present
〈贈り物・賞など〉 を贈呈する, 〈人〉に贈る / 《…に》〈勘定書・小切手・書類など〉 を提出する,を渡す《to ...》 / 《…に》…を出して見せる,を提示する《to ...》 / 《…に》〈人〉を紹介する(introduce)《to ...》 / 〈作品〉を公開する;〈人〉を出演させる / 〈事が〉《人に》…を引き起こす《to, for ...》 / 〈銃〉をささげ銃(つつ)にする
1. 基本情報と概要
単語: present
品詞: 動詞 (他に名詞、形容詞の用法あり)
意味(英語): to give, show, or make something known to others
意味(日本語): (1)人に何かを渡す、「贈る」・「提示する」、(2)何かを発表する、(3)正式に「提出する」などの意味があります。「今、目の前に提示する」というニュアンスで、会議などで「発表する」、人に何かを「贈る」、公式な書類などを「提出する」といったシーンで使われます。
活用形:
- 現在形: present
- 3人称単数現在形: presents
- 過去形: presented
- 過去分詞形: presented
- 現在分詞・動名詞: presenting
- 現在形: present
他の品詞への変化例:
- 名詞: a present(プレゼント、贈り物)
- 形容詞: present(現在の、目の前にある)
- 副詞的表現: presently(現在はまもなく、そのうちなどの意味。文脈による)
- 名詞: a present(プレゼント、贈り物)
難易度(CEFR): B1(中級)
- 「present」という単語は日常会話やビジネスシーンでも比較的頻繁に登場し、バリエーション豊富に使われるため、学習レベルとしてはB1程度が目安です。
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- pre-(前に)+ sent (「送る」につながるラテン語 “sentire” は「感じる」の意味だが、“sent” に「送る」のニュアンスを含む語根もあり)。
- 元々、ラテン語の「prae」(~の前に)+「sentare」(ある状態にする)などが派生して、目の前に「出して見せる」というイメージが拡張してきました。
- pre-(前に)+ sent (「送る」につながるラテン語 “sentire” は「感じる」の意味だが、“sent” に「送る」のニュアンスを含む語根もあり)。
他の単語との関連性
- presentation (名詞):「発表、プレゼン」
- represent (動詞):「代表する、表す」
- presenter (名詞):「発表者」
- presentation (名詞):「発表、プレゼン」
よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)
- present an idea → アイデアを提示する
- present a gift → 贈り物を渡す
- present evidence → 証拠を提示する
- present a report → レポートを提出する
- present findings → 調査結果を発表する
- present a case → 事例を提示する / 訴えを出す
- present a threat → 脅威をもたらす
- present one’s work → 自分の作品を発表する
- present oneself at the meeting → 会議に出席する(公式なニュアンス)
- present a proposal → 提案を出す
- present an idea → アイデアを提示する
3. 語源とニュアンス
- 語源: ラテン語の “praesentare” 「目の前に出す・見せる」に由来します。フランス語を経由して中英語に取り入れられました。
- ニュアンス・使用時の注意点
- 「贈り物をあげる」だけでなく、「公式文書を提出する」「発表を行う」「証拠を見せる」など、フォーマルからカジュアルまで幅広く使えます。
- 「present」という動詞は、口語でもビジネスでも比較的幅広く使えますが、「贈る」意味で使う場合は「gift」という動詞(口語ではあまり使われない)や「give a present」という表現の方が直接的な場合もあります。
- 「贈り物をあげる」だけでなく、「公式文書を提出する」「発表を行う」「証拠を見せる」など、フォーマルからカジュアルまで幅広く使えます。
4. 文法的な特徴と構文
他動詞としての用法
- 目的語をとり、「~を提示する/提出する」といった意味で使われます。
- 例:
They presented the report to the committee.
- 目的語をとり、「~を提示する/提出する」といった意味で使われます。
自動詞的な用法
- 稀ですが、自分自身が会議に「出る・姿を現す」という際に “present oneself” という形で使われることがある(フォーマルな響き)。
- 例:
He presented at the conference yesterday.
という言い方で「発表した」という文脈もある。
- 稀ですが、自分自身が会議に「出る・姿を現す」という際に “present oneself” という形で使われることがある(フォーマルな響き)。
イディオム・構文例
to present someone with something
: 「人に~を贈る・授ける」- 例:
They presented her with an award.
present something to someone
: 「人に~を提示する・贈る」- 例:
She presented her proposal to the board.
フォーマル/カジュアル両方の使用シーン
- フォーマル: ビジネスプレゼンテーション、公式文書の提出、叙勲など
- カジュアル: プレゼントをあげる、口頭で意見を述べる、など
- フォーマル: ビジネスプレゼンテーション、公式文書の提出、叙勲など
5. 実例と例文
A. 日常会話(カジュアルシーン)
I want to present this birthday gift to my sister tonight.
