164
B1.1

There have+過去分詞

「~(~の間)ある、(継続的に)~している」をあらわす表現

最近、奇妙な出来事がいくつか起こっています。

このボタンはなに?
説明

以下の文は、“There have + 過去分詞”をより詳しく説明するために修正・加筆したものです。参考にしてみてください。


「There have + 過去分詞」の意味と使い方

1. 構造と特徴


  • 「There is / are」構文現在完了(have + 過去分詞)にした形です。

  • 主語の位置に「There」が来るため、文の焦点は「存在」や「状況」に当たります。「主語が何かをした」というよりは、「何かが起きてきた・存在している」というニュアンスを表します。

2. 意味


  1. (一定期間)~がある / ~が存在している

    例: There have been many challenges this year.

    「今年は多くの課題が存在してきた(この一定期間ずっとあった)。」

  2. (継続的に)~している / ~されている状態が続いている

    例: There have been so many discussions about this.

    「これについて非常に多くの議論がなされ続けている。」

これらはいずれも「ある状態が過去から現在まで続いている」ことを強調したいときに使います。

3. “There have + 過去分詞” を使う場面


  • ある事象や物事が過去から継続して存在しているとき。

  • 特に、「最近までに~が起こってきた」「いままでに~がなされてきた」というニュアンスを与えたいとき。

  • 状態や数量の変化も暗示できます(「増えてきた」「議論が長い間続いてきた」など)。

4. 文のバリエーション


  • 肯定文: There have been numerous reports about the issue.

  • 否定文: There haven’t been (have not been) any problems so far.

  • 疑問文: Have there been any updates on the project?

5. “There has + 過去分詞” との違い


  • 目的語(存在するもの)が単数か不可算名詞の場合は「There has been ...」を使います。

    例: There has been a significant change in policy.

  • 複数の場合や、主語にあたるものが複数形なら「There have been ...」となります。

    例: There have been many suggestions from the team.

6. よくある誤解やエラー


  • 「There is / are」構文と混同して、時制を間違えたまま使ってしまうことがあります。

    例: (誤) There is many discussions. → (正) There have been many discussions.

  • 「There have + 過去分詞」は現在完了形なので、現在とつながりのある過去の状態や動作を表す場合に使います。完結した過去方向の話には向きません。

    例: There were many discussions last year.(昨年のみの話なら過去形)


以上が、“There have + 過去分詞”構文のより具体的でわかりやすい解説です。この構文を使うと、「何かが過去から今まで続いて存在している」ことを示せます。日常会話でも、レポートや論文のようなフォーマルな文書でも使われるので、ぜひ活用してみてください。

Grammatical item (English)(編集にあたっての捕捉情報)

there+have/has+been

英語 - 日本語

ログイン / 新規登録

 

アプリをダウンロード!
DiQt

DiQt(ディクト)

無料

★★★★★★★★★★