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A2.2-B1.1

助動詞: might

mayの過去形

もしかすると明日雨が降るかもしれない。

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説明

以下では「might」の使われ方やニュアンス、その他の助動詞との違いをより詳しく解説していきます。


1. 「助動詞 might」の基本的な役割

助動詞 (modal verb) は主に動詞の前に置かれ、その動詞に「話し手の気持ち」や「状況」を付け加えます。

「might」は「~かもしれない」「~してもよい」という可能性や許可を表す助動詞です。


例:


  • He might run.


    • 「彼は走るかもしれない」


  • You might want to take an umbrella.


    • 「傘を持って行ったほうが(良いかもしれない)」



上記のように、「run(走る)」「want(~したい)」などの動詞の前に置かれ、「~かもしれない」という話し手の不確実な気持ちを表します。


2. 「might」は「may」の過去形?

「might」は元々「may」の過去形とされています。しかし、現代英語では「might」を使うときに、必ずしも過去時制や過去の出来事を表しているわけではありません。


  1. 「may」も「might」も「~かもしれない」という可能性を表す

  2. 「might」の方が「may」よりも可能性は低いニュアンスに聞こえることが多い


    • 例:


      • He may come. → 「彼は来るかもしれない」

      • He might come. → 「彼は来るかもしれない(けど確率はやや低そう)」



  3. 「might」の方が「丁寧さ」や「控えめ」な印象を与える場合もある

過去形としての用法

文法上の解釈としては「may」の過去形が「might」です。そのため、仮定法や間接話法で過去を表すときや、過去において「~かもしれない」と言いたいときに使われることがあります。


例:


  • He said he might come later.


    • 「彼は後で来るかもしれないと(以前)言っていました。」

    • ここでは、「過去の発話内容」を伝えているので might が使われています。




3. 「might」が表すニュアンス

3.1 可能性(~かもしれない)

「might」は、話し手自身がある出来事を「起こるか起こらないかはっきりしないが、一応可能性がある」と考えているときに使います。


例:


  • I might go to the party tomorrow. (「明日、パーティーに行くかもしれない」)

  • It might rain this afternoon. (「午後に雨が降るかもしれない」)


3.2 許可・丁寧な提案

「~してもいい」という許可を表したり、控えめに提案したりするニュアンスでも使われます。これは「may」に近いですが、より丁寧かつ控えめな言い方になります。


例:


  • Might I use your phone? (「電話をお借りしてもよろしいでしょうか?」)


    • 「May I ~?」よりもさらに丁寧・遠慮がちな印象


  • You might want to see a doctor. (「お医者さんに診てもらったほうがよいかもしれないよ」)



4. 「might」を使ったさまざまなパターン

4.1 過去の可能性を表す「might have + 過去分詞」

過去の出来事について「〜したかもしれない」と推測するときに、「might have + 過去分詞」が使われます。


例:


  • I might have left my keys in the car.


    • 「車の中に鍵を置き忘れたかもしれない」


  • He might have been sleeping when I called.


    • 「私が電話したとき、彼は寝ていたかもしれない」



4.2 仮定法や条件文での「might」

「If」などの条件節や仮定法の文脈で「実現可能性が低い」ことを示唆するとき、「might」がよく使われます。


例:


  • If I had more time, I might travel abroad.


    • 「もっと時間があれば、海外に旅行するかもしれないのに」


  • If we tried again, we might succeed.


    • 「もう一度やってみれば、成功するかもしれない」




5. 「may」と「might」の比較まとめ























may might
意味 〜かもしれない/許可 〜かもしれない/許可
ニュアンス 可能性がそこそこありそう 可能性がやや低い、または控えめ
時制 現在・未来の主観的可能性 元々は過去形だが、現代では「控えめな現在・未来」の可能性を表す


6. まとめ


  1. 「might」は「may」の過去形とされるが、現代では単に「可能性が低い」「控えめな言い方」として使うことが多い。

  2. 「He may come.」に比べると、「He might come.」は確率がやや低めに感じられる。

  3. 丁寧さや遠慮を表すとき、または過去の「~かもしれない」報告・推測表現(might have +過去分詞)などで用いられる。

英会話や文章でニュアンスの違いを明確にしたいときには「might」を使って、控えめに可能性を示すとよいでしょう。ぜひ、文脈に応じた「may」と「might」の使い分けを意識してみてください。

Grammatical item (English)(編集にあたっての捕捉情報)

MODAL/AUX: might

英語 - 日本語

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