最終更新日:2024/06/13
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元となった辞書の項目

water

IPA(発音記号)
動詞

『…に水をかける』(まく,やる) / 〈動物〉に水を飲ませる / …に水を供給する;…を潅漑(かんがい)する / 〈液体など〉を水で割る,薄める《down》 / 〈織物・金属など〉に波紋(波模様)をつける / 〈動物などが〉水を飲む;〈船・機関などが〉給水を受ける / 〈目・口などが〉分泌液を出す

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私は庭の植物に水をかけました。

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解説

以下では、動詞としての「water」について、できるだけ詳しく解説します。


1. 基本情報と概要

単語


  • water (動詞)

意味(英語 / 日本語)


  • 英語: “to supply water to something (such as plants, animals, etc.)” or “to dilute or weaken by adding water”

  • 日本語: 「~に水をあげる」「~に水をやる」「水を加えて薄める」という意味です。植物に水をやるときや、飲み物や溶液などを希釈するときに使われる表現です。日常生活で植物を世話するときや、料理で濃度を調整したいときなど、比較的カジュアルに使われます。

品詞


  • 動詞 (他動詞)

活用形


  • 現在形: water / waters

  • 過去形: watered

  • 過去分詞: watered

  • 現在分詞(動名詞): watering

他の品詞になった例


  • water (名詞): 「水」という最も基本的な名詞形


    • 例: “Drink plenty of water.”(たくさんの水を飲みなさい)


CEFRレベルの目安


  • A2 (初級) 〜 B1 (中級)


    • “water(verb)”は「植物に水をやる」のように日常的でシンプルな場面から使えるため、A2〜B1程度のレベルと考えられます。



2. 語構成と詳細な意味

接頭語・接尾語・語幹


  • 基本的に “water” は接頭語・接尾語を含まない単語ですが、派生形として以下のような形が見られます。


    • overwater: 「(植物などに)水をやりすぎる」

    • water down: 「(文書や主張などを)水で薄める、弱める」


関連語・派生語


  • watered-down (形容詞): 「薄められた」「トーンダウンした」

  • watering can (名詞): 「じょうろ」

よく使われるコロケーション(10個)


  1. water the plants(植物に水をやる)

  2. water the flowers(花に水をやる)

  3. water the garden(庭に水をやる)

  4. water the lawn(芝生に水をやる)

  5. water your crops(作物に水をやる)

  6. water the animals(動物に水を飲ませる)

  7. regularly water(定期的に水をやる/加える)

  8. water thoroughly(しっかり水をやる/加える)

  9. water supply(水の供給)※名詞との組み合わせ

  10. water down a proposal(提案を弱める・トーンダウンする)


3. 語源とニュアンス


  • 語源: 古英語 “wæter” に由来し、「水」を意味する名詞として長い歴史があります。動詞としても古くから使われており、「水を供給する」「水をやる」という意味を伴ってきました。

  • ニュアンス:


    • 日常生活やカジュアルな会話でよく使われる表現です。

    • 「water down」の形で「内容を薄める・弱める」という比喩的な使われ方をする際は、ビジネスや政治文書においても用いられます。



4. 文法的な特徴と構文


  • 文法上のポイント:


    • 基本的に 他動詞 として、目的語(植物、花、動物など)が必要です。

    • 例: “I watered my plants.”(私は植物に水をやった)

    • 「water down」は句動詞として使われ、たいていは抽象的な “idea” や “proposal” などを目的語にとることが多いです。

    • 例: “They decided to water down the report.”(彼らはレポートを軟化させる(弱める)ことにした)


  • 使用シーン:


    • カジュアル: “I need to water my houseplants.”

    • ややフォーマル/ビジネス: “We might need to water down our marketing message before presenting it.”



5. 実例と例文

日常会話での例文(3つ)


  1. “I forgot to water the flowers this morning. They might be drooping now!”

    (今朝花に水をやるのを忘れてしまった。もうしおれているかも!)

  2. “Could you water the garden while I’m away on vacation?”

    (私が休暇でいない間、庭に水やりをしてくれる?)

  3. “Don’t overwater your succulents, or their roots might rot.”

    (多肉植物に水をやりすぎると根が腐るかもしれないから気をつけてね。)

ビジネスシーンでの例文(3つ)


  1. “We need to water down the language in this contract to make it more accessible to clients.”

    (この契約書の文言は分かりやすくするためにもう少し柔らかい表現にする必要があります。)

  2. “Management decided to water down the new policy to avoid employee backlash.”

    (経営側は従業員の反発を避けるため、新しい方針をトーンダウンすることに決めました。)

  3. “Let’s not water down our main message; it’s critical for the project’s success.”

    (私たちのメインメッセージを弱めないようにしましょう。プロジェクトの成功に不可欠です。)

学術的な文脈での例文(3つ)


  1. “Researchers watered the experimental crops daily to measure their growth under controlled conditions.”

    (研究者たちは実験用の作物に対し、制御された環境下での成長を測定するために毎日水やりを行った。)

  2. “Overwatering can lead to nutrient leaching in soil, affecting plant health.”

    (水をやりすぎると土壌の栄養分が流出し、植物の健康に影響を及ぼすことがある。)

  3. “The laboratory technicians carefully watered the cells in the petri dishes to maintain the correct humidity.”

    (研究室の技術者はペトリ皿の細胞に適切な湿度を保つため、注意深く水を加えた。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. irrigate(灌漑する):主に大規模な農地や設備などに水を供給する際に使う。よりフォーマルで専門的。

  2. moisten(湿らせる):汎用的に「少し湿らせる」という意味で、必ずしも「水」をかけるとは限らない。

  3. soak(液体に浸す):長時間水などに浸すニュアンスで、目的格が物の場合に主に使う。

  4. dampen(湿らせる):湿り気を加える、少し湿らすニュアンス。気持ち/雰囲気を和らげる意味でも使う。

反意語 (Antonyms)


  1. dry(乾かす)

  2. dehydrate(脱水する)


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA)


    • アメリカ英語: /ˈwɔːtər/ または /ˈwɑːtər/

    • イギリス英語: /ˈwɔːtər/ または /ˈwɒtər/


  • アクセントの位置: 最初の音節 “wa” に強勢があります。

  • よくある間違い:


    • アメリカ英語では “r” がはっきり発音される地域もあれば、頭の “wa” の音が /wɑː/ と発音される地域もあります。

    • “waiter” (ウェイター) と混同しないように注意が必要です。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミスに注意: “waater” や “watter” のように誤って母音や子音を重ねてしまうことがあります。正しくは “water” です。

  • 名詞形との混同: “water” は名詞として「水」、動詞として「水をやる」といずれも頻出するので、文脈を確認しましょう。

  • 試験対策: TOEICなどでは「植物や庭に水をやる」などの日常動作を描写する文を読解/リスニングで見かけることがあります。また “water down” はビジネス文書の表現を弱めるニュアンスで出題されるかもしれません。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「ウォーター(water)」というカタカナのイメージを活かし、「水をやる → ウォーターする」というように覚えると簡単です。

  • “water down” は「水を加えて薄める」という直感的なイメージで理解できます。

  • 植物の水やりをするときのビジュアルを思い浮かべ、「I water my plants every morning.」というフレーズで記憶を定着させましょう。

以上が、動詞「water」の詳細な解説です。日常生活でもよく使われる単語なので、ぜひ使い方をマスターしてみてください。

意味のイメージ
water

意味を覚えるための辞書問題

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