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B1.1

関係副詞(先行詞なし)

関係副詞に関係の深い前置詞は省略できる

ここがその事故が起こった場所です。

このボタンはなに?
説明

以下では、関係副詞の「先行詞なし」の用法について、より詳しく解説します。Markdown形式でまとめていますので、どうぞ参考にしてください。


関係副詞(先行詞なし)とは

関係副詞には “when”・“where”・“why”・“how” などがあります。もともと 「関係副詞+先行詞」 という形をとることができますが、一部の英語表現では 先行詞(名詞)を省略 して使うことが可能です。

たとえば、


  • when ← the time when

  • where ← the place where

  • why ← the reason why

  • how ← the way how

    のように、それぞれ先行詞である “the time,” “the place,” “the reason,” “the way” が省略されるケースがよく見られます。


先行詞の省略例

1. when の場合 (the time の省略)

「~のとき」という意味で使用される “when” は、先行詞の “the time” とともに表すのが本来の形ですが、しばしば省略されます。


  • 先行詞を含む形:


    • This is the time when I met her.

      (これが私が彼女と出会った時だ。)


  • 先行詞なしの形:


    • This is when I met her.

      (これが私が彼女と出会った時だ。※the time が省略されている)


2. where の場合 (the place の省略)

「~の場所」という意味で使用される “where” は、先行詞の “the place” が省略されることがあります。


  • 先行詞を含む形:


    • This is the place where we took pictures.

      (ここが私たちが写真を撮った場所だ。)


  • 先行詞なしの形:


    • This is where we took pictures.

      (ここが私たちが写真を撮った場所だ。※the place が省略されている)


3. why の場合 (the reason の省略)

「~の理由」という意味で使用される “why” は、先行詞の “the reason” が省略されることがあります。


  • 先行詞を含む形:


    • I don’t know the reason why he quit his job.

      (彼がなぜ仕事を辞めたのか、その理由がわからない。)


  • 先行詞なしの形:


    • I don’t know why he quit his job.

      (彼がなぜ仕事を辞めたのかがわからない。※the reason が省略されている)


4. how の場合 (the way の省略)

「~の仕方・方法」という意味で使用される “how” は、先行詞の “the way” が省略されることがあります。


  • 先行詞を含む形:


    • This is the way how I solve the puzzle.

      (これが私がそのパズルを解く方法だ。)


  • 先行詞なしの形:


    • This is how I solve the puzzle.

      (これが私がそのパズルを解く方法です。※the way が省略されている)


※なお、現代英語では “the way how” は冗長とされるため、実際によく使われるのは省略後の “This is how ...” の形です。


注意点


  1. 先行詞を省略するかどうかは文脈や好みによります。特にフォーマルな文書では先行詞を含めた形が使われることもありますが、会話やカジュアルな文章では省略形が自然です。


  2. how に関しては、先行詞を入れると「the way how」という形になり、「the way」がすでに方法を表すため “how” が重複扱いになります。


    • × The way how I solve the puzzle

    • ○ The way I solve the puzzle / How I solve the puzzle


  3. “why” は疑問詞として使うときも「理由を尋ねる」用法があり、関係副詞として機能しているかどうかは文脈で判断します。



まとめ


  • 関係副詞 (when / where / why / how) は、本来「先行詞 + 関係副詞」で表現できます。

  • しかし、日常的には先行詞が省略されることが多く、とくに「the way how」のように冗長になる場合は “the way” を省いたり “how” を省いたりしてシンプルに言うのが一般的です。

  • 形式ばった文脈・会話的な文脈によって使い分けを意識しましょう。

上記の注意点を踏まえて、英作文やリーディングで使われる関係副詞のバリエーションを理解しておくと、英文の読み書きがよりスムーズになります。ぜひ参考にしてみてください。

Grammatical item (English)(編集にあたっての捕捉情報)

RELATIVE ADVERB: WITHOUT ANTECEDENT

英語 - 日本語

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