最終更新日:2025/11/21
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underwrite

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元となった辞書の項目

underwrite

動詞

...の費用負担を承諾する / (文書など)に署名する / (株式・債券など)を引き受ける

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銀行はローンを担保した。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: underwrite

品詞: 動詞 (他動詞)

英語での意味

・「underwrite」は、保険や証券などにおいて、リスクを引き受ける契約をすること、あるいは資金提供を約束することを指します。

日本語での意味

・「保険や投資などのリスクを引き受ける」「金融面で支援・資金提供をする」という意味です。

「たとえば、銀行や保険会社が企業や個人のリスクを“引き受ける”というニュアンスがあります。」

活用形


  • 現在形: underwrite

  • 過去形: underwrote

  • 過去分詞形: underwritten

  • 現在分詞形: underwriting

  • 三人称単数現在形: underwrites

他の品詞になったときの例


  • 名詞形: underwriter(「引受人」「保証人」「保険引受会社(人)」など)

  • 形容詞形は一般的にはありませんが、複合形容詞として “underwriting standards” のように使用されることがあります。

CEFR難易度目安: C1(上級)

「金融やビジネスの領域で使う専門的な単語で、上級レベルの単語といえます。」


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • under + write


    • “under”には「下に」「内面に引き受ける」というニュアンスがあり、

    • “write”には「書く」という意味があります。

      もともとは文書の下部に署名して責任を取る、というところからきています。


他の単語との関連性


  • “insurance underwriting”(保険引受け)

  • “underwriter”(「引受人」「保険引受会社」)

よく使われるコロケーション(共起表現)10個


  1. underwrite an insurance policy

    (保険契約を引き受ける)

  2. underwrite shares/stocks

    (株式を引き受ける)

  3. underwrite a bond issue

    (債券の引受けを行う)

  4. underwrite a loan

    (ローンを保証する)

  5. underwrite a mortgage

    (住宅ローンの審査・保証をする)

  6. underwrite a project

    (プロジェクトの資金を保証する)

  7. underwrite a deal

    (取引を保証する)

  8. corporate underwriting

    (企業の引受業務)

  9. underwrite the costs

    (費用を負担する・保証する)

  10. underwrite an event

    (イベントの費用やリスクを引き受ける)


3. 語源とニュアンス

語源

“underwrite”は、中世英語で「文書の下部に署名する」という意味があり、署名することで契約上のリスクを受け持つ、という習慣から派生した語です。

ニュアンス


  • 保険や投資、金融などフォーマルで専門的な文脈で用いられることが多いです。

  • 資金面やリスク面で正式に“支えてあげる・保証してあげる”という堅いニュアンスがあります。

  • カジュアルな日常会話ではあまり使われませんが、ビジネスや金融業界では非常によく使われます。


4. 文法的な特徴と構文


  • 「underwrite」は他動詞として、後ろに「何を引き受けるか(目的語)」が来ることが多いです。

    例: “The bank has agreed to underwrite the new bonds.”

  • フォーマルな文書やビジネス上の文章で頻繁に使用されます。

  • 口語よりも文書、契約書、ビジネスシーン向きです。


5. 実例と例文

日常会話での例文(3つ)


  1. “My friend works at an insurance company; she helps underwrite policies.”

    (私の友人は保険会社で働いていて、保険契約の引受業務をやっています。)

  2. “I’ve never really considered how loans are underwritten by banks.”

    (銀行がどのようにローンを引き受けているか、これまであまり考えたことがありませんでした。)

  3. “They said the event was successful because it was underwritten by a big sponsor.”

    (そのイベントは、大きなスポンサーが費用を引き受けていたので成功したそうです。)

ビジネスシーンでの例文(3つ)


  1. “Our firm has decided to underwrite the IPO of a tech startup.”

    (当社は、あるテック系スタートアップの新規株式公開を引き受けることを決めました。)

  2. “We will only underwrite this project if certain risk mitigations are in place.”

    (私たちは、いくつかのリスク軽減策が整っている場合のみ、このプロジェクトを引き受けます。)

  3. “The bank refused to underwrite the loan due to insufficient collateral.”

    (担保が不十分だったため、銀行はローンを保証するのを断りました。)

学術的な文脈での例文(3つ)


  1. “Financial institutions underwrite bonds to facilitate government funding for large-scale infrastructure.”

    (金融機関は、大規模インフラのための政府資金調達を円滑にするために、債券の引受業務を行います。)

  2. “Researchers analyzed how underwriting standards influenced the mortgage crisis.”

    (研究者たちは、どのように住宅ローンの引受基準が住宅ローン危機に影響したのかを分析しました。)

  3. “The paper explores the historical evolution of insurance underwriting practices.”

    (その論文は、保険引受業務の歴史的な発展を探究しています。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. guarantee(保証する)


    • 「契約や支払いを保証する」という点で近いですが、“underwrite”は金融・保険面の専門的な状況に特化して使われやすい。


  2. sponsor(資金提供をする)


    • 「資金面でスポンサーになる」という意味ですが、引き受けるリスクを伴う“underwrite”とはややニュアンスが異なる。


  3. finance(~に資金を提供する)


    • 「資金を出す」ことに焦点があり、リスクを負うという点を強調したければ“underwrite”のほうが明確。


  4. back(支援する、後ろ盾になる)


    • 「支援する」という大まかな意味で似ていますが、金融や保険の専門的文脈では“underwrite”が適切。


反意語


  • withdraw support(支援を取り下げる)


    • 明確な一語の反意語はありませんが、「支援を撤回する」というニュアンスが“underwrite”の反対に近いです。



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA): /ˈʌn.də.raɪt/ (イギリス英語), /ˈʌn.dər.raɪt/ (アメリカ英語)

  • アクセント: 「un-der-write」のように、第二音節の「der」に強勢が置かれることが多いです。

  • イギリス英語とアメリカ英語の大きな音の違いはあまりありませんが、アメリカ英語では「dər」の部分がより「ダー」風になりがちです。

  • “under”の部分を「アンダー」と発音するのが一般的で、最後の“write”をライト/ライッツのように誤って発音しないように注意してください。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペリングミス


    • × “underwriteing” → ○ “underwriting” (現在分詞形)


  • 同音異義語との混同


    • “under right”のような区切りで書いてしまうなど、誤って分割してしまう。


  • ビジネスや金融、保険分野で頻出なので、TOEIC、金融英検、MBA関係のテストなどで出題される可能性があります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「文書の下にサインをする→リスクを引き受ける」というイメージで覚えるとわかりやすいです。

  • “under”が「責任を引き受けて下で支える」、“write”が「契約書に署名する」というストーリーでイメージすると記憶に残りやすいでしょう。

  • 金融関連のニュースや記事でよく目にするので、実際に事例を探してみると覚えやすいです。


以上が、“underwrite”の詳細な解説です。金融・保険など専門的な場面でしばしば使われる単語なので、実例を通じて覚え、使いこなせるようにしてください。

意味のイメージ
underwrite
意味(1)

;‘の'費用負担を承諾する

意味(2)

〈保険証書〉‘に'署名する

意味(3)

…‘に'保険をつける

意味(4)

《おもに過去分詞形で》…‘の'下に書く;〈文書など〉‘に'署名する

意味(5)

〈株式・債券など〉‘を'引き受ける

意味(6)

保険業を営む

ビジネス英単語(BSL) / 発音問題

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