副詞節: so that ...
so thatを隣どうしに置くso that 構文
以下では「目的を表す副詞節 so that ...」について、より詳しく、わかりやすい形で解説します。
1. 用法と意味
「so that ...」の節は「目的」を表すために用いられます。すなわち、“~するために...”や“~できるように...”という意味になります。たとえば、
I will leave early so that I can catch the first train.
(始発電車に乗るために、私は早く出発するつもりです。)
このように、主節で行われる行動の「目的・理由」を後ろの so that 節で説明しています。
2. 基本構文
目的を表す副詞節では、以下のように「so + that」を隣り合わせで置きます。
主節 + so that + 主語 + 助動詞 + 動詞の原形 + ...
ポイント: that はしばしば省略可能ですが、文中で省略するかどうかは文体や好みによります。
3. 中に入る「助動詞」と時制
so that ... 節の中では、次のような助動詞が用いられます。
- can / may / will / could / might / would など
選ぶ助動詞は「主節の時制」にあわせて形を変化させます。
現在形や未来形の場合:
- 主節が現在形・未来形の場合、so that 節では「can / may / will」などを用いるのが一般的です。
例) I study hard so that I can pass the exam.
(私は試験に合格するために一生懸命勉強しています。)
- 主節が現在形・未来形の場合、so that 節では「can / may / will」などを用いるのが一般的です。
過去形の場合:
- 主節が過去形の場合、so that 節では「could / might / would」などを用いて過去時制を表します。
例) I studied hard so that I could pass the exam.
(私は試験に合格するために一生懸命勉強しました。)
- 主節が過去形の場合、so that 節では「could / might / would」などを用いて過去時制を表します。
4. 「that」の省略
「so that」の構文では、
so that + 主語 + 助動詞 + 動詞の原形
という形で使われますが、口語やカジュアルな文体では「that」が省略されることがよくあります。
- 省略あり: I left home early so that I wouldn’t miss the bus.
- 省略なし: I left home early so I wouldn’t miss the bus.
省略して「so + 主語 + 助動詞...」と書く形も広く用いられる、と覚えておきましょう。
5. 例文まとめ
現在形・未来形の例
- I’m saving money so that I can travel around the world.
(世界中を旅できるように、お金を貯めています。) - I’ll write down the address so that I won’t forget it.
(忘れないように、住所を書き留めます。)
- I’m saving money so that I can travel around the world.
過去形の例
- He woke up early so that he could finish his homework.
(宿題を終わらせるために、彼は早く起きました。) - I practiced many times so that I would not make mistakes on stage.
(ステージで間違えないように、私は何度も練習しました。)
- He woke up early so that he could finish his homework.
6. 注意点
- 「so ... that ...」の構文は「結果」を表す場合にも使われますが(例: The box was so heavy that I couldn't lift it.)、ここで扱うのは「目的」を表す構文とは別物です。区別して覚えましょう。
- 口語では「so that」を「to 不定詞」と置き換えられる場合もあります。ただし、「to 不定詞」も「目的」を表しますが、so that よりは形式的でない印象になる場合もあります。
- 助動詞を入れずに「so that + 主語 + 動詞原形」を書いてしまうと誤用となります。必ず助動詞を入れるか、それが省略できる文脈かどうかを確認しましょう。
まとめ
- 「so that ...」は目的を表す副詞節であり、「~できるように」「~するために」と訳す。
- 「so + that」を隣り合わせで置き、必ず助動詞(can / may / will / could / might / would など)を用いる。
- 主節の時制にあわせて助動詞が変化する。
- 「that」は省略可能で、口語などでは「so」のみになることが多い。
このポイントを押さえておくと、英文を組み立てる際に「目的」をはっきり示すことができます。ぜひ例文を参考に、使いこなしてみてください。
Grammatical item (English)(編集にあたっての捕捉情報)
ADVERBIAL CLAUSE: so that