最終更新日:2024/06/18
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元となった辞書の項目

after

IPA(発音記号)
副詞

《順序・時》後に,後ろから,後で / その後, その...後

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解説

1. 基本情報と概要

単語: after

品詞: 副詞 (本題)、ただし「前置詞」「接続詞」としても使われる。

英語での意味: “after” as an adverb typically means “later” or “at a time following something”.

日本語での意味: 「あとで」「その後に」という意味です。たとえば「後になって、何かが起こる」「何かの後に行動する」といったニュアンスで使われます。

「こういう場面で使われる、こういうニュアンスの単語です」

→ ある出来事や動作が終わった「あとで」起こることを示すときに使います。カジュアルな日常会話からビジネスまで幅広く、比較的よく登場する単語です。


  • 活用形: 副詞の“after”に活用形はありません。

  • 他の品詞での例:


    • 前置詞 (preposition): “after the meeting” –「会議のあとで」

    • 接続詞 (conjunction): “I went home after I finished work.” –「仕事を終えたあとで、家に帰った」


CEFRレベルの目安: A2(初級)

→ 英語学習を始めて少し慣れてきた段階で登場しやすい、基本的な単語です。


2. 語構成と詳細な意味


  • 語構成:


    • “after” は特に明確な接頭語や接尾語は含まず、語幹にあたる部分が “after” そのものです。


  • 派生語や類縁語:


    • afterwards (副詞): 「その後で」

    • afternoon (名詞): 「午後」 (“after” + “noon”)


  • よく使われるコロケーション・関連フレーズ (10個)


    1. right after …「…の直後」

    2. soon after …「…のすぐ後」

    3. day after day「毎日」

    4. year after year「年々」

    5. happily ever after「その後ずっと幸せに」(おとぎ話などで)

    6. look after …「…の世話をする」(熟語)

    7. go after …「…を追いかける」

    8. time after time「何度も何度も」

    9. take after …「…に似る」(遺伝など)

    10. be after …「…を探している、欲しがっている」



3. 語源とニュアンス


  • 語源:


    • 古英語の “æfter” (『…に続いて』の意) から派生し、時系列の後続を表す基本語として発達しました。


  • 歴史的使用:


    • 古くから「後に来るもの」を示す意味で使われており、時代を経ても意味は大きく変わっていません。


  • ニュアンスや注意点:


    • 副詞“after”自体は「後で・後に」というシンプルな意味です。口語でも文章でも使われ、カジュアルからフォーマルまで幅広い場面で使われます。

    • ただし、同じ“after”でも前置詞や接続詞としての機能もあるため、文中での役割を見分ける必要があります。



4. 文法的な特徴と構文


  • 副詞としての使用例:


    • “I’ll do it after.” → 「あとでやります。」

    • 主に “later” と同義で使われ、少し省略的かつ口語的に聞こえることが多い表現。


  • 他品詞としてのポイント:


    • 前置詞 (after + 名詞): “after the party” → 「パーティーのあと」

    • 接続詞 (after + 文): “after we eat” → 「食べ終わったあと」


  • 可算・不可算など:


    • 副詞なので数えられません。名詞ではありません。

    • 前置詞・接続詞のときも可算・不可算の区別はなく、節や名詞句を従えます。


  • 使用シーン:


    • カジュアルな会話: “I’ll come after, don’t worry.”

    • フォーマルな会話・書き言葉: “He arrived home shortly after.”



5. 実例と例文

以下では、すべて副詞としての用法を意識した例文を示します。

(1) 日常会話 (3例)


  1. “I’m busy right now, but I can talk after.”

    → 「今は忙しいけど、あとで話せるよ。」


  2. “Can we grab coffee after?”

    → 「あとでコーヒーを飲みに行かない?」


  3. “Let’s finish our chores first and watch a movie after.”

    → 「まずは家事を終わらせて、その後で映画を観よう。」


(2) ビジネス (3例)


  1. “We have a meeting at 2 pm; let’s discuss the details after.”

    → 「2時に会議があるので、その後に詳細を話し合いましょう。」


  2. “I’ll email you the report after, once I finalize it.”

    → 「報告書を仕上げたあとで、メールしますね。」


  3. “Please confirm the client’s request and get back to me after.”

    → 「クライアントの要望を確認してから、あとで連絡ください。」


(3) 学術的場面 (3例)


  1. “We will run the experiment again and analyze the data after.”

    → 「もう一度実験を行い、その後でデータを解析します。」


  2. “Read these articles first, and we’ll discuss the implications after.”

    → 「まずはこれらの記事を読んで、その後に意味合いを話し合いましょう。」


  3. “The study suggests conducting further research; we shall plan that after.”

    → 「その研究では更なる調査を提案しているので、それは今後に計画しましょう。」



6. 類義語・反意語と比較


  • 類義語 (Synonyms)


    1. later「後で」

    2. afterwards「その後で」

    3. subsequently「次いで、その後に」


→ いずれも「あとで・その後に」の意味。ただし “subsequently” はややフォーマルな響きがあります。


  • 反意語 (Antonym)


    • before「前に」

      → 副詞“before”「前に」とは対になる関係です。


  • ニュアンスの違い:


    • “after” と “later” はカジュアルな日常表現として近い意味。 “afterwards” はやや文語寄り、または丁寧な響きがあります。



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA)


    • イギリス英語: /ˈɑːf.tə/

    • アメリカ英語: /ˈæf.tɚ/


  • 強勢 (アクセント)


    • 第1音節 “af-” に強勢が置かれます。


  • よくある間違い


    • イギリス英語では “ɑː” (長めのアー)、アメリカ英語では “æ” (短めのア) の音の違いに注意。

    • “t” の発音が弱くなることもあり、特にアメリカ英語では “アフダ(ー)” のように聞こえるときがあります。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルの間違い: “after” を “afterr” や “aftrer” としてしまう例など。

  • 同音異義語との混同: 同音異義語はありませんが、“later” との混在に注意。

  • 文法的用法の混同: 副詞として使う際と前置詞・接続詞として使う際で役割が異なるので、どこに名詞や節が続くかをチェックしましょう。

  • 試験対策 (TOEIC・英検):


    • 短い副詞表現問題や穴埋めで出題されやすいです。前置詞としての“after”と混同することが多いので注意。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • ヒント: 「後のこと是!」と覚えると、日本語の「あと」と綴りが似ていることもあって覚えやすいです。

  • イメージ: “after”は「ある出来事が終わった後ろに隠れて出てくる感じ」をイメージすると、順序がつかみやすいです。

  • 音やスペリングのポイント:


    • スペルはシンプルに “a-f-t-e-r”。

    • 発音に注意しつつ、カジュアルな場面では「アフター」と覚えておくと会話でも通じやすいです。


以上が副詞“after”の詳細な解説です。日常会話やビジネスなど、さまざまなシーンで便利に使えるので、用法をしっかり区別しながら活用してみてください。

意味のイメージ
after

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