最終更新日 :2025/01/28

reply

名詞

〈C〉返信

このボタンはなに?

彼の返事は否定的だった。

このボタンはなに?
解説

1. 基本情報と概要

単語: reply

品詞: 名詞 (ただし同形の動詞も存在します)

意味 (英語): An answer or response to a statement, question, letter, email, etc.

意味 (日本語): 何かに対する返事・返答のこと。

「reply」は、誰かからの問いかけやメッセージに対して応えるときに使われる名詞です。手紙、メール、会話など、形式的・カジュアル問わず広く使われます。「返事」「回答」というニュアンスがあり、相手に応答するときの一言・文章・行為そのものを指します。


  • 活用形(名詞):


    • 複数形: replies


  • 他の品詞になったとき:


    • 動詞: reply (replies / replied / replying)


CEFRレベル目安: B1(中級)

基本的なコミュニケーションでよく使われるため、日常会話にも登場する中級レベルの単語です。


2. 語構成と詳細な意味


  • 語幹: reply


    • 特定の接頭語・接尾語はついていませんが、「re-」というラテン系の接頭語が「再び」というニュアンスを持っており、「返す」「応える」という意味合いを表すと考えられます。


  • 関連語・派生語:


    • reply (動詞): 返事をする

    • response: 返答(類義語、ややフォーマル)

    • reply button: “返信ボタン” という意味でIT用語としても使われる


  • よく使われるコロケーション(10個)


    1. receive a reply(返事を受け取る)

    2. send a reply(返事を送る)

    3. wait for a reply(返事を待つ)

    4. a brief reply(短い返事)

    5. a polite reply(丁寧な返事)

    6. a written reply(書面での返事)

    7. immediate reply(即座の返答)

    8. reply time(返信にかかる時間)

    9. in reply to your query(あなたの問い合わせへの返答として)

    10. no reply(返答なし)



3. 語源とニュアンス


  • 語源: ラテン語の「replicāre(折り返す・反復する)」に由来していると言われています。

  • 歴史的使用: 古くは手紙や文書で「返事をすること」を指し、現代では電子メールやSNSの返信など幅広い場面で使われます。

  • ニュアンス・使用時の注意:


    • 「response」と比べると、日常的で直接的な返事の意味合いが強いです。

    • 書き言葉・話し言葉どちらでも用いられますが、「reply」は比較的カジュアルにもフォーマルにも対応できます。



4. 文法的な特徴と構文


  • 名詞としての使い方: 「a reply」「the reply」など冠詞を伴うことが多い。可算名詞なので、複数形“replies”も使います。


    • 例: “I received two replies from different companies.”


  • 動詞としての使い方: 「reply to 〜」の形が一般的。


    • 例: “I replied to their email.”


  • イディオム・構文


    1. in reply (to ...)(〜への返答として)


      • 例: “In reply to your question, I will provide further details.”


    2. have no reply(返答がない)


      • 例: “I have no reply to that statement.”



  • フォーマル/カジュアル:


    • フォーマルでもビジネスメールなどで使われ、「I await your reply.」のように書く。

    • カジュアルでも「Thanks for your quick reply!」のように言える。



5. 実例と例文

日常会話での例 (3つ)


  1. “Did you get a reply from Tom about the party yet?”

    (パーティーについて、トムから返事は来た?)

  2. “I sent her a text an hour ago, but I still haven’t received a reply.”

    (1時間前にメッセージを送ったんだけど、まだ返事が来てないんだ。)

  3. “No reply? Maybe she’s busy right now.”

    (返事ないの? たぶん彼女、今忙しいんじゃないかな。)

ビジネスでの例 (3つ)


  1. “Please send your reply by the end of the day.”

    (本日中にご返事をお送りくださいますようお願いします。)

  2. “I look forward to your prompt reply regarding the new proposal.”

    (新提案について、早急なご返信をお待ちしております。)

  3. “Thank you for your reply to our inquiry; we appreciate the clarification.”

    (弊社の問い合わせへのご返答、ありがとうございます。ご説明に感謝いたします。)

学術的な文脈での例 (3つ)


  1. “We are waiting for the professor’s written reply to our research proposal.”

    (私たちは研究提案に対する教授の書面での返答を待っています。)

  2. “In reply to the reviewer’s comments, we have revised section 3.”

    (査読者のコメントへの返答として、第3章を修正しました。)

  3. “A detailed reply to the survey questions will help improve the study’s accuracy.”

    (調査の質問への詳細な回答は、研究の正確性向上に役立ちます。)


6. 類義語・反意語と比較


  • 類義語


    1. response(返答)


      • よりフォーマルまたは一般的な言い方。

      • “I appreciate your response to my request.”


    2. answer(答え)


      • 質問に対する具体的な答えを指す。

      • “The answer to the puzzle was quite simple.”



  • 反意語


    • 質問そのものや依頼に対して“沈黙”や“無反応”が反意的状況を表すと考えられるが、厳密な単語としての反意語はありません。

    • “silence”(沈黙)や“no response”(無回答)が対義的な状況を示す。



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /rɪˈplaɪ/

  • アクセント位置: 後ろの “ply” の部分にアクセントがきます。

  • アメリカ英語/イギリス英語の違い: 大きな差はありませんが、アメリカ英語の方が “r” をはっきり発音する傾向があります。

  • よくある発音の間違い: “re-” の部分を /re/ としてしまうことがあるので注意が必要です。正しくは /rɪ/ もしくは /rə/ に近い音になります。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “replay” (リプレイ) と間違えやすい。 “replay” は「再生する」「リプレイ」の意味なので注意。

  • 前置詞の混同: 動詞 “reply” を使うときには “reply to ~” が基本。「reply for ~」は誤り。

  • 資格試験での出題例: TOEICなどのビジネスメール形式の問題などで、“Please reply at your earliest convenience.”のような用例が出る。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “re” + “ply”: “re” は「再び」「返す」という意味を持ち、“ply” は「重ねる」イメージがあります。何か投げかけられたものに対して、もう一度返すイメージで覚えると理解しやすいでしょう。

  • 音やスペリングのポイント: “reply” という単語は “re” と “ply” の二つに分けて覚えるとスペリングミスを防ぎやすいです。(re + ply)

  • 勉強テクニック: SNSなどの“Reply”ボタンを見かけるたびに「返事」という意味をイメージすると覚えやすいでしょう。


以上が名詞「reply」の詳細な解説になります。日常でもビジネスでも頻繁に登場する重要な単語なので、ぜひ使いこなしましょう。

意味のイメージ
reply
意味(1)

(…に対する)答え,回答(answer)《+to+

復習用の問題

彼の返事は否定的だった。

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