最終更新日:2025/11/22
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restate

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元となった辞書の項目

restate

【動/他】《かたく》(強調するために)...を再び述べる, …を言い換える, を言い直す

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解説

1. 基本情報と概要

英単語: restate

品詞: 動詞 (verb)

活用形:


  • 現在形:restate / restates

  • 進行形:restating

  • 過去形:restated

  • 過去分詞:restated

英語での意味:

“to state something again or in a different way, often to make it clearer or more convincing.”

日本語での意味:

「(同じ内容を)再び、または別の言い方で述べる」「言い直す」

「もう一度伝え直すことで、より明確にしたり、強調したりするようなときに使われる動詞です。スピーチやプレゼンテーション、論文で、自分の主張をわかりやすく整理して伝えたいときに使用されることが多い表現です。」

関連する名詞形など:


  • restatement(名詞): 再言明、言い直し

CEFR レベルの目安: B2(中上級)

「ある程度複雑な文章や主張を整理して伝え直すような場面で頻出するため、中上級以上が目安です。」


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • re-(接頭語): 「再び」「もう一度」という意味を表す接頭語

  • state(語幹): 「述べる」「言う」という意味を持つ動詞 “state” から

類縁語・派生語


  • state (v.): 述べる

  • restatement (n.): 再言明、言い直し(“restate” の名詞形)

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. restate one’s position(自分の立場を再確認する)

  2. restate the question(質問を言い直す)

  3. restate the main idea(主旨を再度述べる)

  4. restate the facts(事実を再度述べる)

  5. restate the problem(問題点を改めて提示する)

  6. restate a policy(方針を再制定する / 言い直す)

  7. restate in simpler terms(より簡単に言い換える)

  8. restate key points(重要な点を再度整理する)

  9. restate the objective(目的を再度提示する)

  10. restate the conclusion(結論を言い直す)


3. 語源とニュアンス

語源


  • 「re-」はラテン語由来で「再び」を意味する接頭語。

  • 「state」は「言う」「述べる」を意味する中世英語からの語根。

歴史的な使われ方

英語の中で “restate” は近代に至り、特に論説文や議会で「発言を明確にするため」の動詞として自然に使われるようになりました。現在では、ビジネス文章や学術文書など、論理的・説得力を求められる文章中で頻繁に登場します。

ニュアンス・使用時の注意


  • フォーマル/カジュアル: 比較的フォーマルな場面で使われがちですが、日常会話でも「言い直す」というニュアンスを強調したいときに使えます。

  • 感情的な響き: 感情表現というよりは「分かりやすさ」「正確さ」を重視するニュアンスになります。


4. 文法的な特徴と構文


  • 他動詞としての用法: “restate something” のように、目的語を直接とる使い方をします。

  • 主な構文例:


    • “Let me restate this point for clarity.”(明確にするため、この点をもう一度言い直させてください。)

    • “I will restate my argument in simpler terms.”(自分の主張をより簡単な言葉で言い直します。)


イディオム

“restate” に特化した定型的なイディオムはあまりありませんが、議論やプレゼンなどで “to restate the obvious”(明白なことを改めて言い直す)という表現で使われることがあります。


5. 実例と例文

日常会話での例文(3つ)


  1. “Could you restate what you just said? I didn’t quite catch it.”

    「今言ったことをもう一度言い直してもらえますか? ちゃんと聞き取れませんでした。」


  2. “Let me restate the directions so you don’t get lost.”

    「道順が分からなくならないよう、もう一度説明しますね。」


  3. “I want to restate my opinion because I think I might have been misunderstood.”

    「誤解されているかもしれないので、もう一度自分の意見を言い直したいと思います。」


ビジネスシーンでの例文(3つ)


  1. “I would like to restate our company’s mission to ensure clarity among all departments.”

    「全部署の認識を合わせるために、当社のミッションを改めて述べたいと思います。」


  2. “To close the meeting, let me restate the key actions we decided on.”

    「会議を締めくくるにあたり、決定事項をもう一度まとめてお話しします。」


  3. “He restated the proposal to address the concerns of the stakeholders.”

    「彼はステークホルダーの懸念に対応するため、提案を再度言い直しました。」


学術的な場面での例文(3つ)


  1. “Allow me to restate the hypothesis in a more precise manner.”

    「仮説をより正確な形で再度述べさせてください。」


  2. “The researcher restated previous findings to establish context for the experiment.”

    「その研究者は実験の背景を示すために、これまでの研究成果を再度要約しました。」


  3. “In the conclusion, the author restates the importance of interdisciplinary collaboration.”

    「結論で、著者は学際的な協力の重要性を再度強調しています。」



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. rephrase(言い換える)


    • 元の意味を変えずに表現の仕方を変えるニュアンス。


  2. reiterate(繰り返す / 再び強調する)


    • 何度も繰り返して強調するニュアンスが強い。


  3. repeat(くり返す)


    • 同じことをもう一度言う。 “restate” よりカジュアルで幅広い意味。


  4. reassert(再び主張する)


    • 主張を再度強く述べるイメージ。


  5. reemphasize(再度強調する)


    • 具体的に「強調する」というニュアンスに焦点がある。


反意語 (Antonyms)


  • retract((発言を)撤回する)

  • withdraw(取り下げる)

いずれも “何かをもう一度言う” ではなく、「発言を取り消す」という点で正反対の動作になります。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /ˌriːˈsteɪt/

  • アクセント位置: 「re*state*」の “state” の部分に強勢があります。

  • アメリカ英語とイギリス英語: 大きな差はありません。共に /riːˈsteɪt/ と発音します。

  • よくある発音ミス: 接頭語 “re-” を曖昧に発音して “ri-state” が “rɪ-” のようになることがあるので注意が必要です。はっきり 「リー・ステイト」(ree-state) と発音すると伝わりやすいです。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: 「restate」を「re*s*tate」と書き間違えたり、「restate」と「restrain」(抑える)や「restart」(再起動する)と混同しないように注意。

  • 誤用例: 「言い直す」という文脈で “repeat” ばかり使ってしまう学習者がいますが、“restate” は「より明確にする」「他の言葉で」というニュアンスが強いので、使い分けが重要です。

  • 試験での出題傾向: TOEIC や英検のリスニング・ライティングで「一度述べた情報をまとめ直す」意味合いの設問や長文読解で登場しがちです。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • イメージ: 「re(再び)+state(述べる)」と「もう一度、はっきりと述べる」というイメージを結びつけると覚えやすいでしょう。

  • 覚え方: 「state」を知っていれば、そこに “re-” を付けるだけで「もう一度述べる」という意味になるとイメージしやすいです。

  • 勉強テクニック: 自分の意見や他人の意見を「もう一度整理して伝える」練習として、英語でパラフレーズ(言い換え)をする癖を付けると、自然に “restate” という表現に慣れることができます。


以上が “restate” の詳細解説です。何度か繰り返す「repeat」とは異なり、「言い換えたり、わかりやすくまとめたりして再度述べる」というニュアンスを把握しましょう。ビジネスや学術の場面で頻出の表現なので、しっかり使いこなせると表現力が上がります。

意味のイメージ
restate
意味(1)

《かたく》(強調するために)...を再び述べる, …を言い換える, ...を言い直す

ビジネス英単語(BSL) / 発音問題

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