定できる)



まとめ

「the」は、名詞がどれを指しているのか明確にわかるときに使います。一度話題に出た名詞や文脈からすぐに特定できる名詞には「the」を付ける、と覚えておくとわかりやすいでしょう。たとえば以下の文では、すでにその本について話しているので “the” が必要になります。


He bought the book yesterday.


ここでは、話し手も聞き手も「その本」が何であるかを知っていることが前提になっています。こうした「特定の名詞」を示すときに使うのが「the」の大きな役割です。

Grammatical item (English)(編集にあたっての捕捉情報)

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