(今夜、妹にこの誕生日プレゼントをあげたいんだ。)Could you present your idea at dinner so everyone can hear it?
(みんなが聞けるように夕食の時にアイデアを話してくれる?)I’ll present you with a small token of my appreciation for your help.
(手伝ってくれたお礼に、ちょっとしたお礼の品を渡すね。)
B. ビジネスシーン
We plan to present our sales strategy at the next meeting.
(次の会議で私たちの販売戦略を発表する予定です。)Could you present the quarterly report to the board of directors?
(四半期の報告書を取締役会に提示してくれますか?)She will present a new project proposal on Monday.
(彼女は月曜日に新しいプロジェクト提案を提出する予定です。)
C. 学術的な文脈
The researcher will present her findings at the international conference.
(その研究者は国際学会で調査結果を発表する予定です。)Students are asked to present a paper on contemporary art.
(学生たちは現代美術に関する論文を発表するよう求められています。)He was invited to present his latest study on climate change.
(彼は気候変動に関する最新の研究を発表するよう招待されました。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語 (Synonyms)
- offer (オファーする)
- 「差し出す」というニュアンスが強い。
- 「差し出す」というニュアンスが強い。
- submit (提出する)
- 提出のニュアンスが強く、フォーマル。
- 提出のニュアンスが強く、フォーマル。
- give (与える)
- 「あげる」や「与える」という最も一般的な言い方。
- 「あげる」や「与える」という最も一般的な言い方。
- introduce (紹介する)
- 新しいテーマや製品を人々に紹介する文脈で。
- 新しいテーマや製品を人々に紹介する文脈で。
- show (見せる)
- 視覚的に提示する、カジュアルなイメージ。
- 視覚的に提示する、カジュアルなイメージ。
- offer (オファーする)
反意語 (Antonyms)
- 「与える / 提示する」の反対として、明確に「受け取る」(receive) や「隠す」(conceal) が挙げられる。文脈によっては“withdraw” (撤回する) も反意に近い。
違い・使い分け
- present はフォーマルからカジュアルまで幅広く使えるが、「正式に提出する」「みんなの前で発表する」というニュアンスが強い。
- offer は「オファーする」ニュアンスが強く、相手が受け取るかは別問題。
- submit は公的な書類などを「提出する」、フォーマル度合いが高い。
- present はフォーマルからカジュアルまで幅広く使えるが、「正式に提出する」「みんなの前で発表する」というニュアンスが強い。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号 (IPA): /prɪˈzent/
- アメリカ英語: [プリ(弱め)ゼント] /prɪˈzɛnt/
- イギリス英語: [プリ(弱め)ゼント] /prɪˈzent/
- アメリカ英語: [プリ(弱め)ゼント] /prɪˈzɛnt/
- アクセント: 第2音節の “-sent” に強勢があります。
- よくある間違い: 名詞の “present” (プレゼント) の場合は /ˈpreznt/ と前の “pre” にアクセント、動詞の “present” は /prɪˈzent/ と “sent” にアクセントが移るので注意してください。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “prensent” や “presant” などと綴りを間違えるケースがあります。
- 同音異義語との混同:
- 動詞
present
(/prɪˈzent/) と 名詞/形容詞のpresent
(/ˈpreznt/) はアクセント位置が違う点に注意。
- 動詞
- 試験対策 (TOEIC・英検など):
- 「提出する」「発表する」の文脈で頻出。文脈を見て名詞か動詞かを見分ける問題がよく出ます。
- 「somebody is present at the meeting」という文脈の場合は「出席している」という形容詞用法なので、動詞と混同しないように要チェック。
- 「提出する」「発表する」の文脈で頻出。文脈を見て名詞か動詞かを見分ける問題がよく出ます。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- アクセントで使い分けを覚えるコツ:
- 「プレゼント」が名詞→ “present” (/ˈpreznt/) で“pre”を強く発音。
- 「贈る・提示する」が動詞→ “present” (/prɪˈzent/) で“sent”を強く発音。
- 「プレゼント」が名詞→ “present” (/ˈpreznt/) で“pre”を強く発音。
- イメージ:「前(pre-)に出して(sent)見せる・渡す」というイメージから「提示する・贈る」が連想しやすいです。
- 勉強テクニック:
- 名詞と動詞の発音切り替えに慣れるため、例文や音声を使って練習すると効果的。
- 「present a gift / present the results」を繰り返し言って、自然に口から出るようにすると良いでしょう。
- 名詞と動詞の発音切り替えに慣れるため、例文や音声を使って練習すると効果的。
上記が動詞「present」の詳しい解説です。フォーマルな場面では「発表」「提出」、カジュアルな場面では「贈る」の意味でよく使われる、とても便利な単語なので、ぜひ上手に使いこなしてください。